科学ライブショー「ユニバース」は、科学技術館4階ユニバースと各地での出張実演の他にも、類似の催しとして各所で上演されることがあります。
土曜日午後の通常のライブショーの代わりに同様の講演やワークショップを行ったり、他の曜日に上演したりする際にも、スタッフが同じように作業をすることが多いです。
また、アシスタントを務めるちもんずが別のイベントのスタッフを担当したり、案内役が近い話題の講演をしたりもします。
今月以降の予定
予定は変更になることがあります。予めご了承下さい。
事前の申し込みについて詳しくは、それぞれの開催場所や主催団体にお問い合わせ下さい。
月日 |
催し・場所・時間・料金 |
申し込み・対象 |
ゲスト・講演者等 |
2021年 12/4(土) |
【ノーベル化学賞特番】
科学技術館 4F シンラドーム 時間:決定次第更新予定 |
当日10時よりシンラドーム前で整理券配布・ 対象は限定しませんが通常のライブショーより少し難易度は高くなります |
旭化成株式会社 研究・開発本部
研究開発センター 次世代蓄電戦略部
松岡直樹さん
リチウムイオン電池の開発とモバイルIT社会への貢献 |
2021年 12/4(土) |
【ノーベル化学賞特番】
科学技術館 4F シンラドーム 時間:決定次第更新予定 |
当日10時よりシンラドーム前で整理券配布・ 対象は限定しませんが通常のライブショーより少し難易度は高くなります |
学習院大学理学部・教授
秋山隆彦さん
有機触媒とはなにか?環境に優しい第3の触媒 |
生物は絶えず環境変化に対応しながら生きています。環境温度を感じることは体温維持や体に傷害をもたらす熱や冷刺激から逃れるために重要です。私たちの身体には温度を感じるセンサーが備わっていると考えられますが、その実体は長年の謎でした。本番組ではノーベル医学・生理学賞を受賞されたDavid Julius先生らのグループが唐辛子の辛み成分カプサイシンセンサーを発見し、さらにこの受容体が温度センサーでもあることを発見した研究について紹介し、これらの研究の意義についてお話しします。
眞鍋淑郎(まなべしゅくろう)博士が、2021年ノーベル物理学賞を受賞されました。今、地球の温度は、二酸化炭素などの増加によりどんどん上昇していっています。そして、将来の地球の温度を予測するために、世界のいろいろな研究機関で、気候モデルを使ってコンピュータシミュレーションが行われています。眞鍋博士は、そうした気候モデルの基礎を作り、また地球温暖化の基本的な原理を提唱されました。気候モデルとはどういうものなのか、どうやって地球温暖化のシミュレーションが行われているのかを、最新の研究結果も交えながら紹介します。
「リチウムイオン電池の開発」によって、米テキサス大学オースティン校のジョン・B・グッドイナフ教授、ニューヨーク州立大学ビンガムトン校のM・スタンリー・ウィッティンガム教授、旭化成の吉野彰名誉フェローの3氏に2019年ノーベル化学賞が授与されました。私たちの暮らしはいま、リチウムイオン電池なしでは成り立ちません。彼らが小型で長持ちする充電式の電池にたどりついた経緯をご紹介するとともに、リチウムイオン電池という夢の電池がモバイルIT機器の世界的な普及に貢献するまでの歴史を紐解きます。
右手と左手の関係にあるキラルな化合物は、匂いが異なったり、薬としての性質が異なる場合があります。そのため、一方の異性体を選択性よく合成することが必要です。これまで、キラルな化合物を合成するためには、パラジウムなどの金属錯体や、酵素などの生体触媒が用いられてきました。List博士およびMacMillan博士は、金属を含まない有機小分子が、境に優しい秀れた触媒として働くことを見出し、金属触媒、生体触媒に続く第3の触媒である「有機触媒」の有用性を明らかにしました。有機触媒は何か、また何に用いられるのか、最新の研究成果も交えて紹介します。
過去の実績
これまでに行われた関連イベントは、以下をご覧下さい。