12月23日@科学技術館

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本日の科学ライブショー「ユニバース」は今田 大皓(宇宙航空研究開発機構)が案内役を務め、ゲストとして松村知岳さん(東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構)を招き、お送りしました。

今回のライブショーでは最初に最近の宇宙科学のニュースをお届けしました。
今日10時26分にH2A 37号機が打ち上げられ、その動画を見ました。搭載された気候変動観測衛星「しきさい」と超低高度衛星技術試験機「つばめ」は無事にそれぞれの軌道に投入されたそうです。
2つ目に12月17日にソユーズで金井宇宙飛行士が宇宙に出発し、無事に19日に国際宇宙ステーション(ISS)に到着しました。東京からでも来週の早朝にISSを見るチャンスがあるので、少し早起きしてみて空を見上げてみましょう。http://kibo.tksc.jaxa.jp

今度は地球から飛び出し宇宙旅行です。太陽系の仲間を見て、星々の間をすり抜け、さらに銀河の間を飛行し、地球から見える最も遠い場所、いわば宇宙の果てまで行きました。普段、宇宙の果てからやってくる宇宙マイクロ波背景放射を研究されている松村さんに「ゲストコーナー」で「宇宙の始まりを観る」というタイトルでお話ししていただきました。
宇宙では、遠くのものをみるほど昔の姿を見ることになります。もっとも遠くからやってくる宇宙マイクロ波背景放射を観測すると、宇宙の始まりについていろいろなことがわかるそうです。
宇宙の始まり10の-38乗秒後にインフレーションという急激な宇宙膨張があったとするインフレーション仮説が現在唱えられています。2つのブラックホールが衝突したことで生まれた重力波を捉えたLIGOは今年ノーベル賞を受賞しました。インフレーションが存在すると、宇宙初期にも重力波が存在したと考えられています。
松村さんはインフレーションの痕跡が宇宙マイクロ波背景放射の中にないか、いろいろな観測方法で探しています。南極点で電波望遠鏡を使って観測したこともあるそうです。どうやって南極まで行くのかや、どのように生活しているか、どういう環境なのかお話ししていただきました。

最後に宇宙の果てから地球に戻り、今年のライブショーは終了しました。
来年もぜひ科学ライブショー「ユニバース」に遊びに来てください。

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