Synra dome 科学ライブショー「ユニバース」
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2016年01月30日

1月30日@科学技術館

本日の科学ライブショー「ユニバース」は、矢治健太郎(国立天文台)が
案内役を務め、寺薗淳也さん(会津大学)をゲストにお迎えしてお送りしました。

まず「太陽系の姿」のコーナーでは、太陽に近い惑星から順に見ていきました。
木星では、大赤斑を目印にして木星の自転周期をはかりました。
また、スクリーン上には大きく1月分の太陽黒点の画像がカレンダー形式で映しだされ、

太陽の黒点の移り変わりをみなさんと確認しました。

続いて地球に着陸し、「本日の星空」のコーナー。オリオン座をはじめ、
冬の大三角やぎょしゃ座、ふたご座などの冬の星座を見ました。
さらに今の時期には明け方の空に惑星たちがそろって並んでいるのを
見ることができるそうです!ぜひ早起きしてチャレンジしてみてください。

本日の「ゲストコーナー」はあの名コンビが昨年夏以来の登場!
「てらきんとやじけんの、人類は月に行ってない?話はどうなった!?」と題して、
寺薗(通称:てらきん)さんに「ニセ科学」の気になるお話をうかがいました。
『人類が月に行ったのはうそ』という話を聞いたことがある方もいるでしょう。
その真相を探るべく、てらきんさんは「疑惑」の2枚の写真に注目しました。
1枚目は月面に星条旗がなびいている写真です。空気の無い月で旗が風になびくのは
おかしいと思った方も多かったはず。しかし、実は「空気が無くても」旗がなびくと
いうことが後に明かされているんです。つまり、月面着陸時に撮影された本物の
写真だったということですね!
そして2枚目は影の位置がおかしな写真。手前の岩の影と遠くの物体の影が違う方向を
向いています。実はこれ、「遠近法」によって影がずれているからなのだそうです。
月には空気がなく、遠くのものがはっきりと見えてしまうため距離感がつかみにくく
なっています。こちらも本物の写真だったのです。
さらには膨大な量の疑惑をリストアップ。会場からのリクエストに答えて、
疑問について回答していました。集中したのは「岩にCの文字が書かれていた」
という謎。これ、なぜなのでしょうか…?
その真相はぜひこちらのサイト「月探査情報ステーション」でお確かめください!

http://moonstation.jp/ja/popular/story03/c-rock.html

他にも月面着陸の疑惑はまだまだあるようです。
このように気になる疑惑の真相を科学的に説明できるのはおもしろいですね!

最後は太陽系や天の川銀河も飛び出し、宇宙の大規模構造まで眺めて無事地球に
帰ってくることができました。

科学ライブショー「ユニバース」では毎週様々なゲストをお呼びして科学の話題を
お送りしています。
ぜひ科学技術館4階シンラドームへお越しください。

投稿者 ライブショーアシスタント : 1月30日

2016年01月23日

1月23日@科学技術館

本日の科学ライブショー「ユニバース」は、大朝由美子(埼玉大学)が
案内役を務め、ゲストに小山佑世さん(国立天文台ハワイ観測所)を
お迎えしてお送りしました。

ライブショーは科学技術館から見える昼間の空からスタート。
さて、この時間に星を見るためにはどうすればいいでしょうか?
宇宙へ行く、夜の場所へ行く…といった答えがお客さんからは挙がりました。
昼にも見ることの出来る星、太陽も立派な恒星のひとつです。
先日埼玉大学で撮影された太陽の写真は特殊なフィルターを使っており、
巻き上がるプロミネンスや黒点を見ることができました。

次は日本のほぼ反対側にあるアメリカに飛び、シカゴにあるヤーキス天文台との
ビビアンさんと中継をつないで夜の世界へ。しかし、現地の天気はあいにくの
曇り空。そこで、ビビアンさんには数日前に撮った月や銀河、オリオン星雲の
写真を送っていただき、英語で解説していただきました。


m42.png


図:オリオン星雲(M42)


ビビアンさんとお別れして、今度は太陽系へ。
先日、太陽系の外側にいる外縁天体の場所に、地球の10倍ほどの質量を持つ
第9惑星があるかもしれないという論文が出され、ニュースになりました。
実は、数年前に日本のグループでも似たような説が提唱されていたのです!
まだ発見されていませんが、見つかれば太陽系に新しい惑星が追加される
ことに…。第9惑星が発見されることに期待しましょう!

