Synra dome 科学ライブショー「ユニバース」
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2013年06月29日

6月29日@科学技術館

今日の科学ライブショー「ユニバース」は
大朝由美子(埼玉大学)の案内でお送りしました。

今は梅雨の季節であり、また、日中の時間が長いことから星があまりよく見えません。
そんな時でも見ることの出来る星はあるでしょうか?
例えば昼間も輝いている太陽があります。
そこで、埼玉大学で観測した太陽の画像を来場者の方々に見ていただきました。
最近は太陽がちょっと元気なようです。

その後、時間を夜に進めて、
天気が良ければ今ならおとめ座の近くに見える土星や
夏の大三角などの星々を紹介しました。
埼玉大学で観測したはくちょう座のアルビレオや土星の画像、
今のような街明かりが無い江戸時代だったら見えたであろう満天の星空なども
ドームに投影して楽しんでいただきました。

続いて「ライブ天体観測」のコーナーでは、
アメリカ・ヤーキス天文台にいるケビンさんとつなぎ、
現在夜中であるヤーキス天文台からのライブ天体観測を行いました。
本日はあいにくの曇り空であった為、昨夜ヤーキス天文台で撮影した
北斗七星などの星空や環状星雲のM57、子持ち銀河のM51
の紹介をしていただだきました。


m51.png
子持ち銀河のM51

今度はヤーキス天文台より更に南に位置する、南アメリカのチリ
に移動して、アルマ望遠鏡のあるアタカマ砂漠に降り立ちました。
東京からは見る事が出来ないような南十字星やカメレオン座、
また、さそり座など見え方が日本と少し違う星座についても紹介しました。

ゲストコーナー」では、
国立天文台チリ観測所の平松正顕さんに
「アルマ望遠鏡が電波で探る宇宙」
というタイトルでお話していただきました。

電波でものを見るとはどういうことなのでしょうか?
また、アルマ望遠鏡では電波で何を見ているのでしょうか?

まず始めに暗黒星雲で有名な馬頭星雲を、
私たちの目で見える光(可視光)で見た場合と、
アルマ望遠鏡のように電波で見た場合との違いを、
実際に画像で比較していただきました。

ちょうこくしつ座R星の観測画像を見ながら、
星はどのように年老いていくのか、
また、へびつかい座の原始星周囲の観測画像を見ながら、
生命の材料物質はどこからやってきたのか、
というアルマ望遠鏡の研究内容を紹介しました。
アルマ望遠鏡は、惑星や銀河、そして生命の始まりを解明するべく、
現在、地球の反対側で観測が始まっています。
今後更に驚くべき発見が、南米のチリから私達へ届く日が今から楽しみですね。

最後に、太陽系にある惑星の名前をみなさんに当てていただき、
太陽系を離れて私たちの住む天の川銀河、
そして、系外銀河やさらに遠い宇宙の世界を旅した後、
地球の科学技術館に戻りました。

科学ライブショー「ユニバース」では、毎週土曜日に
その週毎に違うゲストの方をお招きし
臨場感あるライブ解説や最先端の科学に関する話題を紹介しています。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。

投稿者 ライブショーアシスタント : 6月29日

2013年06月22日

6月22日@科学技術館

本日の科学ライブショー「ユニバース」南極特番は、亀谷和久(東京理科大学)を
案内役にお送りしました。

第一部では、科学技術館から見た太陽の動きと、宇宙から見た地球の動きを
見ました。時間を変化させてみると、地球は地軸を中心として回転している
ことがわかります。地軸の先には北極星がありますね。続けてりょうけん座
などのいくつかの星座を見ながら本日のトピックである南極へと向かいます。
前日はちょうど太陽が一年で一番長く出ている夏至でしたが、南極ではこの
日はいくら時間を進めても日が昇りません。これを極夜と言います。来場者の
みなさまと宇宙から一日中暗くなっている南極を眺め、南極の地上へと
着陸しました。南極は南半球なので、天の川が地上から昇るように見えたり、
南十字星が見えたりと、日本とは違った星空を見ることができますが、
さそり座など日本でもおなじみの星座も見ることができます。南極では
オーロラも見ることができます。今回は観測に行きやすいアラスカで撮影
されたオーロラの映像を眺め、オーロラはどうして出来るのか見ていきました。

