6月20日@科学技術館

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今日は梅雨の時期とは思えない晴天で、数日前の雷が鳴り響く雨が嘘だったと思うほど、暖かい陽気に包まれました。
「シンラドーム」でも外気温にも勝るほどの熱気に包まれて、科学ライブショー「ユニバース」が始まりました。
本日の「ゲストコーナー」は、第49次日本南極地域観測隊として約1年3ヵ月、南極にある昭和基地で越冬隊として参加された、鈴木秀彦氏(総合研究大学院大学国立極地研究所))に「南極の空~昭和基地におけるオーロラ観測」と題してお話をうかがいました。
東京から船と飛行機で片道2週間、距離にして14000km離れた南極大陸に、日本の昭和基地があります。昭和基地でのオーロラ観測には、5種類の超高感度全天カメラと2種類の分光光度計を備える、トップクラスの設備を誇ります。今日は特に、アイスランドと昭和基地で同時に観測された共役点オーロラと、高度約90kmで観測された大気重力波の話でした。昭和基地では、形がはっきりとしないディフューズオーロラは日常的に観測出来ますが、日本でも北海道の北端部では、赤い色のオーロラが見られることがあるそうです。
皆さんも昭和基地でオーロラを見ることに挑戦するのはいかがでしょうか?昭和基地の観測隊・越冬隊に参加したい人はまず自分の興味ある分野の達人になることが大切だそうです。
暑い日にオーロラの話を聞いて、ちょっぴり涼しさを感じた「ユニバース」でした。