Synra dome 科学ライブショー「ユニバース」
ユニバースとは? 週刊ユニバース
コーナー紹介 ユニバースの音楽
科学技術館での上演 スタッフ
出張ユニバース No English version available. リンク
関連イベント サイト内検索

2015年10月31日

10月31日@科学技術館

本日の科学ライブショー「ユニバース」は野本知理(千葉大学)が
案内役を務め、上演いたしました。

今回は「ゲストコーナー」からスタート。
ハワイと中継をつなぎ、藤原 英明さん(国立天文台 ハワイ観測所)に
「広い宇宙を見つめるすばる望遠鏡の新しい眼」というタイトルで
お話していただきました。
ハワイ諸島のハワイ島にあるマウナケアという山。その山頂は
光害が少ないため天体観測に適しており、たくさんの天文台が
立地しています。そのうちの一つに、日本が誇るすばる望遠鏡が
あります。
まずシンラドームにはマウナケア山頂の全天周画像が映し出され、
続いてすばる望遠鏡の画像が映し出されました。
すばる望遠鏡は高さが25m、光を集める主鏡の大きさが8.2mの
とても大きな望遠鏡です。ハッブル宇宙望遠鏡など望遠鏡は
様々ありますが、その多くは広い範囲を一度に見ることが
苦手という弱点があります。
しかし、すばる望遠鏡に新たな目として取り付けられた高さ3m、
重さ3tの超広視野主焦点カメラ Hyper Suprime-Cam(HSC)は、
満月約9個分の広い範囲を一度に見ることを可能にしました。
このHSCの特徴を活かし、暗黒物質地図の作成などといった研究が
行われています。
また、HSCは広い範囲を撮影できるだけでなく、細部を
しっかりと撮影することができます。その精度がよくわかる映像
を見せていただきました。

超広視野主焦点カメラ HSC で挑む M81 銀河考古学

HSCによるさらなる発見に期待しましょう!

さて、ゲストコーナーの次は宇宙の話からミクロの世界へ。
「分子の世界」のコーナーでは身近な分子の紹介を行い、
食塩の塩素原子とナトリウム原子がひきつけあう
シミュレーションを見ました。

最後の「重力の不思議」のコーナーでは再び宇宙へ。太陽系から
太陽を消すなど様々なシミュレーションを行いました。

毎週土曜日、科学技術館4Fシンラドームでは科学ライブショー
「ユニバース」を上演しています。最新の科学の話題をぜひ聞きにきてください。

投稿者 ライブショーアシスタント : 10月31日

2015年10月24日

10月24日@科学技術館

本日のユニバースは大朝由美子(埼玉大学)が案内役を務め、
上演しました。

まずはドームいっぱいに映るスーパーカミオカンデの画像
から始まりました。
スーパーカミオカンデとは、私たちの目で見ることはできない
ニュートリノを捉えることができる神岡鉱山の地下深くにある
装置です。ニュートリノが質量を持つことを示したことで、
スーパーカミオカンデの研究グループは2015年度のノーベル賞を
受賞しました。

では私たちの目で見える宇宙はどんな姿をしているのでしょうか?
「ライブ天体観測」のコーナーでは昼間の日本の反対側、
夜のアメリカ、シカゴにあるヤーキス天文台で撮られた月の
クレーターや土星、そして惑星状星雲の画像を見ていきました。
惑星状星雲は太陽のおよそ50億年後の姿と考えられており、
中心部分からガスを噴き出して輝いているとても美しい天体です。


M27_3color.png

図:惑星状星雲であるM27

ドーム内の時間を少し進めてみると、夕方には夏の大三角や土星を
見つけることができました。
さらに時間を明け方近くまで進めれば、冬の星座であるオリオン座や、
金星・木星・火星が連なっている、ちょっと珍しい惑星たちの様子を
見ることができます。