第一部のゲストは情報通信研究機構/第52次・第53次・第54次日本南極
地域観測隊夏隊の北内英章さんです。南極に行くまでに南極観測船「しらせ」
という砕氷船に乗って行きます。南極は周りを天候が悪い海域に囲まれて
いるため、とても大きな「しらせ」でも、そこを通過するときは船が30度ほど
傾くこともあるそうです。実際の映像には船の上部まで水がかかり、船が
上下しているのが映っていて、大迫力でした。また、南極に近付くにつれて
氷を割って進んで行くことになりますが、どんどん進めるわけではなく、氷の
厚さが1.5メートルをこえると前進と後退を繰り返して反動をつけて割り
ながら進んで行きます。さらに厚くなり、5メートルをこえるとセンチメートル
単位でしか進めなくなるそうです。船が氷を砕きながら進む映像を時間を
縮めて見てみると、確かに進んでいることが確認できましたが、今度はこの
映像を実際の速さで見てみると、進んでいるのか判らないくらいの速さで
あったことがわかりました。これではとても時間がかかってしまうので、
観測隊はヘリコプターで先に昭和基地に向かいます。

南極ではペンギンやアザラシなどたくさんの生き物が生息していて、映像でも
好奇心旺盛なペンギンが近付いてくるのが見えました。ところで、南極には
観測隊の基地の他には氷の大地しか無いのでしょうか?来場者のみなさんに
1銀行、2郵便局、3コンビニの3択で、 実際にある施設を考えていただきました。
正解は郵便局で、普段は南極にいる方しか利用することは出来ないそうですが、
夏休みのイベントなどで南極を経由して郵便を出すことが出来るそうです。
ぜひ数万kmを旅する手紙を出してみてはいかがでしょうか?第一部の
最後には北内さんに持ってきていただいた南極の氷を触り、みなさんに南極を
感じていただきました。

第二部では、東京大学大学院理学系研究科/第54次南極地観測隊の福田
陽子さんに南極から中継でお話していただきました。日本よりも6時間遅いので、
南極時間の朝9時ごろからご出演いただきました。日にちはこちらと同じ6月
22日ですね。意外にも、昭和基地は南極大陸にはなく、島にあるそうです。
中継時の外気温は−15℃で、昭和基地の外の映像は白みがかった感じでした。
昭和基地の施設の説明を、事前に撮っていただいた映像を使って説明して
いただきました。

昭和基地の中心部は、居住棟、管理棟、発電棟と呼ばれる建物に分かれていて、
建物同士は通路棟(廊下)でつながっています。髪を切る場所などもあり生活に
必要なものは揃っているそうです。また、隊員一人が南極で食べる物の重さは
1年間で1tにもなり、その他にも人工で栽培できる野菜なども紹介していただき
ました。観測隊の人数は30人ですが、 観測者は半分くらいで、その他は
エンジニア、医師、調理師、大工、通信士など生活していくうえで必要な環境を
整える方で構成されています。

次に、福田さんが研究しているオーロラについて説明していただきました。
オーロラは主に電子が地球の大気に相互作用して発生します。そして、
オーロラには赤やピンクなどたくさんの色がありますが、その色は大気の
組成によって変わっていくそうです。昭和基地にはたくさんの観測機器が
あり、オーロラの速さの測定などを行っているそうです。福田さんへの質問
コーナーでは子供達からオーロラについての質問が多くあがり、思い思いの
疑問を投げかけていました。

1年後に帰ってきたときにまたお話をお聞きしたいですね。

投稿者 ライブショーアシスタント : 6月22日

2013年06月15日

6月15日@科学技術館

本日の科学ライブショーは野本知理(千葉大学)が案内役を務め、お送り
いたしました。

「原子や分子という言葉を聞いたことある?」という問いかけから最初の
コーナー「分子の世界」が始まりました。1回目の上演では酢酸やグルタミン
酸(うま味調味料)などの身近な調味料を、2回目はβカロテンやビタミンを
ご紹介しました。普段何気なく口にしているものは、こうして分子を見てみると、
動物みたいな形をしていたり、とても入り組んだ形をしていることがわかります。
調味料やビタミンの分子の次は食塩の融解の分子動力学シミュレーション。
温度を変化させるとどのように食塩の状態がどう変わっていくのかシミュレーション
しました。

