7月17日@科学技術館

投稿者:

段々と暑い日が続くようになりました。
本日の「ユニバース」では、案内役を野本知理(千葉大学)が務めました。
まず、身近なもの全てを構成している凄く小さな小さな世界の原子や分子の話から入りました。塩の結晶を一例に、温度を上げていくにつれて原子の運動が激しくなって、固体が
液体、気体へと変化していく様子を見ました。
次に、最初の話とは反対に大きな世界である太陽系の話をしました。太陽系がどんな星で構成されているかを紹介してから、太陽の引力・地球の進む速度についての説明をしました。もし太陽系から太陽がなくなったら?もし太陽系に太陽が二つあったら?地球の速度が今より遅く・速くなったら?などのさまざまなシミュレーションを行いました。
「ゲストコーナー」では、柳瀬亘先生(東京大学大気海洋研究所)をお招きし、「台風のふしぎ」についてお話しました。
台風は暖かい海と地球の自転によって生まれ、地域によって呼び名が異なります。太平洋の日本側では「台風」、アメリカの近海では「ハリケーン」、インド洋では「サイクロン」となるようです。
また、台風はの巻き方は北半球と南半球で異なり、北半球は反時計回り、南半球は時計回りに巻いていて、これには地球の自転が影響しているようです。
これからの夏、天気予報に台風が出てきたら、台風の巻き方などを確認してみてはかがでしょうか?