12月11日@科学技術館

投稿者:

本日のユニバースは半田利弘(東京大学)の案内でお送りしました。
1回目は「ライブ天体観測」を中心に行いました。
ヤーキス天文台のビビアンさんから、月、木星、オリオン大星雲などの画像が届き、それぞれの天体が宇宙のどこにあるのかを、シンラドーム内のコンピューター画像で確かめました。
それからさらに広い範囲を見渡してみると、銀河が網目のように配置されていることがわかります。この網目は粗さが十数億光年もあり、見つかった時には、天文学者全員がびっくりしたそうです。
2回目は宇宙の構造を太陽系から離れつつ、順に説明していきました。
「火星の次は?」の質問に会場からでた「小惑星」という回答に応えて、今回は小惑星について紹介がありました。
太陽系の天体は惑星8つだけではなく、たくさんの小惑星もあるんですね。
その太陽系ですが、例えば太陽を7cmとすると、地球までは7m50cm、冥王星までは300m離れています。300mというと、科学技術館から武道館くらい。さらに、太陽系に一番近い恒星のアルファ・ケンタウリまでは2000km。この距離は科学技術館がある東京から紫禁城がある中国の北京までと同じくらいなんです。想像を絶する距離ですね。(もっと詳しく知りたい方は「実感太陽系」をご覧ください。)
このように例えてみると、太陽系も含めて宇宙は想像以上にすかすかだということが分かります。