7月13日@科学技術館

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本日の科学ライブショー「ユニバース」では平松正顕(国立天文台)が案内役を務めました。

初めの「本日の星空」コーナーは春と夏の星座の話題から始まりました。本日の20時頃西の空には、うしかい座のアークトゥルスとおとめ座のスピカ、しし座のデネボラをつないだ春の
大三角を見ることができます。また、南の空にはさそり座やいて座を見ることができ、その間には天の川もあります。他にも織姫座として知られること座のベガと彦星として知られる
わし座のアルタイル、そしてはくちょう座のデネブによって作られる夏の大三角も見ることができます。また、時間を進めて23時の夜空になると、先ほどの星座たちは西へ動いて見えます。
星座の他にも土星を見ることができます。土星には環がありますが、約15年に一度地球から環が見えにくくなってしまう時があります。これは、土星の傾きが変わっているからです。

次のコーナーでは、人工衛星についてご紹介しました。人工衛星は天気予報や通信などの目的のため、企業によって多く打ち上げられています。夜空を見上げると、人工衛星が夜空を通りすぎ
るのを見ることができるかもしれません。そんな人工衛星ですが、打ち上げられている数が多いため、天体観測へ影響を及ぼしているのも現状です。天文学者も人工衛星の重要性は
理解しているので、天文学者と人工衛星企業が協力して共存の道を探っています。

さらに次のコーナーでは、地球から宇宙へ飛び出し、太陽系や天の川銀河の紹介をしました。天の川銀河からさらに離れると、天の川銀河以外の多くの銀河が存在し、距離の近い銀河
どうしが衝突してしまうこともあります。ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡で観測された、衝突により形の歪んだ銀河画像をご紹介しました。

最後に天の川銀河の様子と宇宙の大規模構造の説明をして、地球に戻りました。

科学ライブショー「ユニバース」では毎回さまざまな科学の話題をお送りしています。
ぜひ科学技術館4階シンラドームへお越しください。

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