Synra dome 科学ライブショー「ユニバース」
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2013年09月28日

9月28日@科学技術館

本日の科学ライブショー「ユニバース」は、大朝由美子(埼玉大学)が
案内役を務め、お送りしました。

さて、昼間に星を見たいと思ったら、どうすればよいでしょうか?
ひとつめは夜の時間の場所に行くこと。そこで、アメリカのヤーキス
天文台とつないで「ライブ天体観測」を行いました。本日はヤーキス
天文台で観測された超新星残骸のM1かに星雲に加え、11月末に太陽に
最も近づくアイソン彗星の観測画像をご覧いただきました。今日の
ヤーキス天文台の天気は快晴で、気温18℃と観測日和!素敵な星空も
見ることができました。


m1.png
図:M1かに星雲
ison.png
図:アイソン彗星

ふたつめは、時間を進めて夜にすること。日本の空に戻って、
今日の夜空を見ていただきました。夜になると西に夏の大三角、
東には冬の星座であるオリオン座が見えていて、星空にも季節の
変化が見られますね。未明になると、月や木星も見えてきます。
秋晴れの星空を、みなさんもぜひ見上げてみて下さい。

みっつめは、宇宙に行くこと。宇宙に飛び出して空を見ると、
肉眼では見ることのできない星たちの姿を見ることができます。
太陽系の惑星たちの模様を眺めつつ、土星の環のなかを通って、
火星と木星の間の小惑星帯、さらに海王星の外側にあるカイパー
ベルトも紹介しました。

ところで、小惑星帯やカイパーベルトには、岩や氷でできた小さな
天体がたくさんあります。「ゲストコーナー」は寺居剛さん(国立
天文台)に、「太陽系小天体から探る惑星大移動」というタイトルで
これらの小天体についてお話していただきました。

太陽からの距離が遠い太陽系外縁部には、温度が低いため氷で
できた天体が多くあります。そこには、様々な軌道や大きさ、
色の天体があります。大型の外縁天体はどれも軌道の傾きが
大きいという特徴があります。それらは別の場所で作られて
移動した天体だと考えられています。天体を移動させたのは
海王星など大きな惑星。巨大惑星が誕生したときに、元の場所
から少し動いたことで玉突き事故のように小さな天体たちが
飛ばされたと考えられています。これからすばる望遠鏡を
使った観測も行われるそうで、 結果がとても楽しみですね。

毎週違った内容でお届けしている科学ライブショー「ユニバース」。
みなさんもぜひシンラドームまでお越し下さい。

投稿者 ライブショーアシスタント : 9月28日

2013年09月21日

9月21日@科学技術館

9月も終わりに近付き、暑さも和らいできましたね。本日のユニバースは
亀谷和久(東京理科大学)が案内役を務め、お送りしました。

まずは夜空に見える星座のお話からスタートです。この時期の夜8時頃には
こと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブを結んだ夏の
大三角が天頂付近に輝いています。東の空にはペガスス座やアンドロメダ座
などの秋の星座が見つけられるでしょう。さらに夜がふけて真夜中過ぎに
なると、おうし座やオリオン座などの冬の星座も姿を現します。ぜひ実際の
夜空でも探してみてくださいね。

ところで、オリオン座にはベテルギウスやリゲルといった星がありますが、
先日開催された日本天文学会では、最近の観測からベテルギウスの大きさが
以前よりも大きくなっている可能性があるという発表もあったそうです。
今後の研究の進展が楽しみですね。