これらの惑星たちは太陽の光を反射して光っていますが、自らの
エネルギーで光る太陽は私たちを明るく照らすほかに
どのような影響を地球に及ぼしているのでしょう。

本日の「ゲストコーナー」では久保勇樹さん(情報通信研究機構)に
「太陽嵐発生、その時地球は…」というタイトルでお話していただきました。
太陽嵐とは、太陽でおきる爆発(フレア)などによって、
太陽から電荷を持った雲が飛び出す現象です。これが地球に
ぶつかると、地球では様々な現象が起きます。
例えば、空を飛ぶ飛行機と地上の管制との通信ができなく
なってしまいます。これは太陽嵐が地球大気の電離圏を乱す
ことで、通信の電波がうまく届かないからです。さらに
停電や、人工衛星が誤作動を起こすといった現象、オーロラ現象も
起きます。
では、この太陽嵐を予想することはできないのでしょうか。
色々な手法で太陽を観測し、黒点活動を詳しく調べ、
太陽嵐の発生を予想することを「宇宙天気予報」とよびます。
今日の宇宙天気予報は「嵐がなく静か」だそうです。
予報できるのは1日後くらいまでと、地球の天気予報と
同じか少し短いくらいですね。皆さんも是非ウェブで
チェックしてみて下さい。

最後に地球を飛び出して、「太陽系の姿」を見に行きました。
最近話題の火星探査や小惑星「リュウグウ」の解説、さらには木星の
オーロラや準惑星である冥王星の青い夕焼けなど、太陽系の珍しい姿も
知ることができました。
太陽系を離れ、銀河を抜けて宇宙の果てまで
冒険し、私たちの地球まで戻りました。

科学ライブショーユニバースでは、毎週様々なコンテンツを
用意しております。
皆様のご来場をお待ちしております。

投稿者 ライブショーアシスタント : 10月24日

2015年10月17日

10月17日@科学技術館

本日の科学ライブショー「ユニバース」は亀谷和久(東京理科大学)が
案内役を務め、 ゲストに川越至桜さん(東京大学生産技術研究所)を
お迎えしてお送りしました。一回目はノーベル物理学賞特別番組講演、
二回目は通常ユニバースを上演しました。

一回目のノーベル物理学賞受賞特別講演では、川越さんに
「質量が あるとどうなる? ニュートリノ」という題で、梶田教授が
ノーベル物理学賞を受賞された理由である「ニュートリノ振動」に
ついて紹介していただきました。
そもそも、ニュートリノとはなんでしょう?
ニュートリノは物質をこれ以上小さく分けられない最小の単位である
”素粒子”と呼ばれるものの一種です。
ニュートリノという名前は「ニュー」と「トリノ」からできた単語と
思われがちですが、実は中性を意味する「ニュート」と微粒子を意味
する「リノ」からできた単語なのです。みなさん知っていましたか?
名前にもある通り中性で、電荷を持ちません。そのため、正体を調べる
のは非常に大変です。しかし、岐阜県飛騨市の神岡鉱山にある
スーパーカミオカンデなどの検出器を用いると、ニュートリノを
観測することができます。近年、多くの観測によってニュートリノの
性質などがわかってきました。
ニュートリノは波の性質を持っており、その波は複数の種類があります。
質量の違うニュートリノの波が重なることで、時間によって観測される
ニュートリノの種類(フレーバー)が変化します。これが梶田教授たちが
スーパーカミオカンデを使って発見した「ニュートリノ振動」です。

この現象はニュートリノに質量がなければ起こりません。つまり、
ニュートリノは質量を持つということが今回の発見から言えることに
なります!
今後もより大きな検出器の建設が計画されているなど、さらなる発展が
期待されています。ノーベル賞に限らず、これからのニュートリノの
研究から目が離せません!

二回目の通常ユニバースでは、まず初めに地上から見える秋の
星空を見ていき、地球から飛び立って太陽系や恒星たち、銀河や
宇宙の姿などを見ていきました。太陽系に戻り、公転の速さを変えたり、
太陽を消失させたりする重力シミュレーション
を行って、最後のゲストコーナーでは、
特別講演の内容をまとめてお話しいただきました。

科学ライブショー「ユニバース」は、毎週土曜日に様々なゲストを
お招きして、科学にまつわる最新の話題をお届けしています。
ぜひ、科学技術館F4シンラドームへお越しください。

投稿者 ライブショーアシスタント : 10月17日

2015年10月10日

10月10日@科学技術館

本日の科学ライブショー「ユニバース」は、案内役に矢治健太郎
(国立天文台)、ゲストには内藤誠一郎さん(国立天文台)を
お迎えしてお送りしました。今週話題となっているノーベル賞受賞の
話や国際光年と絡めた盛りだくさんの内容でした。

最初の話題は、「太陽系の姿」。様々なフィルターを通して見える太陽の
写真を見つつ、ニュートリノに関連させてノーベル賞の話題と紹介しました。
詳しくは来週のノーベル賞特番で!その後は北極星の探し方や
秋の星座などを紹介しました。近頃は明け方の東の空に惑星が
集まっていますね。早起きした朝には見てみましょう。

