10月18日@科学技術館 特別展「日本のノーベル賞科学者展」講演会

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本日は通常上映の科学ライブショー「ユニバース」に代わって特別展「日本のノーベル賞科学者展」講演会を「シンラドーム」で行いました。今回、ノーベル物理学賞の対象となった研究分野に携わる現場の研究者の方に解説をいただきました。
初めに、理化学研究所仁科加速器研究センターの多田司先生に「素粒子と対称性-3人のノーベル賞研究-」と題して、主に南部陽一郎先生が提唱された「対称性のやぶれ」についてお話していただきました。素粒子物理学では真空が重要になります。その理由の基本的な部分を理解していただけたのではないでしょうか?
これらの理論が正しいことを証明するには実験的に確かめることが必要です。次に高エネルギー加速器研究機構の齊藤 直人先生に「J-PARCで探る物質の起源とノーベル物理学賞」と題して、素粒子研究にも使う加速器J-PARCの構造や実験の内容を解説頂きました。解説中では、実際の加速器を体感いただくためにJ-PARCを構成する加速器の一つ、J-PARC RCSという加速器を迫力あふれる全天周映像でご紹介しました。本映像は今夏「ユニバース」アシスタントのちもんずも撮影参加して撮影したものです。今回上映した加速器内部の動画は「ユニバース」他で公開していく予定ですのでお楽しみに!
そして、東京大学素粒子物理国際研究センターの駒宮幸男先生に「素粒子物理学の展開」と題して加速器の現状と将来について解説していただきました。現在話題になっているCERNのLHCは様々な国が参加して建設されました。現在、ILCと呼ばれる電子と陽電子を衝突させる加速器の建設の計画が進んでいるそうです。素粒子分野には証明が待たれている理論がいくつもあります。今後の発展が楽しみですね!