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科学ライブショー「ユニバース」スタッフによるライブショーの紹介と感想。スタッフから見た「ユニバース」。1月14日@科学技術館の記事。

2017年01月14日

1月14日@科学技術館

今日の科学ライブショー「ユニバース」は、
伊藤哲也(国立天文台)が案内役となってお送りしました。
ゲストは春日部女子高校地球科学部の佐野由花さん、山田菜由さん、鎌田奈々子さん、
後藤優華さんで、「ゴッホの見た星」というお話を聞かせてもらいました。

ゴッホの描いた「ローヌ川の星月夜」という有名な絵があります。
この絵に描かれているひときわ明るい7つの星は長い間、北斗七星だと考えられてきました。
ところが最近、北斗七星では描かれた風景と方角が合わず、ペガスス座ではないかという
新説が出てきました。
地球科学部の皆さんは、これが北斗七星なのかペガスス座なのかを科学的に検証しました。

絵の中には36個の星が描かれています。
星は全て黄白色のぼうっとした形で描かれていますが、大きく描かれているものも
小さく描かれているものもあります。
ヒトの目には明るい星は大きく、暗い星は小さく見えますから、ゴッホはその通りに描き
分けたと考えられます。
そこで、まず、この絵に描かれている36個の星について、ペガスス座や北斗七星と
仮定した場合の対応する星を星図から特定します。
その後、現在観測されている星の実際の明るさ(等級)と絵に描かれた星の大きさ(直径)
を比較すると、ペガスス座よりも北斗七星のほうがより相関が高いことがわかりました。
このことから地球科学部の皆さんは、ゴッホが描いた七つ星は北斗七星だと結論を
出しました。

他にもこの絵から、ゴッホの目について興味深いことがわかります。
どうやらゴッホは赤色が見えづらかったようです。
この絵ではゴッホはすべての星を黄白色で描いています。
絵と対応させた星を現在の観測による星の色で分類し、実際の明るさと描かれた星の
大きさの分布を見ると、赤い星は相関は良いものの、描かれた星の大きさは小さく
なっています。このことからゴッホは赤色が見えづらかったという説を科学的に裏付ける
ことができました。

今日のユニバースでは「ライブ天体観測」のコーナーもありました。
米国シカゴのヤーキス天文台のビビアンさんに、満ち欠けする金星やソンブレロ銀河、
カニ星雲などの画像を見せてもらいました。

国際宇宙ステーション(ISS)が肉眼でも見えるのを知っていますか?
ISSにはトンボの羽のように巨大な太陽光パネルがついています。
これが陽の光を反射して、地上から肉眼で見えることがあるのです。
明け方や日没後にきらきら光る物体が空を横切って行ったら、
それはきっとUFOではなくISSです。
JAXAの『「きぼう」を見よう』というサイトを参考にISSを見つけてみましょう。

今日は他に、「本日の星空」「太陽系の姿」「銀河宇宙の世界」というコーナーをお送りしました。

科学ライブショー「ユニバース」では毎回様々なゲストをお呼びして科学の話題を
お送りしています。土曜日の午後はぜひ科学技術館4階シンラドームへお越しください。

投稿者 ライブショーアシスタント : 1月14日 | 科学技術館ユニバース

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