12月16日@科学技術館

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今日のライブショー、一回目のテーマは、自転と星座でした。
まず、「太陽系の姿」のコーナーでは、地球の自転軸の直線上に北極星があり、地球からだとあまり回転していない様に見えるのを確認しました。その後、金星にジャンプし、金星の自転軸の直線状には、北極星(こぐま座)ではなく、りゅう座があり、北極星はぐるぐる回転してしまっているのを見ました。
惑星を移動しただけで、星座の様子が変わってしまうのなら、恒星の間を移動したらどんな風になってしまうのかというのが、次の「恒星間飛行」のコーナーです。このコーナーでは、まず、太陽に一番近い恒星αケンタウリに行き、オリオン座の形が大きく歪んでしまう事がわかりました。そして、今度はオリオン座三ツ星の真ん中の星に行きました。もはやここでは、地球から見えていたような星座の形が、完全にぐちゃぐちゃになってしまいました。
ライブショー二回目のテーマは、重力。
「太陽系の姿」で、太陽に近い星ほど、公転が速くなっていることを見たあと、もし太陽がなくなったら、もし遠くから恒星が近づいてきたらといった、色々なシミュレーションを行い、重力がどのように働いているのかを確認しました。
次の、「銀河宇宙の世界」では、前のコーナでは、10個程度だった星をもっと沢山にしたらどうなるかという事を実験してみました。こういった計算は、本来は非常に大変なのですが、ユニバースには、重力を計算をする専用の計算機があり、高速に計算できます。本日は、この計算機を開発された方もいらっしゃっており、ホストの先生も、いつもより詳しく説明していました。
一回目と二回目共通の「ゲストコーナー」では、理化学研究所の小貫良行さんにお越しいただき、「素粒子のふしぎと科学の楽しさ」といったタイトルで、お話しして頂きました。ずっと昔は、全ての物は、火・水・土・空気で作られていると考えられていた様です。時代が過ぎるに従って、多くの原子が見つかり、実はそれらも陽子・中性子・電子から出来ていることがわかり、最近では、さらにそれらも沢山のクォークから出来ているという事がわかったそうです。そして、小貫さんは、アメリカのブルックヘブン研究所で、そういった非常に小さな物をを見るためのカメラを作る研究をされているといったお話しでした。