「ゲストコーナー」では藤原英明さん(国立天文台ハワイ観測所)をお招きし、
「すばる望遠鏡の夏休み」というタイトルでお話していただきました。

ハワイのマウナケア山頂(標高4200m)には日本が建設したすばる望遠鏡が
あります。望遠鏡本体はとても大きく、床からの高さは25mもあるそうです。
天体からの光を集めるための反射鏡の直径は8.2mもあり、世界でも最大級の
望遠鏡です。富士山より高い所にあり観測条件が非常に良いため毎晩観測が
行われているのですが、実は数年に一度すばる望遠鏡も夏休みをとることが
あるそうです。望遠鏡にも休みがあるのですね。つい先日の夏休み期間には、
反射鏡からホコリなどの汚れを落として化粧直しをする作業が行われた
そうです。反射鏡は厚さ20cmほどのガラス板の上にアルミニウムを薄く
コーティング(蒸着)してできています。今回の作業では、まず古いアルミニウムの
層を薬剤で落とし、小さな傷などが無いかチェックしたあと再び蒸着を行って
新たな鏡面が作られました。反射鏡は観測に使う重要な物なので、2ヶ月ほど
かけてきれいにするそうです。その作業の様子を動画や写真を交えて解説して
いただきました。ちなみに、最近では、すばる望遠鏡により、太陽系の外にある
星の惑星や、129億光年先の宇宙の様子などの観測に成功したそうです。
今後は新型のカメラで観測を行うということなので、その成果が楽しみですね。

最後に宇宙の果てまであっという間の宇宙旅行を体験していただきました。

科学ライブショー「ユニバース」ではこの他にも様々な分野の話題をお届け
しています。ぜひ、科学技術館4Fシンラドームへお越しください。

投稿者 ライブショーアシスタント : 9月21日

2013年09月14日

9月14日@科学技術館

本日の科学ライブショー「ユニバース」は伊藤哲也(国立天文台)が
案内役を務め、ゲストに日下部展彦さん(国立天文台)をお迎えして
お送りしました。

本日はイプシロンロケットの打ち上げ日でした。1回目の開始前、
来場者の皆さんとロケットの打ち上げ生中継を見ることができました。

その後は夜空を見上げ、カシオペヤ座や北斗七星を使った北極星の
見つけ方を紹介し、宇宙へと飛び出しました。宇宙からも形が
特徴的なオリオン座が見え、オリオン座を構成するベテルギウスが
もうすぐ爆発するのではないかという説も紹介しました。宇宙から
地球を見てみると、日本がお昼の時間でも反対側の国々は夜である
ことがわかります。次は夜の地域のひとつ、アメリカ・シカゴの
ヤーキス天文台とつなぐコーナーです。

「ライブ天体観測」では、ヤーキス天文台にいるビビアンさんとの
セッションを行いました。ヤーキス天文台でで撮られた、木星や
M77渦巻銀河、M1かに星雲、天王星などを紹介しました。日にちを
かえて撮影した天王星の画像を交互に見ると、天王星の衛星が
天王星の周りを確かに公転していることがわかります。


jupiter.png
図:木星
M77.png
図:M77
M1.png
図:M1かに星雲
uranus.png
図:天王星とその衛星

「太陽系の姿」では宇宙飛行をしながら、地球の周りを回る月や
太陽系の惑星を紹介した後、先日大きく話題となった探査機
ボイジャー1号の太陽系離脱についてお話しました。

「ゲストコーナー」では日下部展彦さんに「惑星誕生の現場を探れ」
と題してお話していただきました。太陽系内の惑星やもっと遠方の
太陽系外の惑星(系外惑星)は、ガス円盤の中でチリやガスが集まって
誕生します。日下部さん達の研究チームSEEDSは、ハワイのすばる
望遠鏡を用いて、系外惑星の誕生している現場を探っています。
この研究で重要になるのが、すばる望遠鏡のナスミス焦点に取り
付けられたHiCIAOという装置です。HiCIAOは非常に明るい星の
周りにある暗い星や惑星を観測するために使われます。この装置の
おかげもあり、日下部さん達の研究チームはぎょしゃ座AB星のガス
円盤の詳細な観測に成功しました。ぎょしゃ座AB星のガス円板は
惑星誕生の現場であると考えられています。

