4月6日@科学技術館

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本日の科学ライブショー「ユニバース」は、野本知理(千葉大学)が案内役を務め、葛飾区郷土と天文の博物館から新井達之さんをゲストにお迎えしてお送りしました。

新井さんには、「春の星空、そして宇宙」というタイトルでお話いただきました。

新井さんは葛飾区郷土と天文の博物館でプラネタリウムの番組制作や解説をされています。
まず最初にプラネタリウムの音楽の制作や、プログラミングなどプラネタリウムの番組制作の様子について紹介していただきました。
プラネタリウムは映画の装置ではなく、宇宙のシミュレーターである、という考え方でプラネタリウムの番組を作っているそうです。いろいろなデータを使って宇宙を感じることができるプラネタリウムの番組を目指しているのだそうです。

さらに、今日はシンラドームのデジタルプラネタリウムで星空解説もしていただきました。
本日21時の科学技術館の屋上から見える夜空の星々の紹介から始まり、時間を早送りしても位置がほとんど動かない北極星は北の方角の目印になる、というお話、日本で「夫婦星」と呼ばれる2つの星、うしかい座のアークトゥルスとおとめ座のスピカが、プラネタリウムの時間を6万年後まで進めるシミュレーションにてアークトゥルスがスピカにだんだん近づいていき並ぶ様子など、星の動きや空間の奥行きにまつわるお話をしてくださいました。

さらに、春の星座の方向は、天の川の方向とは大きく外れていますが、はるか遠い宇宙を見通すことができるとのことで、葛飾区のプラネタリウムで作った、地球から3億光年離れたかみのけ座銀河団や6000万光年離れたおとめ座銀河団の方向に飛んでいく映像を見せていただき、春の星空の奥行きを体験し、宇宙を感じることができました。

本日のライブショーでは上記のコーナーのほかに、「分子の世界」「重力の不思議」のコーナーをお送りしました。
「分子の世界」では、私たちの身の回りにある様々な分子の紹介や、温度に対して変化する食塩のイオンの動きの様子をシミュレーションにて説明を行い、「重力の不思議」では、ある日突然太陽系に太陽がたくさん出現したらどうなるか?などのシミュレーションを行いました。

科学ライブショー「ユニバース」では毎週様々なゲストをお招きして科学の話題をお送りしています。
ぜひ科学技術館4階シンラドームへお越しください。

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