続いて「ライブ天体観測」。アメリカのビビアンさんと英語を
交わしながら、M13、NGC869、キャンプの時に撮影した冬の星座
の写真を紹介しました。


messier 13_1169735_Clear_002.gif
図:M13

「ゲストコーナー」は、「人類が見る"多彩"な宇宙」と題して、
内藤さんに「光」の多彩さと面白さについて伺いました。今年は
「国際光年」というこで、まずは光の歴史についてのお話。
近代的な光の研究の原点は、なんと1000年も前にさかのぼります。そこから飛んで
150年前のマックスウェーバーや100年前のアインシュタインの研究、
50年前には宇宙背景放射の発見がありました。2015年いうのは、
様々な光の研究の節目なんですね。
みなさん見ている光は色が付いていますが、実はそれ以外にも光
は存在しています。例えば赤外線や紫外線、さらにはX線や
電波さえも光の仲間なんですね。これらはすべて、宇宙を見る
道具となるのだそうです。最後は「多波長で見る宇宙」の写真を
紹介していただきました。星雲を可視光から赤外線、紫外線、
X線で見ると、光の特徴がはっきりと出るんですね。光は目で
見えるという固定観念を一回外して、光を見てみると面白い発見
があるかもしれませんよ。

科学ライブショー「ユニバース」は、毎週土曜日に様々なゲストを
お招きして、科学にまつわる最新の話題をお届けしています。
ぜひ、科学技術館F4シンラドームへお越しください。

投稿者 ライブショーアシスタント : 10月10日

2015年10月03日

10月3日@科学技術館

本日の科学ライブショー「ユニバース」は野本知理(千葉大学)が案内役を務め、
ゲストに菱田真史さん(筑波大学)をお迎えして上演しました。

まず「分子の世界」のコーナーでは身近な分子の形をクイズを交えながら
紹介しました。
小さな分子の世界の次は大きな宇宙の世界、「恒星間飛行」を行いました。
星を見上げる位置や時間の違いが、星の見え方にどのような影響を
与えるのか体験していただきました。

次は太陽系の惑星たちの公転に迫る「重力の不思議」
地球がどうして公転できるのか、そして太陽系から太陽が消えたら、
増えたらどうなるのかの質量シミュレーションを行いました。
時には太陽を6個まで増やし、複雑な太陽系惑星の動きに観客は
盛り上がっていました。

「ゲストコーナー」では「「やわらかいもの」が作る美しい形」と
題して、身近にある物質の美しい写真や映像を科学的な知識を
交えながら上映しました。
身近にあるやわらかいもの、ふわふわ、もちもち、いろいろありますね。
これらの物質は「ソフトマター」と呼ばれ、
食品や洗剤、化粧品や液晶、さらには生体分子である細胞に
至るまで、ありとあらゆるところに存在します。ソフトマター
には自発的に形や模様、動きや色を生み出すことができる
「自己組織化」をしやすいという特徴があるそうです。
そして、自己組織化によって物質は美しい様々な姿を
見せるのです。

まずはじめに見せていただいた液晶の顕微鏡写真と映像は、
液体でも固体でもない性質によりとげとげしさとなめらかさとが
混じったなんともいえない美しさを持っていました。
そしてシャボン玉の映像では、時間が経つと上部に黒いぶつぶつが
現れましたが、この現れ方のメカニズムはわかっていないそうです。
シャボン玉でもまだわからないことがあるとは驚きですね。
最後に、水の落下映像を見ました。水は落下する際に不安定性という
特殊な性質が現れます。さらにこれを拡張すると水の中に水の玉を作る
「逆シャボン玉」ができるのだそうです。私たちの細胞はこの「逆シャボン玉」と
同じような構造でできていると言えるのだとか。

やわらかいものの不思議な動きを眺めていると、「生きている」とは
何なのか?という疑問を持つと菱田さんはいいます。
そして、その答えはわからないけれども、身近にある自然現象は
美しい、そこに変わりはないとのこと。みなさんも身近なものに、
目を向けてみてはいかがでしょうか?

「ユニバース」では毎週土曜日に様々なゲストをお招きして、
科学にまつわる最新の話題をお届けしています。
ぜひ、科学技術館4Fシンラドームにお越し下さい。

投稿者 ライブショーアシスタント : 10月 3日

ご感想、ご要望はinfo@chimons.orgへ。
(c) 1999-2011, Team Chimons, All rights reserved..