Synra dome 科学ライブショー「ユニバース」
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2017年01月28日

1月28日@科学技術館

今日の科学ライブショー「ユニバース」は、大朝由美子(埼玉大学)が案内役を務めお送りしました。

今日はコーナーの前にホットな話題をお届け。
ライブショーのオープニングには、いつもISS(国際宇宙ステーション:きぼう)
が登場します。
このISSに荷物を届ける「こうのとり6号機」の分離が成功!
「こうのとり」はISSに食べ物や実験道具を運びそのあとISSで出たゴミを回収して、
地球大気の中で燃え尽きてその役割を終えます。
今回は分離の様子を動画で紹介しました。

次は私達の身近な太陽はどんな姿をしているのか、「最近の太陽」の画像から
その姿を見ていきました。
埼玉大学の望遠鏡やアメリカの太陽宇宙望遠鏡で観測された画像に、黒点が!
「本日の星空」では、20時頃に南の空に見える冬の代表格であるオリオン座や冬の大三角、
冬のダイヤモンド、地平すれすれに見える明るいカノープス(長寿星)を紹介。
長生きできるかな?明け方になると春の星座が見えてきます。

ところで、ライブショーが行われる日中には、星を見ることができません。
そこで「ライブ天体観測」ではこの時間に星が見えるアメリカのヤーキス天文台と
中継をつないで、今日撮られた天体写真を紹介しました。
かに星雲(M1)と散開星団(M34)です。


M1_1825231_Halpha_002.jpg

図:かに星雲

今度は地球を飛び出して宇宙へ。
「太陽系の姿」では太陽系の惑星がどんな姿をしているのかを確認しました。
火星では、火星探査機キュリオシティが捉えたパノラマ画像や、
かつて水があった証拠とされる乾いた泥の画像を紹介。
土星では、接近して土星の環くぐり!環は意外とスカスカで隙間が多いのですね。

太陽系を飛び出して宇宙を旅する「宇宙の果てへ」では、私たちが暮らす天の川銀河の他に
数多く存在している銀河を眺めながら、宇宙の大規模構造までひとっ飛び。
しかしこんなに広い宇宙の中で、生命の存在が確認されているのは地球だけです。
地球以外にも生命が存在する惑星はあるのでしょうか?
これから様々な観測・研究が進めば、地球の他に生命が存在する星が見つかるかも
しれませんね。

科学ライブショー「ユニバース」では毎回様々なゲストをお呼びして科学の話題を
お送りしています。ぜひ科学技術館4階シンラドームへお越しください。

投稿者 ライブショーアシスタント : 1月28日

2017年01月21日

1月21日@科学技術館

本日の科学ライブショー「ユニバース」は、矢治健太郎(国立天文台)が案内役を務め、
宇津巻竜也さん(高エネルギー加速器研究機構)をゲストにお迎えしてお送りしました。

今回は「太陽系の姿」から始まり、惑星を順番に紹介した後、今日の太陽の様子を
紹介しました。続く「本日の星空」では、冬の星座であるオリオン座のベテルギウスや
リゲル、おうし座のアルデバランやおおいぬ座シリウスなど冬の代表的な一等星や
星座について紹介しました。その後「ゲストコーナー」を挟んで、銀河へと飛び出し,
宇宙の大規模構造を見た後一気に地球まで戻ってライブショーを終えました。

「ゲストコーナー」では、宇津巻竜也さん(高エネルギー加速器研究機構)をお招きし、
「J-PARCってどんなとこ?-陽子のビームで世界を拓く-」という題で
お話しいただきました。
J-PARCとは、Japan Proton Accelerator Research Complexの略称で、
日本語では大強度陽子加速施設と呼ばれている、茨城県東海村にある研究施設です。
今回、宇津巻さんにこの施設について紹介いただきました。そもそも加速器とは、
荷電粒子を電気の力で加速する装置のことで、J-PARCでは高速度となった陽子を
標的に衝突させたときに生まれる二次粒子を使って研究することを目的としています。
J-PARCでは、車で移動する必要があるほど広大な敷地に、3つの加速器と3つの
研究施設を設置し、研究を行っているんですね。
それぞれを詳しく紹介していただきました。
第一の加速器であるLINAC。これは水素をプラズマ化し光速の70%まで加速させます。
第二の加速器RCSは一周350mで、内部の映像を紹介しました。普段は入れないそうです。
最後のMRでは光速の99.5%まで加速させます。加速器で得られる出力はなんと1MW!
(参考までに、ガンダムのビームライフルは1. 9MWで、まだまだガンダムには
追いつかないそうです。)
研究施設では、加速した陽子を標的に衝突させ、様々な二次粒子を発生させます。
ミュオンや中性子を使って研究している物質・生命科学実験施設や、最先端の物理の
研究を行っているハドロン実験施設、ニュートリノを発生させてスーパーカミオカンデに
送り、2015年にノーベル賞を受賞された梶田さんの「ニュートリノ振動」の精密測定を
行っているニュートリノ実験施設など、様々な研究を行っているんですね。夏には
一般公開もあるそうで、興味のある方は是非訪れてみてください。
今後のJ-PARCの活躍に注目です!

