12月17日@科学技術館

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日の入りが段々早くなりましたね。
もうすぐ冬至です。
本日は最新の天文ニュースを中心に、案内役、大朝由美子(埼玉大学)が
お送りしました。先週の皆既月食は皆さんご覧になられましたか?本日は
その皆既月食の写真を振り返りながら始まりました。
星を輝き方で大きく2種類に分けると、恒星・惑星となります。星の一生を
すばる望遠鏡などで捉えた最新画像と共に説明しました。冬の星空の
中にある、オリオン座・おうし座・ぎょしゃ座では星が誕生するところから
最期の姿までの一生をたどることができます。
次に太陽系の惑星や衛星を、地球外生命の観点から紹介していきました。
太陽系の外にも惑星はあると思いますか?最近ケプラー22bという
系外惑星が発見されました。このケプラー22bはケプラー22という
恒星の周りをまわる惑星で、地球の約2~3倍の大きさをしています。
また密度から、木星よりも地球に近い惑星であることが分かりました。
恒星からの距離も、地球とよく似ています。残念ながら、水などは
まだ発見されていませんが、これからの観測で見つかるかもしれません。
最後に、ハワイのすばる望遠鏡などで発見した遠方銀河のお話をしました。
このライブショーでは、皆様に137億光年の広がりをもつ宇宙をご覧
いただいていますが、今回発見された銀河は、実際に観測で姿を捉えた
最も遠い天体の一つ(129億光年)です。宇宙が誕生してまだ間もない
頃の銀河の姿が、この銀河から分かるかも知れません。
今後の研究成果が待ち遠しいですね。