3月22日@科学技術館

投稿者:

今年はアインシュタイン博士が相対性理論を発表してから100年経った年です。そのことを称え、2005年を世界物理年として定め、多くのところで様々なイベントが行われています。
科学技術館も21・22日と、『めざせ!未来のアインシュタイン ~研究者との出会いから学ぶ物理の最前線~』という春休みイベントを行いました。
多くの研究者の方が、ユニバースホールでご自分の研究分野のお話をされたのですが、「ヤーキース天文台の望遠鏡を使ってみよう」というタイトルで、ユニバースの生みの親でもある、理化学研究所の戎崎先生も講演されました。
月に2度行っている「ライブ天体観測」は大体10分くらいのコーナーなのですが、この日は30分と拡張版でお送りいたしました。
太陽系の姿」でいつも使っているプログラムで、「地球にはなぜ、昼と夜があるのか?」、「日本で昼間の時間に、星をみたくなったらどうすればいい?」といった、ヤーキス天文台で望遠鏡を使う意義を説明したあとに、Vivから送ってもらった天体写真を紹介しました。
いつもと流れは同じだったのですが、時間が長かったので、Vivに新しく撮った写真をショーの最中に送ってもらえたりすることができ、本当にライブ感あふれるショーとなりました。
また、月の満ち欠け方が他の国ではどのように見えるのかという話題にもなり、科学技術館の屋上から始まり、シンガポールやスウェーデンに降り立ちました。
場所によって月の傾き方が違うため、よく神話の絵本などで見られる、三日月にちょこんと座っている妖精といった絵はスウェーデンあたりで見た月がモデルになっているのでは? ということでした。日本で見える三日月ではちょこんと座る……というよりは寝そべってしまいますよね。

次にどんな話題をふられるのかがわからないので、アシスタントにとってはドキドキハラハラなショーだったのですが、色々なお話を聞くことができて、会場の皆様も満足していただけたのではないでしょうか。
図:左から日本・シンガポール・スウェーデンと、各地の三日月の様子を表示しています。