11月25日@科学技術館

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本日の科学ライブショー「ユニバース」では、日下部展彦(アストロバイオロジーセンター)が案内役としてお送りしました。

まず、本日の星座について紹介しました。
本日の19時ごろの空には、月と木星と土星が見えました。ちょうど19時ごろに月が木星の真上に来るように見えます。
また、秋の星座として代表的であるペガスス座やアンドロメダ座、秋の星空の唯一の一等星であるフォーマルハウトなどをご紹介しました。
さらに、アンドロメダ座のところでは古代エチオピアのアンドロメダ姫にまつわる神話もご紹介しました。

次に、アストロバイオロジーセンターの研究成果を紹介しました。
火山活動の可能性がある地球サイズの太陽系外惑星を発見しました。
なんと、その惑星は、ハビタブルゾーン(生命居住可能領域)の内側ギリギリにあり、 状況によっては液体の状態の水が存在している可能性があります 。
もしかすると、この星にも生き物が存在するかもしれないと考えると夢が膨らみますね。

次にふたご座流星群についての話をしました。
ふたご座流星群は三大流星群の一つであり、ふたご座の付近に放射点があることからそう呼ばれています。
流星群を見るときは双眼鏡を使ったりせず、肉眼で見るのがおすすめです 。これは、双眼鏡などを使うと視野が狭くなってしまうため、肉眼で広い視野を確保しながら、観察した方が流星群を見ることが出来る確率が上がります。
また、流星群の観察には短くても15分以上、できれば一時間ほど観察すると複数の流星を見られる確率が高くなります。観察する際は体を冷やさないよう暖かい服装をした上で挑んでください。

さらに、地球から飛び出して、太陽系惑星の紹介をしました。
まずは太陽系の惑星について紹介し、距離の単位や惑星の定義についてお話ししました。
また、私たちが地上から見ている星座たちは、太陽系から飛び出して地球から離れた場所でどのように見えるのかを、実際にシミュレーションで確かめてみました。
その結果、太陽系が見渡せる程度離れたぐらいでは、星座の形は変動しませんでしたが、1000光年ほど離れると星座の形が完全に崩れてしまいました。
さらに遠く離れ、星座を構成する星たちはそれぞれ太陽系から異なった距離に位置していることと、星座を構成している主な星はおよそ2〜3000光年以内にあることが紹介されました。
最後に、宇宙の大規模構造をみてから地球に戻り、本日のユニバースを終了しました。

科学ライブショー「ユニバース」では毎回さまざまな科学の話題をお送りしています。
ぜひ科学技術館4階シンラドームへお越しください。

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