5月5日@科学技術館

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本日の科学ライブショー「ユニバース」は、伊藤哲也(国立天文台)が案内役を務め、国立天文台チリ観測所特任研究員の泉奈都子さんをお迎えしてお送りしました。

今日のライブショーは「本日の星空」のコーナーからスタート。
20時の西の空にはオリオン座のベテルギウス、こいぬ座のプロキオン、おおいぬ座のシリウスを結んで冬の大三角。冬の星座はもうすぐ沈みそうです。
南の空に目を向けると、かに座やしし座といった春の星座が見えます。東の空にはひしゃくの形をした北斗七星、おとめ座、うしかい座などが見えています。星座だけでなく、東の空には木星、西の空には金星が見えます。

さて、地球から飛び出して 「太陽系の姿」のコーナー。
火星と木星の間には小惑星帯があります。今、その小惑星の1つである「リュウグウ」へと探査機「はやぶさ2」が向かっているところです。「リュウグウ」は先行機「はやぶさ」が探査した「イトカワ」とは異なる種類の小惑星で、小惑星に関する新たな研究成果が期待されます。
さらに太陽系を離れて天の川銀河の外まで行き、渦巻構造や暗黒帯を見ました。

続いて「ゲストコーナー」へ。「ゲストコーナー」では、泉奈都子さん(国立天文台チリ観測所特任研究員)をお迎えし、「お星さまがうまれるところを見てみよう」と題してお話しいただきました。
まずは、国立天文台チリ観測所がどんなところか?というお話から。
日本で一番高い山である富士山の標高は3776mですが、南米のチリには標高5000m以上の場所があります。このような標高の高い場所で研究のための望遠鏡による観測が行われています。
星がきらきらと瞬くのは見ていて「きれい」ですが、実はこれは空気の揺らぎによるもの。空気の薄い場所の方が星の光の瞬きが少なくなり、研究のための観測には良いのです。
星は生まれ、成長し、死んでいきます。よく耳にする「ブラックホール」や「超新星爆発」は星の死に関係するものです。泉さんは星がどのように生まれてくるのか?を研究されています。
望遠鏡にはいろいろな形のものがありますが、それぞれどんな波長の光をとらえるかが異なります。
例えば、ハワイのすばる望遠鏡では可視光と赤外線の一部、NASAのスピッツアー望遠鏡は赤外線、チリのASTE望遠鏡や野辺山の45m望遠鏡は電波で見る望遠鏡になります。
泉さんにはオリオン大星雲について、それぞれの波長で見た時の様子を出していただき、その違いを比べました。
赤外線はチリやガスを通り抜けることができるので、赤外線で見ればその向こう側にあるものが見えます。
このように望遠鏡を変えると見えるものが変わってくるので、様々な望遠鏡を用いて「お星さまの生まれるところ」を観測し、得られた情報をまとめています。

「ゲストコーナー」の後は宇宙の旅を再開し、138億年前のビッグバンの名残の宇宙背景放射までを確認しました。
宇宙の大規模構造を俯瞰して私たちの住む惑星、地球へと帰還すると地球の周りには国際宇宙ステーションの姿も。
今、日本の金井宇宙飛行士が国際宇宙ステーションに滞在していますね!今年の7月に宇宙ステーションから戻られるそうです。

科学ライブショー「ユニバース」では毎週土曜日に様々なゲストをお迎えしてお送りしています。
ぜひ科学技術館4階シンラドームへとお越しください。

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