Synra dome 科学ライブショー「ユニバース」
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2013年07月27日

7月27日@科学技術館

本日の科学ライブショー「ユニバース」は
案内役を野本知理(千葉大学)が務め、お送りしました。

まずは「分子の世界」をお楽しみいただきました。
私たちの身近なところにある分子はどのような形をしているのでしょうか?
ビタミンCはとても可愛い形をしているんですよ。
犬のような形など様々な形をした分子の世界を、
みなさまもシンラドームにて体感してみませんか?

次に「ライブ天体観測」を行いました。
シカゴにあるヤーキス天文台から、ビビアンさんとセッションしました。
本日はM27のあれい状星雲を、赤外線、緑色〜青色のフィルタ、
黄色〜赤色のフィルタの3種類で撮影したものを順番に紹介しました。
フィルタの種類によって写る光の波長が変わるため、同じ天体でも全く異なる写真が撮れます。
最後に、これらを3つの写真を合成したRGB画像を紹介しました。
合成することで生まれたカラー写真はとても綺麗です。
当日に撮ったこの様な写真が全てドームで見られるのも、ライブ天体観測の醍醐味ですね。


M27-full-color2.jpg
M27あれい状星雲(RGB画像)

ライブ天体観測の後は「もしも太陽がなくなったら?」
そして、「もしも太陽が複数現れたら?」というシミュレーションを行いました。
太陽が増減したら私たちの住む地球はどうなるのでしょうか?
シンラドームでしか見ることのできないこのコーナーをぜひお楽しみください。

さて、地球を飛び出して、他の恒星から眺める星空はどのように見えるのでしょうか?
太陽系から最も近い恒星、αケンタウリからの星空を眺め、
地球からとは全く異なる景色をみなさまと楽しみました。

投稿者 ライブショーアシスタント : 7月27日

7月27日ゲストコーナー@科学技術館

7月27日「ユニバース」の「ゲストコーナー」は、
「小麦粉の不思議な世界と」というテーマで
山田昌治さん(工学院大学工学部応用化学科)
にお話していただきました。

「ライブ天体観測」や太陽消滅など"宇宙の話"をしていた中で"小麦粉の話"。
「さて、どのように宇宙と結びつけようか」とご丁寧に考えてきてくださいました。
どのように宇宙につながるか楽しみにしつつ、
最初に「小麦粉で作られる食品は?」という質問からコーナーが始まりました。
学会発表でもおなじみというこの質問。
うどんやパン、パスタなどをはじめ、そばのつなぎやクスクスという料理まで、
小麦粉は主役から脇役までマルチに活躍しています。
さて、小麦粉はどうやって"粉"からパンやうどんなどの"生地"になるのでしょうか?
デンプンが糊のようになって・・・と思う方もいらっしゃると思いますが、
デンプンの糊化温度は60℃くらいです。では、何が粉を生地にさせるのでしょうか?
その答えは小麦粉に10%くらい含まれるタンパク質にあります。
小麦粉と水を混ぜることによって、タンパク質と水が結合してグルテンができ、
練っていくことによってグルテンがつながっていき、巨大なポリマーに
つまり、生地になるそうです。
ちなみに、パンを作るためには薄い膜のような生地になるまで
しっかりこねてくださいとのこと。こねすぎも逆効果だそうです。

パン生地はまるで風船のよう。
ということで、生地にパン酵母をまぜると、
酵母の発酵によってできる炭酸ガスが生地を膨らませ、焼き上げるとパンになります。
おいしいパンを作るためには、パン酵母が生地にどのように散らばっているかが大切です。
その散らばり方を山田先生は研究しています。
パン酵母が生地にどのように散らばっているか、顕微鏡で観察してみよう。
としても、生地もパン酵母も白くてよく見えない・・・。
ということで、山田先生のグループはパン酵母の遺伝子を組み換えて、
酵母の表面にオワンクラゲの蛍光タンパク質が出るようにしました。
生地中のパン酵母の散らばり方が蛍光顕微鏡ではっきり見えるようになりましたが、
あまりに明るく光るので、なんと酵母のまわりの生地の構造も見えるようになりました。
これは学会でも参加者にビックリされたそうです。

