Synra dome 科学ライブショー「ユニバース」
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2016年02月27日

2月27日@科学技術館

本日の科学ライブショー「ユニバース」は矢治健太郎(国立天文台)が
案内役を務め、ゲストに今村剛さん(宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所)
をお迎えしました。

本日のショーは「太陽系の姿」からスタート。太陽系の各惑星を順番に
見たあと、太陽にズームアップ。本日国立天文台で観測された太陽の
画像を見ました。
3月9日には日本各地で「部分日食」が見られます。食が最大になる
3月9日11時ごろに時間を進め、太陽・月・地球の並び方を宇宙から
確認しました。
当日晴れていれば部分日食を観測することができますが、サングラスや
下敷きで太陽を見ると目を痛める恐れがあります。
日食めがねやピンホールの穴から太陽の像を地面に映すなどして、
安全に天体ショーを楽しみましょう!

2016年3月9日 日本全国で部分食
http://www.nao.ac.jp/astro/sky/2016/03-topics02.html


次は「本日の星空」のコーナー。
今晩見えるオリオン座やおうし座、冬の大三角形など冬の代表的な
星座を紹介しました。ここで、今研究者の間で話題になっている
「高速電波バースト」という現象に関するニュースをお届け。
この現象は、ある銀河が1000分の1秒という短い時間に電波で光る、
というものです。
おおいぬ座のシリウス付近でこの「高速電波バースト」の発生源である
銀河が見つかりました。その銀河は地球から50億光年離れており、
さらにその銀河と地球の間にバリオンという物質がどれくらい存在するのか
明らかになりました。

本日の「ゲストコーナー」は「金星探査機あかつき 〜旅路の果て、そしてこれから〜」。
金星は大きさが地球と同じくらいであることなどから、地球の「双子星」と
呼ばれています。しかし、実は地球のおよそ100倍も濃い大気に覆われており、
その96.5%を占める二酸化炭素の温室効果で金星の表面温度は460℃と
非常に高いのだそうです。
これは「地球温暖化の成れの果て」のような状態です。

金星探査機「あかつき」は、2010年5月に打ち上げられましたが、
12月に金星と接近した際に減速できず、軌道の投入に失敗してしまいました。
それから5年の月日を経て、ついに昨年の12月、軌道投入に見事成功しました。
「あかつき」の軌道は大きな楕円の形をしており、金星から遠いところで
およそ30万kmも離れています。「あかつき」はいわば金星の気象衛星。
金星で吹いている時速360kmという猛烈な風や活火山の有無などを調べ、
金星と地球の環境の仕組みがどう違うか解明することが大きな目的です。
現在は長い旅で故障したところがないかチェック中とのこと。
4月から本格的な観測が始まる予定です。今後の活躍に乞うご期待!

科学ライブショー「ユニバース」は、毎週土曜日に様々な
ゲストをお招きして、科学にまつわる最新の話題をお届けしています。
ぜひ、科学技術館4階シンラドームへお越しください。

投稿者 ライブショーアシスタント : 2月27日

2016年02月20日

2月20日@科学技術館

本日の科学ライブショー「ユニバース」は大朝由美子(埼玉大学)が
案内役を務め、ゲストに武仲能子さん(国立研究開発法人産業技術
総合研究所)をお迎えしてお送りしました。

本日のショーは2月17日のH-IIAロケット30号機の打ち上げ映像からスタート。
H-IIAロケットに搭載されたASTRO-H「ひとみ」はX線観測を行う天文衛星です。
ひとみ衛星の今後の活躍にこうご期待!

さて、本日の東京はあいにくの雨。
しかし、昼間の空には雲の向こうに太陽が昇っています。
埼玉大学で昨日観測された太陽の画像には、黒点やプロミネンスを
見ることができ、太陽が活発に活動していることがわかりました。
さらに、X線衛星で観測するとよりダイナミックな太陽の姿が!

