Synra dome 科学ライブショー「ユニバース」
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2012年12月22日

12月22日@科学技術館

クリスマスも直前に迫る中、本日のユニバースは案内役に
野本知理(千葉大学)、ゲストに郷田直輝さん(国立天文台
JASMINE検討室)をお招きしてお送りいたしました。

最初に小さな小さな「分子の世界」をのぞいてみることにしました。
身近にある調味料は分子の世界ではどのように見えるのでしょうか。
実はかわいらしく動いているかもしれませんよ。

今度は星座の形のお話です。私たちが見ている星座は、太陽系から
見ている星座の形です。太陽系を飛び出し、地球に一番近い恒星、
ケンタウルス座α星からの星空を観察しました。普段見ている星座の姿が
少し変わります。ぜひシンラドームに足を運んで観に来てください!

ところで、昔の星の並びは現在とあまり変わらないでしょうか。
それとも大きく違っているでしょうか。紀元前にまでさかのぼって
夜空を見上げてみました。恒星は現在とは全く違う位置にあり、
星座の形も違う形をしています。

恒星も動いているという話題がでたところで、「ゲストコーナー」
バトンタッチです。ゲストの郷田さんには「ジャスミン計画で挑む
星の地図と運動に隠された謎」というタイトルでお話ししていただきました。
星の動く速さはなんと毎秒数㎞から毎秒100㎞以上、ピストルの弾丸より
速く動いています。しかし、星々は非常に遠くにいるため、動いていても
ぱっと夜空を見上げても分かりません。ここでシミュレーションソフトを
用いてオリオン座を構成する恒星がどのように動くかを紹介しました。
時間をさかのぼるとベテルギウスはオリオン星雲から誕生したと考えられて
いましたが、現在わかっているデータを用いたシミュレーションで見ると、
ベテルギウスはオリオン星雲ではない方向に動いていました。ベテルギウスは
オリオン星雲からは誕生していないということがわかります。生まれた
場所が同じ星は近くに集まるはずなので、恒星の誕生を探る上で位置と
運動がわかるということは成り立ち等を知る上でとても重要になります。
見えている星の立体地図と運動の速さと方向を知ることで、その場所ごとの
重力の強さを知ることができます。これより銀河の構造や、正体不明の
ダークマターの分布などを知ることができるそうです。現在いくつか
予想を立て、実際はどのような構造かを求めるそうです。

どうやって星の立体地図をつくるのでしょうか。郷田さんたちはJASMINE
計画と呼ばれる、赤外線探査による位置天文衛星計画をすすめています。
天の川銀河内のバルジとよばれる中心付近の構造にある恒星を赤外線で観測し、
数百万個の星の(天球上での)位置、運動、太陽系からの距離を高精度で
観測する計画です。この(中型)JASMINEに先駆けて、超小型衛星を用いる
Nano-JASMINE計画とJAXAの小型科学衛星を用いる小型JASMINE計画を
進めています。Nano-JASMINEは550㎝×50㎝×50㎝、35㎏という小型な
装置で、20年前に開発された位置天文衛星と同じくらいの性能を持っています。
360万分の1度の精度で星の見える位置を求め、1000光年先まで探査する
そうです。2014年にブラジルから打ち上げる予定です。小型JASMINEは
Nano-JASMINEよりも100倍の高い精度、3億6000万分の1度の精度を
持つそうです。こちらは3万光年までの距離を探査するそうです。
どのようなことが新たに発見されるか注目ですね。JASMINE計画から目が
離せません。

最新の研究について分かりやすく、楽しく聴くことができる科学ライブショー
「ユニバース」にぜひお越し下さい。今年一年間ご来場ありがとうございました。
来年もさらにパワーアップしてお送りしますので、よろしくお願いいたします。
メリークリスマス!そして、良いお年を!!

投稿者 ライブショーアシスタント : 12月22日

2012年12月15日

12月15日@科学技術館

12月も半ばになり、そろそろ冬休みやクリスマスを楽しみに
している方も多いと思います。

本日のユニバースは亀谷和久(東京理科大学)が案内役を務め、
お送りしました。

星座のお話から始まったユニバース。冬はおおいぬ座のシリウス、
こいぬ座のプロキオン、オリオン座のベテルギウスを結んでできる
冬の大三角を見ることができます。さらに12月は双子座流星群が
見られることも話題になりましたね。

「ゲストコーナー」では片岡龍峰氏(東京工業大学)をお招きし、
「オーロラで見る宇宙の流れ」というタイトルでお話していただき
ました。オーロラは複雑な仕組みによってできています。太陽風という
灼熱のプラズマの風が地球に向かって吹いていますが、地球には
地磁気のバリアがあるため、太陽風はせき止められます。このときに
太陽風のエネルギーを受けて大気が光ります。これがオーロラです。
太陽活動で激しくなってくる太陽風の流れの様子がオーロラの形や
動きからわかることを紹介していただきました。また、オーロラには
様々な謎があり、例えば急に明るく広がるオーロラ爆発という現象や、
脈を打つような現象はよくわかっていません。オーロラの研究者は
これらの謎を解明するために様々な実験を行って調べています。さらに
オーロラを立体視で見る映像を紹介していただきました。
オーロラを立体的に映し出すためには、数km離れた二つのカメラを
使います。ライブショーの一週間ほど前に8km離れた2地点への設置
作業を完了されたそうです。またシンラドームで3Dオーロラを上映して
いただきましょう!アラスカからのオーロラのライブ中継にも成功
しました。

