1月12日@科学技術館

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「ライブ天体観測」では、ヤーキス天文台にある望遠鏡について天文台のビビアンさんからテレビ電話で教えていただきました。また、ビビアンさんが撮影してくださったオリオン大星雲の写真をみなさんに見ていただきました。オリオン大星雲は、冬の代表的な星座であるオリオン座の三ツ星の下辺りにあるとても綺麗な星雲です。

「重力の不思議」では地球とアンドロメダ銀河の間に大きな質量を持つブラックホールがあると地球から見た銀河はどのように見えるのかお見せしました。本日の案内役の伊吹山さんの顔写真やお客さんの顔写真を使って、重力レンズがどのような効果を生むのかをコンピュータでシミュレーションしました。
本日はゲストとして慶應義塾大学の平野秀典さんにお越しいただき、タンパク質の働きについてお話していただきました。まず、電子顕微鏡による立体写真などで、髪の毛、大腸菌、インフルエンザウィルス、塩の分子といった小さな世界を見ていきました。タンパク質もとても小さな、肉眼では見ることの出来ないもので、原子がひものようにつながって立体的な構造をしています。このひもの形の違いによって、タンパク質の大きさや働きが違ってくるそうです。平野さんはそんなタンパク質がどのような形で、どんな働きをするのかをコンピュータでシミュレーションし研究しているそうです。
図:ヤーキス天文台から送られてきたオリオン座星雲