10月28日@科学技術館

投稿者:

本日の科学ライブショー「ユニバース」では野本知理(千葉大学)が案内役を務めました。

まず最初に「分子の世界」のコーナーでは、主に調味料にかかわる分子を中心に、いくつかの分子を見ていきました。分子の味を聞くと、お子さまから大人の方まで幅広く活発に手を挙げていただき、いろいろな味を答えていただきました。また、分子動力学シミュレーションを使って、温度を上げ下げしたときの塩化ナトリウムの結晶の様子を観察しました。

次の「恒星間飛行」のコーナーでは、別の恒星から見た星空や時代を超えた時の星空の見え方を観察しました。ヒッパルコスとガイアという人工衛星が観測した星の距離や明るさなどのデータをもとに再現された星空で、ケンタウルス座のアルファ星やおうし座のアルデバランからの星空が、地球からみる星空とどのように違っているのかを皆様と一緒に確認しました。また、昔の人が見ていた星空を再現し、今の星空とどのように違っているのかを見ました。また、しし座のデネボラに光の速度の90%で移動したときは光行差の影響で天の川がリング状に見えてとても綺麗でした。

最後の「重力の不思議」のコーナーでは、太陽系にある天体の運動について3つのシミュレーションを行いました。地球の公転速度が速くなったらどうなるか、突然太陽が消えてしまったときに惑星はどうなるのか、逆に太陽が増えたら惑星はどうなるのかを実験しました。特に、太陽が7個に増えたときの太陽や惑星の複雑な運動にお客さまから驚きの声が上がっていました。

科学ライブショー「ユニバース」では毎回さまざまな科学の話題をお送りしています。
ぜひ科学技術館4階シンラドームへお越しください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です