科学ライブショー「ユニバース」では、毎週様々なゲストをお呼びして科学の話題を
お送りしています。ぜひ科学技術館4階シンラドームへとお越しください。

投稿者 ライブショーアシスタント : 1月21日

2017年01月14日

1月14日@科学技術館

今日の科学ライブショー「ユニバース」は、
伊藤哲也(国立天文台)が案内役となってお送りしました。
ゲストは春日部女子高校地球科学部の佐野由花さん、山田菜由さん、鎌田奈々子さん、
後藤優華さんで、「ゴッホの見た星」というお話を聞かせてもらいました。

ゴッホの描いた「ローヌ川の星月夜」という有名な絵があります。
この絵に描かれているひときわ明るい7つの星は長い間、北斗七星だと考えられてきました。
ところが最近、北斗七星では描かれた風景と方角が合わず、ペガスス座ではないかという
新説が出てきました。
地球科学部の皆さんは、これが北斗七星なのかペガスス座なのかを科学的に検証しました。

絵の中には36個の星が描かれています。
星は全て黄白色のぼうっとした形で描かれていますが、大きく描かれているものも
小さく描かれているものもあります。
ヒトの目には明るい星は大きく、暗い星は小さく見えますから、ゴッホはその通りに描き
分けたと考えられます。
そこで、まず、この絵に描かれている36個の星について、ペガスス座や北斗七星と
仮定した場合の対応する星を星図から特定します。
その後、現在観測されている星の実際の明るさ(等級)と絵に描かれた星の大きさ(直径)
を比較すると、ペガスス座よりも北斗七星のほうがより相関が高いことがわかりました。
このことから地球科学部の皆さんは、ゴッホが描いた七つ星は北斗七星だと結論を
出しました。

他にもこの絵から、ゴッホの目について興味深いことがわかります。
どうやらゴッホは赤色が見えづらかったようです。
この絵ではゴッホはすべての星を黄白色で描いています。
絵と対応させた星を現在の観測による星の色で分類し、実際の明るさと描かれた星の
大きさの分布を見ると、赤い星は相関は良いものの、描かれた星の大きさは小さく
なっています。このことからゴッホは赤色が見えづらかったという説を科学的に裏付ける
ことができました。

今日のユニバースでは「ライブ天体観測」のコーナーもありました。
米国シカゴのヤーキス天文台のビビアンさんに、満ち欠けする金星やソンブレロ銀河、
カニ星雲などの画像を見せてもらいました。


messier 104_1802402_Lum_007.jpg

図:ソンブレロ銀河

国際宇宙ステーション(ISS)が肉眼でも見えるのを知っていますか?
ISSにはトンボの羽のように巨大な太陽光パネルがついています。
これが陽の光を反射して、地上から肉眼で見えることがあるのです。
明け方や日没後にきらきら光る物体が空を横切って行ったら、
それはきっとUFOではなくISSです。
JAXAの『「きぼう」を見よう』というサイトを参考にISSを見つけてみましょう。

今日は他に、「本日の星空」「太陽系の姿」「銀河宇宙の世界」というコーナーをお送りしました。

科学ライブショー「ユニバース」では毎回様々なゲストをお呼びして科学の話題を
お送りしています。土曜日の午後はぜひ科学技術館4階シンラドームへお越しください。

投稿者 ライブショーアシスタント : 1月14日

2017年01月07日

1月7日@科学技術館

本日の科学ライブショー「ユニバース」は、亀谷和久(国立天文台)が案内役を務め、
石田忠さん(東京工業大学)をゲストにお迎えしてお送りしました。

今年初のライブショーということで、コンピュータで再現した初日の出を見たあと、
冬の星座であるオリオン座、おおいぬ座、おうし座などを紹介しました。

「太陽系の姿」のコーナーでは、太陽系の惑星を一つずつ確認しました。
その後、宇宙の大規模構造までの旅行を楽しみました。
また、惑星の運動と重力の関係や、銀河同士が衝突する様子を、リアルタイムの
シミュレーションを用いた「実験」を通して来場者の皆様に体感していただきました。

最後に本日の「ゲストコーナー」
石田忠さん(東京工業大学)をお招きし、
「電子顕微鏡でみる病気の正体〜困った小さな病原体たち〜」と題して、
お話しいただきました。
昔は感染症に対して患者を隔離して休ませることしかできませんでしたが、16世紀に
顕微鏡が発明されると、原因となる細菌などを観察できるようになり、治療への道が
開かれるようになりました。
例えば、野口英世は顕微鏡を使って黄熱病などの病原体の研究を行ないました。
現在では、電子顕微鏡を通して細菌よりも小さいインフルエンザウイルス、
ノロウイルスなども観察できるようになっています。
電子顕微鏡は、電子を利用して観察しています。電子は、空気や水があると進めないため、
いままでは乾燥したミイラのようなものを観察するしかありませんでした。これに対して、
石田さんが開発された新しい電子顕微鏡では、電子線を通すことのできるとても薄い
膜の間に水に含まれた試料を挟み、これを観察することで、乾燥せずに細菌などを
観察することができるようになったそうです。
将来、病原体が感染する様子を水の中で観察し、その弱点を見つけて、効果的な薬を
作りたいそうです。
今後技術が進んで、現在治療できない病気を治療できるようになるといいですね。
 
科学ライブショー「ユニバース」では毎週様々なゲストをお呼びして科学の話題を
お送りしています。ぜひ土曜日の午後に科学技術館4階シンラドームへお越しください。

投稿者 ライブショーアシスタント : 1月 7日

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