さらに天の川銀河全体が見えるところまで飛んで行ったところで今回のゲストコーナーへ。
ゲストの小山さんには「すばる望遠鏡で探る100億光年彼方の宇宙のすがた」
というタイトルでお話をしていただきました。
小山さんが宇宙を好きになるきっかけの一つが、ドラえもん。
ドラえもんには宇宙をテーマにした話が多く、その中でも「あべこべの星」という
話が印象に残ったそうです。
銀河は様々な形で存在していて、銀河同士が引き寄せあって集まったり衝突・合体
しています。日本から見える銀河のなかで最も近いアンドロメダ銀河でさえ
230万光年も先にあります。
さらに遠くの銀河を見たいというのが小山さんのモチベーションになっているそうです。

小山さんが働いているすばる望遠鏡は、富士山よりも高いマウナケア山頂にある
望遠鏡の一つで、天体の光を集める主鏡が直径8.2mもあります。
鏡が大きいため、約27等星まで見ることができ、40億光年先にある銀河団や
90億光年も彼方にある銀河団の観測にも成功しています。
小山さんには遠くの銀河を探し出す手法についても解説していただきました。

90億光年彼方の宇宙が見えたからといって研究はここで終わりではありません。
もっと詳しく調べるために、現在すばる望遠鏡をさらにアップグレードする
ULTIMEATE-Subaruというプロジェクトが進行しています。
望遠鏡がより高性能になることで新たな発見があるかもしれませんね!

最後に、いつかあべこべの星が見つかるかもしれないという希望を募らせつつ、
銀河を遊泳しながら宇宙の大規模構造を眺めて無事地球まで戻ってきました。

科学ライブショー「ユニバース」は、毎週土曜日に様々なゲストをお招きして、
科学にまつわる最新の話題をお届けしています。
ぜひ、科学技術館F4シンラドームへお越しください。


投稿者 ライブショーアシスタント : 1月23日

2016年01月16日

1月16日@科学技術館

本日の科学ライブショー「ユニバース」は、矢治健太郎(国立天文台)が
案内役を務め、ゲストにSF作家の菅浩江さんをお迎えしてお送りしました。

本日は「太陽系の姿」からスタート。惑星たちを順番に見ていきました。
そして地球へ着陸し、今晩見える星空の紹介です。
夜中には冬の星座たちでにぎわっています。都会の空は明るいので星座を
確認するのは難しいですが、1等星を手がかりに探してみてください。
また、高度が低いので見つけにくいのですが、南の地表近くではカノープスも
輝いています。
さらに明け方には金星と土星が近い位置に並んでいるのを見ることができますよ。

そしていよいよ本日の「ゲストコーナー」へ。
菅浩江さんには「SF大好き!『放課後のプレアデス』の世界から」という
タイトルでお話をしていただきました。
菅さんは1981年に作家デビューをし、「永遠の森 博物館惑星」などの作品で
賞を受賞しています。2015年にはテレビアニメ「放課後のプレアデス」の
ノベライズを担当しました。

菅さんは文章を書くこと、科学の仕組みを知ることが好きだったことがきっかけで
SF作家をになったのだそうです。
ここから、タイトルにもある「放課後のプレアデス」に焦点を当てて
お話しいただきました。

