Synra dome 科学ライブショー「ユニバース」
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2013年04月27日

4月27日@科学技術館

本日のユニバースは案内役を片岡龍蜂(東京工業大学)が努め、ゲストに
三好由純さん(名古屋大学)をお招きし、上演いたしました。

オーロラづくめの本日は太陽活動が静かだった2010年に撮影された
オーロラから始まり、太陽活動が比較的活発な最近に撮影されたものまで、
様々なオーロラを紹介しました。アイスランドの音楽を聴きながら眺める
オーロラはとても美しいものでした。オーロラ爆発と呼ばれる視界いっぱいに
急激に広がるものや今日の「ゲストコーナー」のテーマである脈動する
オーロラは見ていて楽しいものでした。また、シンラドームでのみ見ることの
できる立体オーロラも上演しました。飛び出して見えるオーロラにびっくり
されたお客さんもいらっしゃったようです。

オーロラを一通り紹介した後、今日の星空をヤーキス天文台から少しだけ
紹介しました。「ライブ天体観測」です。ヤーキスのビビアンさんには月と
球状星団のM3、渦巻銀河のM100を紹介していただきました。M3はおよそ
100万個の星が、M100はおよそ1000億個の星が集まってできているそうです。


m3.png
図:M3球状星団
m100.png
図:M100球状星団

さて、話題はオーロラに戻って、オーロラには未解明の問題があります。
オーロラ爆発がどうして起こるのか、2つめはオーロラ爆発の後に必ず
現れる脈動オーロラがどうして数秒ごとに点滅する(脈打つ)のかという
問題です。2つめの問題を解決するために、脈動するオーロラを研究
されているのがゲストの三好さんです。「脈うつオーロラとERG計画に
ついて」というタイトルでお話していただきました。

オーロラは太陽からの風が地球の磁気圏と衝突し、地磁気に沿って北極や
南極付近から大気中に太陽の風が吹き込むことで起こります。太陽風には
電子と呼ばれるマイナスの電気を持った粒が含まれており、電子が地球の
大気中の酸素や窒素と衝突することで美しいオーロラが現れます。脈動
するオーロラの場合も同じで、オーロラが光っているときに電子が降って
きて、光っていないときには電子が降っていないそうです。では、なぜ
電子が降ったり降らなかったりするのでしょうか。これにはオーロラの
「音」が深く関係していることがわかってきました。「音」といっても
オーロラを見ているときに実際に聞こえるわけではありません。オーロラ
からやってくる電波をアンテナで捉えて音に変換すると、小鳥のさえずりの
ように聞こえます。このさえずりは地球の磁気圏内に大量に含まれる
プラズマ(電気を帯びた粒の集まり)の中で波が現れたり消えたりするのに
対応しているそうです。なぜ、プラズマの波が現れたり消えたりするのかは
現在わかっておらず、解明するためにERG(エルグ)衛星を2015年に
打ち上げるそうです。ERG衛星の観測結果が楽しみですね。

科学ライブショー「ユニバース」では最新の話題を常に取り込んで
お送りしています。ぜひ、楽しい話を聴きにお越しください。

投稿者 ライブショーアシスタント : 4月27日

2013年04月20日

4月20日@科学技術館

本日の科学ライブショー「ユニバース」は
案内役を東京理科大学の亀谷和久が務め、
ゲストには国立天文台水沢VLBI観測所
の金美京さんをお招きしてお送りしました。

まずは地上から見た星空からスタートです。

3月に注目されたパンスターズ彗星は、だんだん暗く
なってきてはいますが、北の星空のカシオペア座のあたりに
あって一晩中沈まない星となっています。空の暗いところに
出掛ける機会があればぜひ挑戦してみてくださいね。

次に地球から宇宙へと飛び出しました。
ところで、地球から宇宙に飛び出すとき、
私たちはロケットを使っていますよね。
実は、JAXAは今年の夏に新型のイプシロンロケットを、
また、はやぶさ2を来年度に打ち上げる予定があるそうです。
打ち上げ時には皆様からのメッセージを
それらに搭載しようという夢の企画があります。
現在メッセージは募集中で、
JAXAのホームページから応募することが出来ます。
ぜひ、みなさんの想いを宇宙に打ち上げてみませんか?

宇宙に飛び出した後、太陽系に最も近い恒星である
αケンタウリからの星空を眺めてみました。
地上からの星空と他の星から見た星空は
どれだけ違って見えるのでしょうか?
気になった方はぜひ科学ライブショー「ユニバース」にいらしてみてください。

続いて「ゲストコーナー」では、金さんに、「日中韓を繋ぐVLBI:
東アジアVLBIネットワーク」と題してお話していただきました。

地球上の複数の望遠鏡を用いて同時に同じ天体を観測し、
観測データを合成することによって、望遠鏡同士の距離くらいある
とても大きな望遠鏡を用いて観測したのと同じ効果が得られます。
このような方式の望遠鏡を「超長基線電波干渉計(VLBI)」というそうです。
観測地点の数は多いほど、観測地点間の距離は長いほど、
より高性能な望遠鏡を用いたような観測が出来るようになります。

現在、日中韓の3か国はそれぞれVLBIを持っていますが、もしこれらを
つないでひとつのVLBIとすることができれば、各々で観測するよりも
高精度な観測を行うことができるようになるはずだそうです。