パン酵母が生地を明るく照らす様子は、
まるで散光星雲が恒星の光によって輝くよう。

小麦粉生地の中に小宇宙を見ました。

投稿者 ライブショーアシスタント : 7月27日

2013年07月20日

7月20日@科学技術館

本日の科学ライブショー「ユニバース」は伊藤哲也(国立天文台)が案内役を
務め、「ゲストコーナー」では藤原英明さん(国立天文台ハワイ観測所)と
生中継を行いました。

東京の夜空でも夏の大三角を楽しむことができますが、「ユニバース」ではより
たくさんの星を3Dで眺めることができます。宇宙への旅の途中、みなさん思わず
手が伸びていました。

本日のゲストの藤原さんは、ここ科学技術館シンラドームではなく、ハワイの
マウナケア山(標高4200m)にある、すばる望遠鏡観測室にいらっしゃいました。
日本はまだ明るい時間ですが、ハワイは夜で山頂の外気温は3℃くらいととても
寒いそうです。しかし観測室の中は暖かく、 藤原さんはアロハシャツ姿での
ご出演となりました。

すばる望遠鏡は誰にでも使えるチャンスがありますが、半年に一度、観測計画に
関する書類審査が行われ、提出書類に付けられる点数の良かったものの順に
観測時間が割り当てられます。約5倍の競争率があり、すばる望遠鏡で観測
するためには、学術的な重要性を上手にアピールしながら計画を作らなければ
いけないそうです。しかし、せっかく観測時間が割り当てられても天気が悪かったら
観測できないため、観測室に「てるてるぼうず」をつり下げているそうです。

藤原さんの研究テーマは「宇宙での鉱物探し」です。今回の観測ではすばる
望遠鏡専用に作られた赤外線カメラ「コミックス」で、太陽系の外にある太陽の
ような星のまわりで惑星がどのようにできるのか、また、土星の輪にどのような
物質が存在するのかについて観測を行うそうです。これからもすばる望遠鏡の
最新成果から目が離せませんね。

最後に地球の地上400km上空を飛行している国際宇宙ステーションに
近付きました。去年の7月から4ヶ月間、星出彰彦さんが滞在していましたが、
今年の年末頃からは、約6ヶ月間、若田光一さんが国際宇宙ステーションに
滞在することになっています。私たちが国際宇宙ステーションに行くのは
大変ですが、実は地上から見ることができます。飛行機とは違い、点滅せず、
とても速く動く明るい点として見ることができます。

夏休みに入り、にぎやかな「ユニバース」となりました。これからの夏休み、
科学技術館シンラドームでお待ちしています。

投稿者 ライブショーアシスタント : 7月20日

2013年07月13日

7月13日@科学技術館

本日の科学ライブショー「ユニバース」は
亀谷和久(東京理科大学)が案内役を務め、
ゲストに本間希樹さん(国立天文台 水沢VLBI観測所)
をお迎えしてお送りしました。

先日は七夕でしたね。みなさんは七夕の夜空にどんな願い事を掛け ましたか?
はじめに、七夕の主役、織姫と彦星を中心に本日の星空を眺めました。
街明かりが暗い場所に行かれた際には、ぜひ天の川を眺めてみて下さいね。

次のコーナーは「ライブ天体観測」です。
アメリカのヤーキス天文台にいるビビアンさんと生中継でセッションを行い、
本日の上演前に望遠鏡で撮っていただいた画像を紹介しました。
今回は、ぺガスス座の球状星団のM15、
こぎつね座の惑星状星雲のM27(あれい状星雲)
はくちょう座の散開星団のM29、おおぐま座の渦巻銀河のM101、
そしてへびつかい座にある渦巻銀河のNGC6384の5枚です。
球状星団は恒星がたくさん集まっていて、
また、散開星団は恒星がたくさん点在していてとても綺麗ですね。


M15.png
M15球状星団

M29.png
M29散開星団

ライブ天体観測を楽しんだ後は、宇宙旅行を行いました。
私たちの住む地球から遥か宇宙の彼方まで、
星々の間をすり抜けながら遊泳するのはとても幻想的で素敵です。
みなさんもぜひ、シンラドー ムにてこの感動を体験してみませんか?