ここで「ゲストコーナー」へ。
ゲストの武仲さんは普段はナノ粒子の研究をされているそうです。
今回は「新発見はどうやってするの?」というタイトルで
科学哲学についてお話しいただきました。
新発見は誰も知らないことを見つけること。
では新発見はどうやったらできるのでしょうか?
ここで、新発見を体験するために、ちょっとしたクイズを行いました。
ヒントから正解が導けない・・・??
でも、すこし考え方を変えてみると理解できるようになります。
科学には絶対的なルールや決まった真理がなく、常に変わっていきます。
あれ?と思うことを見過ごさずに立ち止まって考えることが新発見に
繋がるかもしれません。

ゲストコーナーを終え、ドーム内の時間を進めて夜に。
晴れていた場合、東京の夜空ではいくつの星を見ることができるでしょうか?
ぜひシンラドームでご確認ください!冬のオリオン座や春の大三角、
明け方には(水)金火木土と5つもの惑星が昇ってきています。

時間を進めていくと、星は東から西へ地球の周りを動いているようですが、
地球は宇宙の中心にあるのでしょうか?
宇宙へ飛び出すと、その答えがわかります。
太陽系や銀河系の姿を俯瞰しつつ、さらに遠くの宇宙へ。
ショーの最後には宇宙の初期のシミュレーション映像が映し出されました。
宇宙のある場所で大きな爆発が起こり、重力源が移動すると、波が発生します。
100年前にアインシュタインが予言した重力波は、先日、世界で初めて
捉えられました。けれども、まだわからないことばかり。
新しい発見で、私たちの宇宙像はどんどん変わっていきます。
これからたくさんの新発見があることを期待しましょう。

科学ライブショー「ユニバース」は、毎週土曜日に様々なゲストをお招きして、
科学にまつわる最新の話題をお届けしています。ぜひ、科学技術館4階
シンラドームへお越しください。

投稿者 ライブショーアシスタント : 2月20日

2016年02月13日

2月13日@科学技術館

本日の科学ライブショー「ユニバース」は、亀谷和久(東京理科大学)が
案内役を務め、ゲストには門内靖明さん(慶応義塾大学理工学部
物理情報工学科)をお迎えしてお送りしました。

まずは「本日の星空」のコーナーからスタート。映し出されたのは科学技術館
入り口前の写真です。シミュレーションに切り替えて、現在の時刻から
20時まで時間を進めていきました。
南の空にはオリオン座やふたご座をはじめとする冬の星座が並んでいます。
冬は明るく輝く星が多く、1等星、もしくはもっと明るい星を結んでできる
六角形は「冬のダイヤモンド」と呼ばれています。
また、南の地平線近くにはカノープスもみることができました。

時間を現在時刻に巻き戻したところで、続いてはアメリカの
ヤーキス天文台のビビアンさんと中継をつなぐ「ライブ天体観測」です。
本日の東京は暖かいですが、真夜中のヤーキス天文台の気温はなんと−18℃。
スクリーンにはビビアンさんから送られてきた写真が映し出され、
ビビアンさんに英語で解説していただきながら3枚の天体画像を
見ていきました。1つ目は「カタリナ彗星」。ボヤっとしていて、彗星特有の
「尾」が見られました。2つ目は「オリオン大星雲」。オリオン座の中に
あるトラペジウムを確認することができました。そして最後は「銀河 M66」。
星が集まって渦巻き模様になっているなんて不思議ですね。


