Synra dome 科学ライブショー「ユニバース」
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2013年05月25日

5月25日@科学技術館

本日のライブショーは千葉大学の野本知理が案内役を務め、
4つのコーナーでお送りいたしました。

はじめに、「分子の世界」をCGモデルを用いて見ていきました。
1回目の上演では砂糖のような身近な調味料などを、
2回目はビタミンのお話をクイズ形式でお届けしました。
また、食塩の形では、熱を持っていることによってふらふら原子が
揺れる事に注目して、温度が変化すると食塩の分子が
どのように変化するか見ていきました。

次に「ライブ天体観測」を行いました。
今までのとてもスケールの小さい世界から変わって、太陽系の姿を見ていきました。
地球に近づいて日本の位置を見た後で、
ライブショーの時間は夜になっているアメリカに移動し、
シカゴのヤーキス天文台に着陸しました。
ヤーキス天文台のビビアンさんにSkypeで電話して、
実際に撮影した天体を紹介していただきました。
今回はM3やM13、M92など星が一万個以上集まった球状星団の画像をご覧いただきました。
特にM92は中心にブラックホールがあると言われているそうです。
この日はシカゴ大学の学生のみなさんも天文台に来られていて、
お客様にお見せした写真の撮影を行ってくださったのだそうです。

M92-20130525.png
M92球状星団

続いて、「太陽系の姿」を見ていただきながら、
ある日突然地球の公転速度が速くなったらどうなるか?
ある日突然太陽がなくなったらどうなるか?
ある日突然太陽系内に複数の太陽ができたらどうなるか?と
3つのシチュエーションを作ってシュミレーションを行いました。
お客様に質問を投げかけながら、どのように動いていくか見ていきました。

最後に東京大学大学院理学系研究科附属天文学教育研究センター
の本原顕太郎さんに「世界で一番高い天文台をつくる」という
タイトルでお話をしていただきました。
現在の天文学は人間が見ることのできる光、可視光だけではなく、
目に見えない赤外線や紫外線、X線など様々な光を用いて観測されています。
その光の違いによって天体の見え方が異なりますが、
その中でも赤外線は星間塵に隠されたものが見える、
温かいものが見えるという2つの特徴を持っています。
しかし、地上付近では大気中の水蒸気やオゾン、メタンといった物質が
赤外線を吸収してしまうので、より乾燥していてより高い場所に
望遠鏡をつくることが、よりよい観測に繋がっていきます。
現在TAOという口径6.5mの大型望遠鏡の計画が進められていて、
これはチリのチャナントール山という標高5600mの場所に
つくられる予定です。この場所は晴天率が90%で周りは砂漠なので
赤外線の観測にとても向いているそうです。
現在この場所には口径1mの望遠鏡があり、テストを行っています。
この場所は標高が高いので高山病になりやすく、
またふもとの宿泊場所から観測所まで往復4時間かかり、
紫外線がとても強いなど、観測する人間にとってはとても大変な場所とのことです。
TAOは2013年建設開始、2017年ファーストライトの予定です。
その時がとても待ち遠しいですね。

投稿者 ライブショーアシスタント : 5月25日

2013年05月18日

5月18日@科学技術館

本日のユニバースは亀谷和久(東京理科大学)が案内役を
務め、お送りしました。

まずは星座のお話からスタートです。今の時期は東京から
でも北極星を見ることができます。アルタイル、ベガ、
デネブからなる夏の大三角もありますね。

地球から飛び出して、太陽系の惑星たちについても紹介しました。
ユニバースでは、「もし太陽が無くなったら?」「地球が太陽の
周りを回る速さが変わったら?」「もし太陽の数が増えたら?」
といった、実際にはありえないような実験を見ることもできます。
さらに宇宙の果てまであっという間の宇宙旅行も楽しんで頂きました。
これらが気になった方はぜひユニバースへお越し下さい。

宇宙という大きなスケールの話の次は小さな世界の話へ移ります。
「ゲストコーナー」では古石貴裕(福井大学)さんをお招きして、
「シミュレーションで見る分子の世界」というタイトルでお話して
頂きました。分子はとても小さいものです。例えば髪の毛の太さは
100μm(1μm=1mmの1000分の1)くらい、最近ニュースでも取り
上げられているPM2.5は2.5μm程の大きさです。そして分子は1nm
(1nm=1μmの1000分の1)くらいです。世の中の物質はこんなにも
小さなものからできているんですね。

科学ライブショー「ユニバース」ではこの他にも様々な分野の話題を
お届けしています。ぜひ、科学技術館4Fシンラドームへお越しください。

投稿者 ライブショーアシスタント : 5月18日

2013年05月11日

5月11日@科学技術館

本日のライブショーは国立天文台の伊藤哲也が案内役を務め、
お送りしました。

まず、シンラドームに本日20時の科学技術館での星空を映し、
西空の地平線に沈むオリオン座などの冬の星座の話から、
南→東→北の順に方角を変えながら、夜空に見える春の星座、
北斗七星、北極星、土星などについてお話しました。

次に地球を飛び出して宇宙からの地球を見ました。ユニバース
上映時刻(14:00、15:30)に設定を戻し、日本ではこの時間、
日光があたっていて星が見えないこと、米国ならばこの時間に
夜になっていることを確認しました。そして、米国のシカゴ
郊外にあるヤーキス天文台のビビアンさんにSkypeでつなぎ
ました。ビビアンさんからM51、M57、M102、M82の画像を
送っていただき、それぞれの天体についてお話していただきました。