宇宙旅行を楽しんだ後は、「ゲストコーナー」です。
ゲストの本間さんに
「天の川の流れをキャッチ! 〜電波で見た最新の銀河系像」
と題してお話していただきました。

現在、日本ではVERAという天の川銀河(銀河系)の
地図を作成するプロジェクトが行われています。
これは、水沢(岩手県)、入来(鹿児島県)、石垣島、小笠原
にある4台の直径20mの電波望遠鏡を用いることで、
視力10万程度の直径2300kmものとても大きな仮想の望遠鏡を合成する
電波干渉計という技術により実現されます。
1年間の星の動きから年周視差を測定し、星の固有運動を観測します。
今回、このVERAから、天の川の回転に関する新事実が発見されました。
当初、太陽系近傍の星は天の川銀河において220km/sで動いていると思われていました。
しかし、今回の観測結果により実際には240km/sで動いていることが判明しました。
1秒間に240kmも進むと聞くと、とても速いイメージがありますが、
これでも天の川銀河を一周するのに2億年かかります。
天の川銀河が一回転するのを観察しようとすると、
孫やひ孫、玄孫の代でも全然足りませんね。
回転に関する計算には銀河中心からの距離と回転速度を用います。
回転速度が約10%増えると銀河の質量は約20%増える計算になります。
回転速度の増加により、暗黒物質がこれまでの観測結果よりも
多い可能性があることが明らかになったのです。
天の川 銀河の実態がこれからどんどん解明されるのが楽しみですね。

天の川銀河について思いを馳せたところで
本日の科学ライブショー「ユニバース」はお開きとなりました。
みなさんとシンラドームでまたお会いできるのを楽しみにしております。

投稿者 ライブショーアシスタント : 7月13日

2013年07月06日

7月6日@科学技術館

本日の科学ライブショー「ユニバース」は
矢治健太郎(国立天文台)の案内でお送りしました。

明日は七夕ということで、 科学技術館から七夕の星々を見ていきました。
おりひめはこと座のベガ、ひこぼしはわし座のアルタイルで、
天の川をはさんで明るく光っています。
この二つの星にはくちょう座のデネブを加えて夏の大三角ができます。
街明かりの多い都会では天の川は見えにくいですが、
三角形にならぶこれらの星はよく見えるので、ぜひ探してみてください。
関東はちょうど梅雨明けして、例年曇り空または雨模様な
七夕の空にも星空が期待できそうです。

本日の「ゲストコーナー」は
宇宙航空研究開発機構/宇宙科学研究所の吉川 真さんをお招きして、
「太陽系小天体の科学 〜隕石から『はやぶさ2』まで〜」
というタイトルでお話していただきました。

2013年2月15日、ロシアのチェリャビンスクで隕石の落下があり、
広い範囲で窓ガラスの破損など被害があり大変でした。
地上に大きな影響を与える隕石の落下は、1908年のツングースカ大爆発や
1992年、人口密集地帯の上空を通過したピークスキル隕石(ニューヨーク州)など
いくつも報告されており、決して少なくありません。
チェリャビンスク隕石ではあれほどの被害がありましたが、
これでも隕石の大きさは17mほどなのだそうです。
恐竜の絶滅につながった隕石の大きさは10kmあったと考えられています。
もし、そんな隕石が落下したら・・・。
そうならないために「スペースガード」という活動が行われており、
隕石のことをよく知るために、小惑星の研究も行われています。
現在、小惑星は60万個が見つかっており、
このうち少なくとも1万個は地球に接近する軌道を持つことがわかっています。
また、2010年、小惑星探査機「はやぶさ」が小惑星「イトカワ」
から持ち帰った微粒子が、地球に多数落下している
普通コンドライトと呼ばれる隕石と同じ組成をしていることがわかりました。

来年打ち上げ予定の小惑星探査機「はやぶさ2」についてもお聞きしました。
はやぶさ2の目的地は小惑星1999 JU3。
大きさ900m程度のじゃがいものような小惑星で、
その表面の岩石の中に有機物が含まれていると考えられています。
はやぶさ2は、この小惑星から物質を持ち帰ることを目指しますが、
さらに、人工的なクレーターを作ってそこに着陸し、
日焼けしていない小惑星内部の物質を採取することにも挑戦します。
地球の生命の起源について何か発見があるといいですね。

今回(のユニバース)は全国同時七夕講演会として行いました。
七夕に合わせて、ここ「ユニバース」を始め、様々な場所で講演会が行われています。
お近くの講演会に訪れてみてはいかがでしょうか。

投稿者 ライブショーアシスタント : 7月 6日

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