中でも、菅さんお気に入りなのが土星の登場する第5話。
ここで描かれている土星は国立天文台の協力のもと、最新のデータを用いて
います。一枚板のように見える土星の環はウェイク構造というつくりで、
拡大してみると縞模様の筋のようになっています。そのウェイク構造の
シミュレーションがシンラドームで初公開されました。アニメ上でもこの構造が
しっかりと描かれていましたね。
そして太陽の近くを飛び回るシーンのお話の紹介では
国立天文台でつい先日撮影された実際のプロミネンスの映像も見ました。
プロミネンスの温度はおよそ1万度。キャラクターがプロミネンスを通過するときに
「熱い」と言っているそうなのですが、実はその周りに広がるコロナの
温度のほうが高くなんと100万度。小説化する際にはこのシーンが
問題の無いように工夫を加えたそうです。
最後に菅さん自ら作成した3D映像をドーム上に上映しました。
この映像では、「放課後のプレアデス」の登場人物である「いつき」の
声を担当している、声優の立野香菜子さんがサプライズで生声を当ててくださいました。
菅さんはこのような映像で、いつかプレアデスのキャラクターたちに
プラネタリウムの案内をしてもらいたいとお話しされていました。

本日のライブショーは2回とも満席!感想にはSFと本物の科学のコラボが
面白かったとの声が多く寄せられました。
科学ライブショー「ユニバース」は、毎週土曜日に様々なゲストをお招きして、
科学にまつわる最新の話題をお届けしています。ぜひ、科学技術館
4階シンラドームへお越しください。

投稿者 ライブショーアシスタント : 1月16日

2016年01月09日

1月9日@科学技術館

本日の科学ライブショー「ユニバース」は伊藤哲也(国立天文台)が
案内役を務め、ゲストに鈴木大輝さん(総合研究大学院大学/
国立天文台)をお迎えしてお送りしました。

最初に本日の星空を見ていただきました。夜8時の東京の西の空
にはペガスス座の四辺形、南にはすばるやオリオン座、冬の大三角、
東にはぎょしゃ座やふたご座を見ることができました。
また、時間を進めて夜11時頃には木星が、2時頃には火星が
昇ってきて、早朝5時にはさらに金星と土星が加わり、明るい惑星
たちの共演になります。これらの星を見つける際に方角に困らない
よう、この季節はカシオペヤ座から北極星を見つけられるようになって
おきましょう。

地球を飛び立ち、宇宙から日本と北アメリカの位置を確認したら
次は「ライブ天体観測」のコーナーです。アメリカのシカゴにある
ヤーキス天文台で撮られた写真を送っていただき、現地から
ひまわり銀河などについて英語で解説をしていただきました。


m63.png

図:ひまわり銀河


「太陽系の姿」のコーナーで8つの惑星と冥王星、さらには
エッジワース・カイパーベルト天体まで見たら、続いて「ゲストコーナー」
鈴木さんに「宇宙と生命起源-生命の種から宇宙生物へ?」というタイトルで
お話しいただきました。

宇宙に生命が存在するためには、水が液体として海を形作るように、
適度な距離で恒星のまわりを回る惑星が必要です。現在まで太陽系外の
惑星は2000個以上見つかっており、水が存在する可能性があるものも
20個程度あるそうです。この数字はまだ探査の範囲が限られている段階の
ものなので、天の川銀河全体で水のある可能性がある惑星はまだまだありそうですね。
さらに、生命が誕生するにはタンパク質の素となるアミノ酸分子が必要であると
考えられています。このアミノ酸を含む隕石が地球に落下したことが
生命誕生につながった可能性があるそうで、宇宙空間をまねた実験によると
宇宙にたくさんある二酸化炭素や青酸(HCN)を原料としてアミノ酸が
作れるといわれています。
しかし、アミノ酸は太陽系外にはまだ見つかっていません。
現在、南米チリのアタカマ砂漠に日本も協力して建設した新しい
電波望遠鏡ALMAを使って、太陽系外にアミノ酸があるかを調べて
いるとのこと。将来、地球のほかに生命のある天体が見つかるかも
しれませんね。

科学ライブショー「ユニバース」では毎週様々なゲストをお招きして
最先端の科学の話題をお送りしております。
是非科学技術館のシンラドームまで足を運んでみてはいかがですか。

投稿者 ライブショーアシスタント : 1月 9日

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