Synra dome 科学ライブショー「ユニバース」
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『週刊ユニバース』

科学ライブショー「ユニバース」スタッフによるライブショーの紹介と感想。スタッフから見た「ユニバース」。

2017年03月18日

3月18日@科学技術館

本日の科学ライブショー「ユニバース」は亀谷和久(国立天文台)が案内役を務め、
ゲストに木村優里さん(早稲田大学理工学術院)をお迎えしてお送りしました。

今日のコーナーは、「本日の星空」「太陽系の姿」「宇宙の果てへ」
「惑星の運動と重力」「ゲストコーナー」でお送りしました。

「本日の星空」では、19時頃南西の空に見えるオリオン座、おおいぬ座、こいぬ座
などの1等星をもつ冬の星座や22時頃南の空に見えるしし座、おとめ座といった
春の星座を紹介しました。

「太陽系の姿」で月の姿と惑星の名前、姿を確認したあとは「宇宙の果てへ」で、
天の川銀河の中の恒星や宇宙に数多く存在する銀河が暮らす世界を旅行しました。

「惑星の運動と重力」では、ある日突然宇宙がなくなったら?突然新しい太陽が
攻め込んできたら?というシミュレーションを会場の皆さんと行いました。

「ゲストコーナー」では木村さんに「お月さまはどこから来たの?」と題して
お話いただきました。
まず最初に、月は地球から約38万km離れたところにあること、直径約3476kmであること
などの月の基本的な情報を確認していきました。
実は月という言葉には地球の衛星という意味だけでなく、他の惑星を回る衛星という
意味もあり、火星にはフォボスとダイモスという月が存在します。
フォボスは直径約22km、ダイモスは直径約13kmと、地球の月と比べてずっと小さい
衛星です。
次に、地球の月やフォボス、ダイモスはどこから来たの?というクイズを行いました。
気になる答えは...残念ながらまだ分かっていませんが、有力な説は存在します。
地球の月は巨大衝突説、フォボス、ダイモスは巨大衝突説と捕獲説が有力と
されています。
フォボス、ダイモスについてもっと詳しく研究をするために、人工衛星を飛ばす計画が
進められているそうです。
木村さんはフォボスを探査する中性子分光器という装置を使って研究をしていました。
中性子線とは放射線の一種で、高速中性子、熱外中性子、熱中性子に分類すると、
水の存在量で結果が大きく変化します。
この結果から火星衛星の起源を解明できると考えられているそうです。
こういった研究が進められる中で、地球や太陽系の起源が明らかになる日も近いのでは
ないでしょうか。

科学ライブショー「ユニバース」では毎回様々なゲストをお呼びして科学の話題を
お送りしています。
ぜひ科学技術館4階シンラドームへお越しください。

投稿者 ライブショーアシスタント : 3月18日 | 科学技術館ユニバース

2017年03月11日

3月11日@科学技術館

本日の科学ライブショー「ユニバース」は大朝由美子(埼玉大学)が案内役を務め、
ゲストに新納悠さん(国立天文台ハワイ観測所)をお迎えしてお送りしました。

今日のコーナーは、「最近の太陽」「季節の星空」「ライブ天体観測」
「ゲストコーナー」「太陽系の姿」「宇宙の果てへ」の6つです。

「最近の太陽」では、埼玉大学望遠鏡で見た太陽の姿を、そして
「季節の星空」では、オリオン座と冬の大三角、冬のダイヤモンド、
南の低い空のカノープス、明け方の木星と土星などを紹介しました。

「ライブ天体観測」ではヤーキス天文台のコリーさんと中継をつないで、
木星、月、オリオン大星雲(M42)、葉巻銀河(M82)を紹介してもらいました。
オリオン大星雲は新しい星々が誕生している場所、葉巻銀河はスターバースト銀河です。
「ゲストコーナー」では新納さんに「謎の爆発星?高速電波バースト!」と題して
お話しいただきました。
高速電波バースト(FRB:Fast Radio Burst)とは、電波で数ミリ秒間だけ観測される
謎の天体で、2007年にParkes電波望遠鏡で初めて発見されました。
FRBの観測には宇宙空間で起こる電波の散乱が影響を与えるのですが、
その観測結果からFRBは天の川銀河の外、他の銀河から来たのではないか?と
考えられています。
FRBの謎を解明する一歩として、研究者たちはFRBの場所を探し当てるべく、
位置決定精度の高い可視光による観測がなされています。
今回は、すばる望遠鏡の可視光観測によって、母銀河かもしれない天体の距離が
求められました!
FRBの研究はまだ始まったばかりで正体や謎はまだ解明されていません。
これから研究者たちがさまざまな観測から正体と謎に迫り、色々なことが
解明されていくでしょう。

