4月28日@科学技術館

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本日の科学ライブショー「ユニバース」は、伊藤哲也(国立天文台)が案内役を務め、国立天文台TMT推進室准教授の青木和光さんをゲストにお迎えしてお送りしました。

本日のライブショーは「本日の星空」のコーナーから始まり、夜8時の科学技術館の屋上から見える様々な星を紹介した後、「ライブ天体観測」のコーナーに移りました。アメリカのシカゴ郊外にあるヤーキス天文台とインターネット中継をつなぎ、ヤーキス天文台にて撮影された球状星団や、亜鈴状星雲、子持ち銀河の写真を見せてもらいました。

図:子持ち銀河

「太陽系の姿」のコーナーでは、宇宙へ飛び立ち、惑星や天の川銀河の説明をした後に、「ゲストコーナー」に移りました。
青木さんには「星の観測が解き明かす天の川銀河の成り立ち」というタイトルでお話をしていただきました。

渦巻銀河形成のシミュレーションの映像を見ながら、天の川銀河がどのように形作られたのかを分かりやすい説明とともに紹介していただきました。小さな星の集団が集まって大きな渦巻状の銀河になっていく様子が確認できました。

銀河の星ひとつひとつを調べることによって、その星の由来から、元になった小さな銀河を特定し、今の銀河がどのように誕生し、成長してきたのかを解明することができます。これを銀河考古学と呼びます。今年4月25日に我々の住む天の川銀河の中の10億個もの星の位置が精密測定されたデータが公開されました。これは2013年にヨーロッパ宇宙機関によって打ち上げられた、位置天文衛星Gaiaによって測定されたものです。このデータは天の川銀河の歴史をさらに詳しく紐解くのに役立ちそうです。
また、これまで20年近くをかけた天の川銀河中心の周りを星が回る様子の観測から、太陽の400万倍もの質量の巨大ブラックホールの存在が確認されています。口径30mの鏡を持つ次世代望遠鏡TMTが10年ほど先に観測を始めれば、この観測精度が格段に上がり、この銀河中心もさらに詳しく解明されるでしょう。

ゲストコーナーのあとは、宇宙から地球に戻って、最後に「国際宇宙ステーション」の紹介をしてライブショーを終えました。

科学ライブショー「ユニバース」では、毎週様々なゲストをお呼びして科学の話題をお送りしています。ぜひ科学技術館4階シンラドームへとお越しください。

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