rock orion nebula Yerkes_1201430_irg_norm_align.png

図:オリオン大星雲

地球を離れて「太陽系の姿」を見たあとは、さらに銀河へと飛び立ち、
宇宙旅行を行いました。

最後は「ゲストコーナー」。門内さんに「見えない光・聞こえない音が
可能にする体験」と題して、お話しいただきました。
まずは「見えない光」が可能にする体験のお話から。普段目に
見えている光は可視光といいます。しかし、光(電磁波)には様々な
種類があり、ラジオの通信に使われている電波や電子レンジに
使われているマイクロ波のように「見えない光」が存在します。
「テラヘルツ波」も見えない光の一種で、電波と可視光の中間に
あります。このテラヘルツ波は、物に触れることなくジェスチャーで
物を操ることを可能にするかもしれないのだそうです。
次に「聞こえない音」が可能にする体験のお話。聞こえない音の一つに
超音波があります。シンラドームには「画面の無い」タッチパネルを
操作する人の動画が映し出されました。超音波を使うと、そこに画面がなくても
あたかも「画面に触った」かのような感覚になる技術が開発されつつあるそうです。
近い未来、私たちも使っているかもしれません。とてもわくわくしますね!

科学ライブショー「ユニバース」では毎週様々なゲストをお呼びして科学の話題を
お送りしています。ぜひ科学技術館4階シンラドームへお越しください。

投稿者 ライブショーアシスタント : 2月13日

2016年02月06日

2月6日@科学技術館

本日の科学ライブショー「ユニバース」は、伊藤哲也(国立天文台)が
案内役を務め、尾崎忍夫さん(国立天文台 先端技術センター/TMT推進室)を
お迎えしてお送りしました。

まずは「本日の星空」のコーナーから。今夜20時の西の空には、実はまだ
秋の四辺形やアンドロメダ座といった秋の星座が見えます。そして南の空に
目を向けると、こん棒を振り上げた狩人のオリオン座やオリオンに襲いかかる
おうし座などの冬の星座を見ることができました。続いて東の空に目を向けると
春の星座であるしし座が既に昇ってきています。しし座の足元をよくみると
星座線で結ばれていない星がひとつだけあります。これは星座を形作らない
太陽系の惑星の一つ、木星です。明け方の東の空には火星、土星、金星が、
目のいい人はぜひ水星探しにもチャレンジしてみてください!

本日の「ゲストコーナー」では尾崎さんに「次世代超巨大望遠鏡TMT」と題して、
お話いただきました。宇宙を見るために欠かせないのが望遠鏡。望遠鏡は
使われている鏡やレンズの口径が大きいほど遠くの星が見えます。
天文学者ガリレオが宇宙を見ていた時代の望遠鏡の口径は約3cmでしたが、
2024年にハワイのマウナケア山に完成予定のTMT(30メートル望遠鏡)は
なんと鏡の口径が30m!学校の25mプールよりも大きいのです。お隣の
すばる望遠鏡は口径が8.2mなのでTMTはその4倍の口径をもつことになり、
天体の光を集める能力が圧倒的に高くなることが期待されています。

そのTMTの観測目標の一つが「宇宙最初の星」。
光には速度があるため、遠くの星からの光ほど私たちの目に届くまでに時間が
かかります。つまり、遠くにある星が見えるようになるということは、宇宙の
「昔の姿」が見えるようになるということなのです。TMTが完成すれば
今までの望遠鏡では見られなかった「宇宙最初の星」が発見できるかもしれません。

最後は地球を遠く離れて、惑星や銀河など宇宙のさまざまな天体を見て回りました。
先日、9番目の惑星発見か?というニュースを耳にした方も多いでしょう。
冥王星に代わって、再び太陽系に9番目の惑星が登場する日が待ち遠しいですね。

遠い宇宙から無事に地球へと帰還したあとは、ISS(国際宇宙ステーション)
眺めました。
ISSはなんと肉眼でも見ることができます。JAXA宇宙航空研究開発機構の
『「きぼう」を見よう』というサイトで、いつどの方角にISSが現れるかを確認して
みましょう。

科学ライブショー「ユニバース」では毎週様々なゲストをお呼びして科学の
話題をお送りしています。ぜひ科学技術館4階シンラドームへお越しください。

投稿者 ライブショーアシスタント : 2月 6日

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