次のコーナーは「星間飛行」と題して星座の見え方の違いに着目して
お送りいたしました。まず、太陽に一番近い恒星のαケンタウリに移動して、
みなみじゅうじ星の形が太陽系から見たときと違うことを見ていただきました。
αケンタウリからオリオン座を見てベテルギウスの隣に明るい星が見えます。
ここで「じゃあこの星は何でしょう?」と案内役から質問。
この星は太陽系に戻って見るとシリウスであるということが分かりました。
また、現代から時間を遡ってみると星座線が変わっていくことも見て
いきました。最後に、光速の90%の速さでベテルギウスに行ったときの
シミュレーションをして、光のドップラー効果で星が青くみえることを
紹介しました。

次のコーナーでは太陽系のモデルを使って2つの仮定について惑星の動きが
どうなるか考えていきました。1つ目はある日突然、太陽がなくなったら
どうなるだろうか?2つ目はある日突然、太陽系にいくつかの太陽が
現れたらどうなるだろうか?来場者のみなさんに問いかけながら
シミュレーションを行いました。こんなことが起きたら地球滅亡なのですが、
実際には起こりえないことなのでご安心を。

最後に「ゲストコーナー」では、東京工業大学の佐々木貴教さんに
「宇宙は地球であふれてる!?」というタイトルでお話していただきました。
系外惑星という太陽以外の恒星の周りを回っている惑星をスイスの
観測チームが1995年に初めて発見しました。そして現在(2013/6/15)
900個ほどの系外惑星が発見されています。系外惑星の大きさの内訳を
見てみると、地球サイズの惑星が木星サイズの惑星に比べて多いことが
分かっており、系外惑星に生命が存在しているのかが注目されています。
惑星に生命が存在できるかどうかは、液体の水が存在するかどうかが
重要になってくるそうです。中心の恒星からの距離が、液体の水が存在
するために丁度良いところにある領域をハビタブルゾーンと言い、地球は
ちょうどハビタブルゾーンに位置しています。現在、生命を宿す惑星の
存在する条件が調べられています!

詳しくは「地球から地球たちへ」で検索してみてくださいね。

投稿者 ライブショーアシスタント : 6月15日

2013年06月08日

6月8日@科学技術館

本日の科学ライブショー「ユニバース」は、
矢治健太郎(国立天文台)の案内でお送りしました。

最初のコーナー「太陽系の姿」では、
太陽系の惑星を一つずつ見ていき、
その後、中心にある太陽のお話をしました。
今日の太陽の様子を、国立天文台の太陽望遠鏡
撮影した黒点の写真で紹介しました。
また、昨日の太陽はどうだったのでしょうか?
昨日撮影されたものと比較して、
太陽の自転による黒点の移動を
みなさんに確認していただきました。
11年周期で活動度が変わる太陽、
今は活発な時期に入ってきていますが、
今日の太陽の写真は何だか黒点の数が寂しい・・・。
ということで、非常にたくさんの黒点が
現れた5月16日の様子も紹介しました。
太陽の観測は地上だけでなく宇宙でも行われています。
日本が打ち上げた太陽観測衛星「ひので」で
太陽の縁の部分をズームアップして、
ガスの吹き出しなど太陽が
激しく活動している様子を見てみました。

次に最近の天文トピックとして、
国立天文台が国際協力でハワイに建設予定の
新型望遠鏡TMTについて紹介しました。
TMTとは、Thirty Meter Telescopeの略、
主鏡の直径は30mあります。
「ユニバース」では主鏡を構成する
対角1.44mの分割鏡の試作品の
画像を紹介しましたが、これでもとても大きく、
その大きさに驚きの声が上がりました。

本日見える星空ということで北斗七星やしし座、おとめ座など、
今でも楽しめる春の星座や、夏の大三角形をかたち作る星々や
さそり座など、これから見ごろになる夏の星座の紹介をしました。

ライブ天体観測」のコーナーでは
アメリカのヤーキス天文台の
ケビンさんに出演していただきました。
天文台は現地時間午前0〜2時なのですが、
深夜にもかかわらずメシエ57や土星など、
ヤーキス天文台で撮影した天体写真を
見せていただきました。
現地は天気がとてもよく、
土星は「ユニバース」開演直前に撮影して
送っていただきました。

M57_20130608.png

M57環状星雲

Saturn_20130608.png

土星(開演直前に撮影)

ゲストコーナー」では、東京大学大学院理学系研究科
地球惑星科学専攻の堀田英之さんにお越しいただき、
「スーパーコンピューターの中の太陽」というタイトルで
お話していただきました。