科学ライブショーユニバースではこの他にも様々な分野の話題を
お届けしています。是非、科学技術館4Fシンラドームへお越し
ください。

投稿者 ライブショーアシスタント : 12月15日

2012年12月08日

12月8日@科学技術館

12月に入り、冬至が近づいてきました。今年多くの天文現象で
注目を浴びた太陽も、夕方4時頃に沈んでしまいます。
さて、そんな短い昼の中で星空を見るには・・・?
本日のユニバースでは、3つの方法で日中に星空を見る方法を
紹介しました。

日中に星を見るための方法の1つ目は、夜の時間の場所へ
行くこと。本日の「ライブ天体観測」で紹介した深夜のアメリカや、
明け方近いチリなどに行けば・・・なるほど!星空を見ることが
出来ます。
アメリカ・ヤーキース天文台はあいにく曇天でしたが、先日
観測した木星やオリオン大星雲、こと座のリング星雲の画像で
目を楽しませてくれました。


12:8jup.png
図:木星とガリレオ衛星
12:8m57.png
図:M57(リング星雲)
12:8m42.png
図:オリオン大星雲

本日の「ゲストコーナー」では、平松正顕さん(国立天文台チリ観測所)
とSkypeで中継を繋ぎ、「標高5000mで見るALMA望遠鏡の空」という
タイトルでお話ししていただきました。
白いパラボラアンテナを66台並べて山手線と同じくらい大きな
電波望遠鏡をめざすALMA望遠鏡。
日本を含む東アジア、北米、欧州が協力して実現を図っています。
シンラドーム全体に映し出された大きなALMA望遠鏡の姿は圧巻
でした。各国が製作したアンテナはそれぞれ形が微妙に違います。
さてどこかな・・・?
また、南半球でしか観ることのできない大マゼラン星雲と、
一緒に映ったALMA望遠鏡の写真も見せて頂きました。標高5000mの世界は
空がとても澄んでおり、乾燥した気候と併せて星がとても
綺麗に見えるようです。実際に見てみたいですね!
現在は完成像の2/3である47台が設置されており、完成ももうすぐ
ですね。
ALMA望遠鏡を使うことで何がわかるのでしょう?
宇宙に漂う暗黒星雲についての研究や、銀河や惑星は
どうやって生まれたのか、生命はどこから来たのか、ということを
解明しようとしています。
今後の観測結果から何がわかってくるのか、期待で胸が膨らみ
ますね。

さて、2つ目の方法は、時間を進めること。
時間を進めた東京の夜空には、冬の星座や木星を望むことができます。
この時期、晴れた日の夜に空を見上げれば、
東京でもキラキラと瞬く明るい星々を観ることが出来ます。
寒い季節ですが、思い切って皆さん外に出て、空を眺めてみては
いかがでしょうか?

残る3つ目の方法は、宇宙空間へと飛び出すことです。
宇宙空間に飛び出してしまえば昼も夜も関係ありません。
目を疑ってしまうほどの多くの星達をいつでも見ることが
できます。
地球を離れ、太陽系からも抜けだし、宇宙空間を駆け抜ければ、
私たちの住む銀河の姿や近くの銀河の姿、さらにはそれらが
集まった宇宙全体の姿まで、普段見ることの出来ない宇宙の姿を
見ることができました。
いつか、自由に宇宙旅行をすることが可能になれば、このような方法も
夢ではありませんね!

投稿者 ライブショーアシスタント : 12月 8日

2012年12月01日

12月1日@科学技術館

2012年も残り1ヶ月となりました、本日の科学ライブショー
「ユニバース」は、案内役を伊藤哲也(国立天文台)が務めました。

季節としては今日は「冬」というのが一番しっくり来ると思いますが、
この時期でも、夏の大三角が見えるのをご存じでしたか?
冬は日が沈み空が暗くなる時間が早いので、日没後すぐの空には
未だに織り姫星と彦星を見ることが出来ます。
是非、本物の空で確認してみて下さい!

そのまま地球を飛び出して、太陽系の惑星達を見ていきました。
水星は先日クレーターの太陽光が当たらない部分に大量の氷があることが
発見されましたね。


ゲストコーナーは橋本淳さん(国立天文台太陽系外惑探プロジェクト室)
にお越し頂き、「若い太陽の周りの惑星誕生現場に見つかった
巨大なすきま〜複数の惑星が誕生している現場か?〜
というタイトルでお話しいただきました。

橋本さんが観測に使うすばる望遠鏡は、ハワイ島の標高4200mと大変高い
ところにあります。
そのため、現地の気圧は平地の6割程度と空気が薄く、
時には酸素吸入の装置も使うそうです。
また気温も低く、ハワイなのに雪が降ることもあるそうです。
橋本さんが今回観測されたのは太陽と同じ程度の質量の大変若い星です。
太陽のような星は生まれたばかりの頃にはまわりにガスやちりの円盤があり、
それらが集まって地球のような惑星が誕生します。
今回、この星を観測したところ、
円盤に巨大な「すきま」が発見されました。
これは一体・・・?
もしかしたら既に地球のような惑星が出来ているのでしょうか?
まだ、地球のようなサイズの惑星は直接は観測できてはいませんが
観測技術がアップグレードすれば更に詳しく分かるようになるかも
知れませんね。
今後の新たな発見に期待です!

そして、最後に先月まで星出宇宙飛行士が滞在していたISS
(国際宇宙ステーション)
へ。
そんな宇宙ステーションは実はいつ・どこで見れるのかが
分かっていれば、私たちの肉眼で見ることが出来ます。
今はまだ宇宙に滞在できるのは数人ですが、
将来的には宇宙に行ける人たちがずっと増えるかも知れませんね。

投稿者 ライブショーアシスタント : 12月 1日

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