金さんは現在、このような東アジアVLBIネットワークを作る
プロジェクトに携わっているそうです。
これが実現すれば、より正確な宇宙地図を作ったり、いろいろな天体を
より細かく観測したりできるそうです。
東アジアVLBIネットワークによって神秘に包まれた宇宙をさらに深く
知ることができる日が来るのが楽しみですね。

こうして宇宙に思いを馳せながら宇宙の果てまで散歩して、
地球に帰ってきたところで本日のユニバースはお開きとなりました。

1996年4月21日の第一回目のライブショーから
明日で17年目を迎えることになります。
これからもみなさんとともに歩んで行きたい思いますので、
これからもぜひ科学技術館・シンラドームへお越しくださいね。
では、ドームでみなさんとお会いできるのを楽しみにしています。

投稿者 ライブショーアシスタント : 4月20日

2013年04月13日

4月13日@科学技術館

今日のライブショーは春らしい陽気のなか、埼玉大学の大朝由美子が
案内役を務め、多くのお客様をお迎えしてお送りしました。

現在の東京は、街明かりの影響からほとんど星を見ることができませんが、
100年位前には都心からもきれいな星空を望めました。今日は埼玉大学で
観測した最新の太陽の様子と、最近話題になっているパンスターズ彗星を
紹介しました。パンスターズ彗星は、夜明け前の東の空(カシオペア座付近)に
見ることができますので、建物や樹木などがなく空が開けた場所を見つけて、
双眼鏡などを使って観察してみてくださいね。

次は、「ライブ天体観測」です。アメリカ・ヤーキス天文台のビビアンさんと
つなぎ、時差を利用して天体観測を行っています。本日はあいにくの
雨模様でしたが、最近ヤーキス天文台で撮ったM42オリオン大星雲と
M51子持ち銀河の天体画像を解説していただだきました。


orion.png
図:オリオン大星雲
m51.png
図:子持ち銀河

地球を飛び出し、各惑星の紹介をしながら、宇宙旅行をしました。
太陽系で最も太陽に近い惑星の水星から、準惑星などの太陽系外
縁天体までを巡りました。

「ゲストコーナー」では、東京工業大学地球生命研究所の斎藤貴之さんに
「この夏天の川銀河中心で輝くガス雲」というタイトルでお話いただきました。

私たちの住んでいる惑星・地球を含む太陽系を内包する天の川銀河
ですが、今日はその中心部分でこれからまさに起ころうとしている
出来事の話題でした。

天の川銀河の中心部には太陽の400万倍もの重さの超巨大ブラック
ホールがあると考えられています。そこに、現在小さなガス雲が
接近しています。さらにブラックホールの強い重力の影響で圧縮されて
高温になり、太陽の明るさの数十〜数百倍で輝き、大きく変形すると
予測されています。その様子のシミュレーションを紹介していただき、
銀河中心付近の迫力ある動きを楽しむことができました。この最接近の
時期は諸説ありますが、早ければ今夏にも観測されるかもしれません。
今後の続報を楽しみに待ちたいですね。

最後に、天の川銀河を離れ、宇宙の様々な銀河の姿を眺めながら地球に
戻りました。毎週土曜日に行っている科学ライブショー『ユニバース』は、
科学者のライブ解説や週替わりのゲストによるタイムリーな科学トピックスの
紹介をしています。シンラドームで皆さんとお会いできることを心待ちに
しております。

投稿者 ライブショーアシスタント : 4月13日

2013年04月06日

4月6日@科学技術館

本日のライブショーは千葉大学の野本知理が案内役を務め、お送りしました。
はじめに「分子の世界」のコーナーでは、
分子の形からそれが何の分子なのかクイズ形式で出題しました。
水やエチルアルコール(お酒)といった身近な分子から、
酢酸やショ糖など調味料でお馴染みの分子などを
来てくださった方々に活発に答えていただきました。
また、食塩の分子を例に、温度を上げていくと分子が
どのような挙動をとるのかシミュレーションで見ていただきました。

この後は、1回目の上演では「太陽系の姿」のコーナーを、
2回目の上演では「恒星間飛行」のコーナーを上演しました。
太陽系の姿」のコーナーでは、惑星当てクイズを答えていただいた後、
もし地球の公転が速くなると、公転軌道を一周する時間はどうなるか、
また、太陽が無くなったり複数になると、太陽系の惑星はどのように
動くようになるかなどを紹介しました。

恒星間飛行」のコーナーでは、星座の形をテーマに、紀元前、白亜紀と
時の移り変わりとともに、オリオン座やシリウスなど私達の知っている
星座の形が、同じ形のままか、はたまた形が変わってしまうのか
という事を見ていただきました。

ゲストコーナー」では、国立天文台チリ観測所の小麥真也さんに
「アルマをつくる:電波天文学者の実際」というタイトルでお話して
いただきました。

日本の裏側、チリ観測所でALMA望遠鏡のプロジェクトに携わっている
小麥さんの仕事である、コミッショニングサイエンティスト(望遠鏡を
正しく使える状態にする)についてお話していただいた後、1兆分の1秒の
精度で調和する機械や、何十台にも及ぶ電波望遠鏡の連動など、
ALMA望遠鏡ならではの特徴を紹介していただきました。
世界中が協力して運用しているALMA望遠鏡の、これからの発見や成果に
今後も注目していきたいですね。

毎回ゲストや案内役、取り扱うテーマも変わりますので、シンラドームに
是非お越しください。

投稿者 ライブショーアシスタント : 4月 6日

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