太陽の黒点をズームアップした映像を見ていただき、
日本列島の形に似た黒点など、その形にも注目していただきました。
その後、何故黒点が出来るのか、どうやって出来るのかという疑問から、
現在堀田さんが行っているスーパーコンピューターによる
太陽の活動をシミュレーションする方法を紹介しました。
スーパーコンピュータは、なんと、あの、”京”!
1秒間に1京回の計算を行えるようになったおかげで、
かつて太陽全球殻を5億点で分解する
シミュレーションを3ヶ月かけて計算したところを
43億点もの細かさを4時間で計算できるようになりました。
最近ではシミュレーション計算によって、
見ることのできない太陽の内部を知ることが出来ました。
これからもシミュレーションがさらに進み、
いつか太陽の謎が解明される日が来るかもしれませんね。

投稿者 ライブショーアシスタント : 6月 8日

2013年06月01日

6月1日@科学技術館

本日の科学ライブショー「ユニバース」は、伊藤哲也(国立天文台)
の案内でお送りしました。

はじめに本日の星空を西側の空から見ていきました。西の空にはふたご
座やこいぬ座などの冬の星座、南の空にはおとめ座やうしかい座と
いった春の星座に加えて土星の姿を見ることが出来ました。さらに
東の空に目をやると、こと座のベガなど夏の星座が地上から顔を
覗かせていました。

次に「実感太陽系」と題して太陽系の大きさを皆さんに想像して
もらいました。シンラドームに太陽に見立てた電球を置いたとき、
惑星はどこに、どれぐらいの大きさになるのでしょうか。きっと
驚きますよ!

「ゲストコーナー」では日本大学理工学部航空宇宙工学科の阿部新助さんに
「地球衝突天体〜ロシア隕石落下と探査機はやぶさ地球大気再突入」
と題してお話していただきました。

「流星を見たことありますか?」の問いから始まり、内惑星軌道に接近・交差する
地球近傍天体(NEO)について説明していただきました。今日までに、NEOは
約1万個程発見されていて、その中でも地球の軌道にかなり近づく地球衝突危険
性天体(PHO)は1400個ほどあります。小天体とは、彗星、小惑星、メテオロイド
(流星)の総称です。小惑星は大きさが10m以上の小天体で、ガス活動を伴うものが
彗星です。典型的な彗星は、約8割が水の氷で出来ています。また、大きさが
10m以下のものをメテオロイドと呼び、地球には毎日100-300トン、1年間で
4〜10万トンものメテオロイドが降り注いでいます。その殆どが、マイクロ・
メテオライトと呼ばれる大きさがミクロン・サイズ以下の微小ダストです。流星
発光として肉眼で見えるものは、大きさが数百ミクロンからミリ・メートル程度の
もので、特に明るさが金星くらい明るいものを火球、さらに爆発を伴うようなものを
ボライドといい、隕石落下を伴うこともあります。流星発光(アブレーション)を生き
残り、地球の表面まで落下したものが隕石で、毎年陸地には数十個程度の隕石
落下が確認されていますが、海上も含めて正確な数は分かっていません。

2013年2月15日にロシアに落ちたチェラビンスク隕石の動画を見せていただき
ました。この隕石の成分を調べると小惑星イトカワと似たLLタイプのコンドライト
だという結果がでました。チェラビンスク隕石のような直径20mサイズの小さ
な小惑星の99%以上の存在は分かっていないそうです。また、はやぶさから取得
したイトカワのリモート観測データ(重力、体積、対応隕石種の平均密度など)
から、イトカワの空隙率が40%程度と考えられ、小惑星は一度ばらばらになった
ものが再び重力によりくっつきあった「ラブル・パイル」ということが証明されました。
地球衝突危険性天体である小惑星イトカワ由来の隕石も地球に落ちて来ている
可能性があります。

そして、はやぶさが地球に戻ってくる時の映像を見せていただきました。明るさは
−12.6等と満月ほどに明るくなりました。探査機の破壊強度は、隕石の1000分の1
(1-50MPa)と構造としてもろいことが分かります。カプセルは先に切り離されて
大気突入を生き残り、探査機本体は地球大気に突入し、高度約47kmまで流星
発光しながら消えて行ったそうです。その発光の強さを波長ごと(色別)に見て
いくと、はやぶさに使用されていた物質(鉄、マグネシウム、銅、チタン、アルミ、
モリブデン、リチウム、キセノンなど)特有の光が強く、とても分かりやすく見えて
いました。

投稿者 ライブショーアシスタント : 6月 1日

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