本日の科学ライブショー「ユニバース」は、矢治健太郎(国立天文台)が案内役を務め、
ゲストに安岡孝一さん(京都大学人文科学研究所)をお迎えしてお送りしました。
まず「太陽系の姿」から。水星、金星をはじめとする太陽系の惑星について、
それぞれの名前の由来などを説明しながら、順番に見ていきました。
木星では、その自転周期はどのくらいか?という3択クイズを出題し、大赤斑を目印に
実際に確かめました。
「100時間ほどなのでは」という解答に一番多くの票が集まりましたが、正解はいかに…?
さて、話題は最近の太陽へ。
実は、来る9月23日、太陽観測衛星「ひので」が打ち上げから10周年を迎えます。
10周年を記念して国立天文台が作成したムービーを紹介しました。
こちらは国立天文台の公式サイトから閲覧することができます。粒状斑やプロミネンスを
はじめとする太陽の様々なすがたを見ることができて面白いですよ!
ひので科学プロジェクト (国立天文台)
http://hinode.nao.ac.jp/
次に地球に降り立ち、「本日の星空」を解説。
南西の空には「火星」と「土星」が、南東の空には、満月にほど近い月が見えます。
おととい(15日)は中秋の名月でしたね。
東の空を見るとアンドロメダ座やペガスス座が表出しており、秋の訪れを匂わせています。
続いて本日の「ゲストコーナー」
安岡さんに、「文字と文字コードと電気通信」と題してお話しいただきました。
「文字コード」と聞いてピンと来ない方も多いかもしれません。
私たちが日常でパソコンや携帯電話を使用して送受信している文字は、「文字コード」
という信号が使用されているのです。
昨今では、文字をのせて通信するのが当たり前にも思えますが、どのようにして
文字コードの技術が発展してきたのでしょうか。
時は1860年ごろ。「モールス電信機」が登場しました。
当時は今で言う「ブザー音」のようなものがなく、「カチカチッ」と直接音を鳴らす
ことによって文字を指定したそうです。音を鳴らすタイミングの違いなどから、
複数種類の文字コードをつくりました。ただし、文字コードを理解している人どうし
でないと、通じ合うことができないという欠点があったそうです。
1910年には「遠隔タイプライター」が登場しました。
遠隔タイプライターはアルファベットの「A」を打てば相手に「A」として伝わる道具です。
送信者も受信者も「A」という文字だけを扱い、タイプライター自身が内部で「文字コード」
によりやりとりをしてくれるので、情報通信がだいぶ楽になりました。
その後「mz80k」というパソコンが登場し、パソコンで漢字が使えるようになりました。
そして1995年には携帯電話で「絵文字」の送受信ができるようになりました。
このとき既に、8000~9000文字に対応できる文字コードが完成していました。最新の
パソコンでは、10万もの文字に対応するような文字コードが使われているようです。
私たちが何気なく使っている文字コードでずが、その歴史はかなり奥が深そうですね。
科学ライブショー「ユニバース」では毎回様々なゲストをお呼びして科学の話題を
お送りしています。ぜひ科学技術館4階シンラドームへお越しください。