M51.png
M51
M57.png
M57
M102.png
M102
M82.png
M82


その後、地球から遠ざかり、太陽系の各惑星や太陽系外縁天体に
ついて説明しました。例えば木星は自転が速いために模様が
出来るなど、それぞれの惑星の特徴を指摘しました。

続いての「ゲストコーナー」では、国立天文台ハワイ観測所の
藤原さんに「すばる望遠鏡で探る宇宙の謎」と題してSkypeで
ハワイからお話しいただきました。すばる望遠鏡はハワイ島に
ある標高4200mのマウナケア山の山頂に設置されています。
望遠鏡の主鏡は直径8.2mで1枚の鏡で作られており、望遠鏡の
高さはおよそ25mあります。マウナケア山頂ですばる
望遠鏡の円筒状のドームと恒星の日周運動を写した写真やすばる
望遠鏡自体の写真を見せていただきました。ハワイ観測所には
100人弱のスタッフがいて、その約半分が日本人、残りは地元
ハワイの方でグローバルな環境ということです。藤原さんは
最近の観測で、ペルセウス座の方向180光年のところにある
恒星のまわりに石英の成分を発見したそうです。この石英は
恒星のまわりに惑星の材料となる砂粒があって、それに含まれて
いる可能性を示しています。今後も観測を継続していくとの
ことでした。

さらに、ハイパー・シュプリーム・カムという新しい観測装置に
ついて説明していただきました。この装置は高さが3mあり、
重さは3tというかなり大きなもので、すばる望遠鏡の8mの鏡の
真上に取り付けられます。この観測装置の特徴は、アンドロメダ
銀河のほとんど全部が1度の撮影で写せるほどの広い視野を
持っていることです。今後、遠くの銀河などを観測していく
予定で、今後の活躍が期待されます。

最後に、太陽系から宇宙の大規模構造までスケールを拡大して
見たのち、日本も参加している国際宇宙ステーションについて
解説しました。日本が設置した実験棟「きぼう」では宇宙空間に
実験装置を出せる暴露部を持っており、そこにX線望遠鏡や、
地球大気の観測装置がついています。国際宇宙センターは15ヶ国
ほどの国々が関係しています。これまでも多くの日本人の宇宙
飛行士が国際宇宙ステーションで活躍してきました。今年は
11月から若田さんが6か月間滞在する予定です。

梅雨に入ると本日のように雨が降っている日も増えますね。
そんな日には、ぜひシンラドームでゆったり科学ライブショー
「ユニバース」をお楽しみください。

投稿者 ライブショーアシスタント : 5月11日

2013年05月04日

5月4日@科学技術館

本日の科学ライブショー「ユニバース」は、
矢治健太郎(国立天文台)の案内でお送りしました。

皆さんは、最近夜空を見上げて星を見たりしていますか?

最初のコーナー「太陽系の姿」では、
この時期に見られる春の星座についてご紹介しました。
うしかい座のアークトゥルス、おとめ座のスピカ、しし座のデネボラから
構成される春の大三角は、都会など夜空が明るいところでもわかりやすく、
それぞれの星座を見つける道しるべにもなります。
ぜひ、 空を見上げて探してみてください。

また、最近太陽の活動が弱まっているのではないか
という話を聞いたことはありますか?
太陽の活動度は、黒点の数から類推することが出来ます。
黒点の数は11年周期で増えたり減ったりしています。
今は増えている時期なのですが、前回増加した時期(約11年前)に比べると、
まだ黒点の数が少ないそうです。
今回のユニバースではこのような現在の太陽の様子について、
国立天文台太陽観測所や太陽観測衛星 「ひので」で
撮影した画像も交えてご紹介しました。

ゲストコーナー」では、国立天文台 RISE月惑星探査検討室
の山田竜平さんに お越しいただき、
「太陽系天体の中身を探る!?〜かぐや、はやぶさの先へ〜」
というタイトルでお話していただきました。

山田さんの所属されているRISE月惑星探査検討室では、
月や惑星の内部の構造や組成を調べることで、
そのような星たちがどの様に出来てきたか研究しています。

月がどの様な構造になっているか調べるためには、
月に探査機を飛ばして詳細な観測を行う必要があります。
山田さんたちの研究チームでは、JAXAなどと協力して
月周回衛星かぐや(SELENE)を2007年に打ち上げ、
様々な研究を行ってきました。
今回は、特に月の重力場を測定し、重力場地図を作ることで、
内部構造を探っていく方法についてお話しました。
また、かぐやでは、リレー衛星を中継器として用いることで、
今まで困難だった月の裏側の詳細な重力場地図を作ることにも成功しました。

かぐやの活躍で、月の様々なことがわかってきましたが、
月の中心部がどうなっているかなど、まだたくさんの謎が残っています。
これらの謎を解明するため、かぐやの後継機となる
SELENE-2の開発も進んでいるとのことなので、
これからが楽しみですね。

かぐやの他にも、小惑星探査機であるはやぶさについても
ご紹介していただきました。はやぶさでもイトカワの重力を
計測することにより、質量を推定しました。
これにより、イトカワの平均密度が地球に比べて
3分の1程度と非常に低いことがわかりました。
これは、ラブルパイル構造と呼ばれる
瓦礫を積み重ねたような構造になっているためだと考えられています。

投稿者 ライブショーアシスタント : 5月 4日

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