最後に「宇宙の果てへ」で宇宙の遊泳の旅をして、ショーは終了しました。

科学ライブショー「ユニバース」では毎回様々なゲストをお呼びして科学の話題を
お送りしています。
ぜひ科学技術館4階シンラドームへお越しください。

投稿者 ライブショーアシスタント : 3月11日 | 科学技術館ユニバース

2017年03月04日

3月4日@科学技術館

本日の科学ライブショー「ユニバース」は、野本知理(千葉大学)が案内役を務め、
平松正顕さん(国立天文台チリ観測所)をゲストにお迎えしてお送りしました。

今回は「分子の世界」から始まり、調味料を順番に紹介していきました。
今回は大人の方の回答が多かったようです。続く「恒星間飛行」では、
過去と未来の人が見る星空を時間を進めたり、恒星に飛んで行ったりして紹介しました。
「重力の不思議」では、太陽を消したり増やしたりとシミュレーションを行いました。
最後に「ゲストコーナー」を行い、ライブショーを終えました。

ゲストコーナーでは、平松正顕さん(国立天文台チリ観測所)をお招きし、
「標高5000mから探る宇宙:アルマ望遠鏡」という題目でお話しいただきました。
アルマ望遠鏡は南米のチリ北部の砂漠の中、標高5000mに位置している世界最大級の
電波望遠鏡群です。
周囲を砂漠に囲まれ、非常に天気が良く空気も澄んでいて観測に適した気候と
なっています。
ここへ行くためには、なんと日本からでは40時間、飛行機を2回乗り継ぐ必要が
あるんだそうです。
そんなアルマ望遠鏡は、直径10mのシンラドームほどの大きさがある、
7mと12mのパラボラアンテナを組み合わせることで観測を行っています。
観測を行うといっても、ただの写真を撮るだけではありません。
私たちが普段見る天体写真で暗黒星雲として真っ暗に見える部分は、
アルマ望遠鏡を使って電波で見てみると、電波を強く出していることがわかります。
また、アルマ望遠鏡は非常に視力が良く、その値はなんと最大6000。
東京から大阪にある一円玉を識別できるほどです。
これらの観測から、地球のような惑星がどのように誕生進化したのかや、
生命の起源となるアミノ酸などが宇宙に存在しているのかなどを日々調査しているのです。
代表的な成果として、生まれて100万年ほどの恒星のまわりの観測が挙げられます。
恒星のまわりの塵の円盤がはっきりと写し出され、同心円状の隙間が何本も入っていて、
明るい塵の帯と交互に並ぶ様子がまるでバームクーヘンのように見えているのです。
最新の成果では、年老いた星が噴出するガスの様子をとらえ、どのようにガスを出して
死んでいくのかを調べる足がかりを示しました。
今後も星の生死の過程を追うアルマ望遠鏡の成果にご期待ください。

科学ライブショー「ユニバース」では、毎週様々なゲストをお呼びして科学の話題を
お送りしています。
ぜひ科学技術館4階シンラドームへとお越しください。

投稿者 ライブショーアシスタント : 3月 4日 | 科学技術館ユニバース

2017年02月25日

2月25日@科学技術館

本日の科学ライブショー「ユニバース」は、矢治健太郎(国立天文台)が案内役を務め、
ゲストに高木俊暢さん((一財)日本宇宙フォーラム)をお迎えしてお送りしました。

まずは今週のホットな話題から。先日NASAが発表したのは、
太陽系から約40光年離れた場所に7つの地球サイズの惑星が見つかった!という驚きの
ニュースでした。そのうち3つは、海がある可能性があると言われており、地球外生命の
可能性も?ということでますます今後の研究に目が離せません。
では、わたしたちの太陽系にはどのような惑星があるでしょう?
「今日の太陽」と「太陽系の姿」のコーナー。太陽系の中心は太陽。「今日の太陽」の
画像では黒点がはっきりと見られましたね。その周りを回る水星、金星、地球、火星、
木星、土星、天王星、海王星。10年前に「惑星」ではなくなった冥王星についても紹介しました。