今度は太陽系からさらに離れて天の川銀河を飛び出し、天の川銀河を
横から眺めました。黒いスジのように見える、星の材料となる星間
ガスが見えます。さらに離れていき、たくさんの銀河があることや
宇宙背景放射と呼ばれる3K放射の揺らぎを見た後、地球まで帰って
きました。

最後には国際宇宙ステーション(ISS)や日本人宇宙飛行士である
星出さん、若田さんのご活躍をお話した後、私達でも地上からISS
を確認する事が出来るホームページの紹介をしました。

科学ライブショー「ユニバース」では毎週異なる案内役、ゲストの
方と共に様々な科学の話を紹介しています。 夏が過ぎ、段々と秋が
近づいてきましたが、読書や芸術だけではなく、科学の秋を楽しんで
いただけるシンラドームへどうぞお越し下さい。

投稿者 ライブショーアシスタント : 9月14日

2013年09月07日

9月7日@科学技術館

本日の科学ライブショー「ユニバース」は、矢治健太郎(国立天文台)が
案内役を務め、ゲストに西塚直人さん(国立天文台ひのでプロジェクト
特任研究委員)をお招きしてお送りしました。

秋といってもまだまだ暑い日が続いていますね。夜空を眺めてみると、
夜の8時ごろには夏の星座が今も空高く 見えています。例えば、七夕
伝説で有名なこと座のベガ(織姫星)やわし座のアルタイル(彦星)が
見え、これら2つの星とはくちょう座のデネブを結ぶと夏の大三角が
できます。ぺガスス座やアンドロメダ座など、秋の星座もよく見える
季節になりましたね。みなさんも、夜に星を眺めて色々な星座を
見つけてみてはいかがでしょうか。

今日は太陽の画像をたくさん紹介しました。三鷹の国立天文台で撮影
された最近の太陽の画像では、太陽表面の温度の低い部分である黒点
(低いといっても約4000度) が見られます。他にも国立天文台の
太陽観測所で観測したフィラメントの消失や、 太陽フレアの動画を
ご覧いただきました。ちなみに、太陽フレアは地球にも影響を及ぼし、
オーロラや通信障害・停電の原因になることもあります。さらに、
太陽観測衛星「ひので」による、地上では観測できないX線で撮影
した太陽の画像もご覧いただきました。

「ゲストコーナー」は、西塚さんに「太陽彩層ジェットを地上
プラズマ実験で初めて再現」と題してお話しいただきました。
昼間に空で輝いている太陽は地球の109倍もの大きさがあり、寿命は
約100億年と言われています。そんな太陽の表面の温度は約5500度
あり、その外側の彩層という部分は約1万℃、さらに外側のコロナは
100万度ととても熱くなっています。・・・あれ?太陽は中心から
外側に行くにつれてだんだんと温度が下がっていくはずなのに、
なぜ太陽表面よりもさらに外側のコロナの方が高温なのでしょうか。
これは太陽の大きな謎のひとつです。この謎を調べるために、
コロナだけではなく、 彩層も見る必要があります。彩層の映像を
見てみると、激しく活動し、何かが噴き出していることがわかり
ます。 この噴き出しているのが、「太陽彩層ジェット」です。
この様な現象が起きるのには、磁場が関係していると言われています。
これを調べるために、実験で100万〜1000万度のプラズマを作り、太陽の
彩層と同じ現象を作り出すことに挑戦しました。その結果、約1000万
度のプラズマを作るのに成功し、アルフベン波という磁場の波も
観測できました。これから、このコロナの謎が今後どう解明されて
いくのか非常に楽しみですね。

今回は太陽の話が盛りだくさんだった科学ライブショー「ユニバース」は
様々なジャンルのゲストをお招きして毎週科学のお話をお送りしています。
みなさんとシンラドームでお会いできるのを楽しみにしています!

投稿者 ライブショーアシスタント : 9月 7日

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