11月19日@科学技術館

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本日の科学ライブショー「ユニバース」は、矢治健太郎(国立天文台)が案内役を務め、
ゲストに新吉高さん(日立製作所 研究開発グループ 制御イノベーションセンター)をお迎えして、
お送りしました。
本日のスタートは「太陽系の姿」のコーナーから。
惑星たちの紹介をしたあとは、国立天文台や太陽観測衛星「ひので」で撮影された3枚の
画像を見ながら最新の太陽について紹介しました。最近は活動があまり活発ではなく、
黒点はあまり写っていませんでした。ここで、国立天文台の今週の一枚に選ばれた写真を紹介。
なんと、太陽の表面に飛行機のシルエットが!このような画像は時々映るそうですが、
ここまできれいに映ることはなかなかありません。


20161115-solar-940.jpg
図:太陽面を横切る飛行機をとらえた(2016年11月15日)

続いてのコーナーは、「本日の星空」です。本日の夜20時まで時間を進めて、
星空の紹介をしました。秋の夜空は明るい星は少ないですが、星座にまつわる
面白い神話がたくさんあります。星がつくる物語を想像しながら、ぜひ星空を眺めてみてください。
最後は「ゲストコーナー」です。新さんに、「自動運転の眼 ~自動車とETロボコンを題材として~」
と題してお話いただきました。新さんはカメラを使って自動車をさらに便利にするための
研究をされているそうです。今回のお話のキーワード「自動運転」。自動運転とは、
人の代わりにコンピューターが自動で機械を動かす技術のことです。
実は飛行機やエレベーターなど色々なところで既に実現されています。
では、どうしてエレベーターでできるのに、自動車での実現は難しいのでしょうか。
それは、自動車運転には人とぶつかるなど不測の事態がつきものだからです。
そこで新さんたちは、様々なカメラを使って自動車が人と衝突しないよう研究を進めています。
自動車が安全に止まるようにするために2つのカメラを使って距離を測るステレオカメラや、
標識を認識するカメラ、さらには自動駐車のための白線を認識するカメラなどを使って
車の周りを見ることができるような技術の開発しているそうです。これらの技術は、
運転免許を持っている人なら誰でもできますし,高価なコンピューターを使えば実現できる
部分も増えてきています。しかし、自動運転車を製品として世に送り出すためには,
それをより速く安全かつ,安価なコンピューターで実現するための研究が必要なのです。
自動運転が実現するのは、2025年~2030年ごろだと言われていますが,もっと
早くなる可能性もあります。
次に、自動運転で重要なソフトウェアと制御の技術を競う大会「ETロボコン」について
紹介していただきました。
LEGOブロックでできたロボットに取り付けられたカラーセンサで、道を進んだり、
ブロックの色を見分けて運んだり、といったスピードと技術を競う大会です。
ETロボコンには高校生から社会人の方までたくさんの方が参加しています。
今回新さんが紹介してくださったのは、今年の全国大会でモデル審査三位に入賞した
高校生チームの動画です。リモコンによる操作ではなく、ロボット自身が考えて
動いているとは思えないほど正確な動きを見せていました。
自動運転技術の研究が進んで、自動車事故がなくなる未来がすぐそこまで来ています。
科学ライブショー「ユニバース」は、毎週土曜日に楽しい科学のお話を
お届けしています。科学技術館4階シンラドームへぜひお越しください。