9月17日@科学技術館

投稿者:

本日の科学ライブショーではJAXAの亀谷和久が案内役を務め、
ゲストに東京大学生産技術研究所の石田忠氏をお迎えしお話し
していただきました。
はじめに、迫力ある立体映像をとおして地球から近い太陽系内の天体
紹介いたしました。続いて、重力シミュレーションソフトを
用いて、太陽が突然2つ増えたら、などの実際には起こり得ない
場合の実験を行いました。その後は、太陽系を離れ、はるか
彼方の銀河の世界をご覧いただきました。途中、肉眼で見える
最も遠い天体であるアンドロメダ銀河の画像も紹介しました。
「ゲストコーナー」では、東京大学の石田忠氏を迎え「原子サイズの
もの作り」と題してお話をしていただきました。全ての物体を
構成する粒子である「原子」は非常に小さいものであり、
「原子サイズのもの作り」は1mの10億分の1という小さなサイズの
世界で行われます。人間の体内にある細胞の大きさよりもずっと
小さな世界です。
少し難しそうな原子の世界ですが、ある食べ物に似ています。
それは「納豆」です。決して納豆があるわけではなく、その
ネバネバとした性質が原子の世界と似ているのです。例として
金塊同士を衝突させる実験映像を使用し、実際に粘り気がある
様子をご紹介いただきました。
今まで小さな世界のもの作りは、スーパーコンピュータの開発や
痛くない注射針の開発など、昔はSFのような世界だと
考えられていたことを実現してきました。近い将来、原子の
世界のもの作りは実現し世の中を大きく変えるでしょう。
今日お越しの小学生の皆さんも大きくなって是非研究してみてください。
科学ライブショーユニバースでは毎週様々な分野のゲストをお招きして
お話をしていただいています。みなさま是非一度足を運んでみてください。