そして「本日の星空」のコーナーへ。19時の南の空にはオリオン座やおうし座をはじめとする
冬の星座を見ることができます。南の空の地平線付近にはカノープスも見られます。
冬は1等星が多いのが特徴的ですね。夜の22時頃の東の空には、木星も見られます。

続いて本日の「ゲストコーナー」。ゲストの高木さんに「赤外線で探る銀河」と題して
お話しいただきました。
赤外線天文衛星「あかり」は遠くの銀河のようすを赤外線によって観測しています。
銀河に近づいてよく見てみると、たくさんの星々や星雲を見ることができます。
ふだんわたしたちが見ているのは「可視光」と呼ばれる光。赤外線を利用すると、
どのような良いことがあるのでしょう?
赤外線には大きく分けて2つの利点があることを教えていただきました。
1つは、赤外線によって温度を見分けられることです。
例えば、可視光では缶コーヒーの温度を判断するのが難しいですが、赤外線で見ると
温度の違いを知ることができます。もうひとつは、隠されたものが見えるようになることです。
例えば、じゃんけんの手を黒の「覆い」で隠した状態のまま赤外線で見ると、どんな
手の形をしているのかがわかってしまうのです。
赤外線天文衛星「あかり」は金色の反射材により天体からでている赤外線をあつめます。
赤外線をあつめれば、星間ガスによって隠れていた銀河の一部を見ることができるのだそう。
あの有名なアンドロメダ銀河も、可視光で観測したものとはまた違った姿をしているのです。
人間では見えない光を利用して、銀河のさまざまな姿を見ることができるのはおもしろいですね!

科学ライブショー「ユニバース」では毎回様々なゲストをお呼びして科学の話題を
お送りしています。ぜひ科学技術館4階シンラドームへお越しください。

投稿者 ライブショーアシスタント : 2月25日 | 科学技術館ユニバース

2017年02月11日

2月11日@科学技術館

今日の科学ライブショー「ユニバース」は、“望遠鏡で星を見よう!”をテーマに、
案内役を大朝由美子(埼玉大学)が務め、ゲストに埼玉大学大学院教育学研究科の
柴田吉輝さんをお迎えし、「埼玉大学“SaCRA望遠鏡”が見た宇宙 〜私は縁の下の力持ち〜」
というタイトルでお話し頂きました。

SaCRA望遠鏡は、埼玉大学にある、鏡の口径が55cmの反射式望遠鏡で、柴田さんは
この望遠鏡を含めた、望遠鏡・観測装置の制御・自動観測システムの構築をされています。
望遠鏡を使用した天文学研究というと、研究者が望遠鏡を直接覗いて天体を
観測している姿を想像するかもしれません。
しかしながら、今日ではその姿はまったく異なります。
望遠鏡に検出器等のデジタル機器を搭載して観測を行っているのです。
遠く地球から離れた天体から届く光は、様々な波長の光が混ざっています。
この光を波長ごとに分けて、検出器で記録して解析することで、その天体の
物理的な特徴を探ります。
そのため、天文学者は観測中に直接望遠鏡を覗くことは無く、ほとんどコンピュータの画面
に映る観測結果を見ています。
さらに柴田さんは、埼玉大学の望遠鏡・観測装置を使って、自動観測を行うために、
天気の判断を行うシステムを構築しました。
私たちの目で見ることができる波長である可視光線での天体観測は、天候によって
その実施の可否が分かれます。
雲がでていればもちろん天体が見えませんし、雨が降っている場合や湿度が高い場合、
望遠鏡や観測装置が傷ついてしまう危険があります。
そのため、自動で天体観測を行うためには、コンピュータ上で、現在観測可能な
天気であるのかを判断して観測を行う必要があるのです。
他にも、天体観測を効率的に行うためのシステム・環境づくりを行っている柴田さんは、
まさに「縁の下の力持ち」です。

この他、今日のライブショーでは、
・望遠鏡で太陽を見ると、どのように見える
・今日の星空には、どんな天体がある?「本日の星空」
・米国ヤーキス天文台との中継で、撮られたばかりの天体を紹介「ライブ天体観測」
・望遠鏡で見た太陽系や銀河系、宇宙の果ての姿を、3Dで遊泳をしてみよう、
「太陽系の姿」「宇宙の果てへ」
などのコーナーをお送りしました。

科学ライブショー「ユニバース」では毎週様々なゲストをお呼びして科学の話題をお送り
しています。
土曜日の午後は、ぜひ科学技術館4階シンラドームへお越しください。

投稿者 ライブショーアシスタント : 2月11日 | 科学技術館ユニバース
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