7月8日@科学技術館

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本日の科学ライブショー「ユニバース」は、日下部展彦が案内役を務めました。
最初の「本日の星空」のコーナーでは、今の時期、夕方に見ることができる惑星や夏の大三角、七夕について紹介しました。夕方、西の空に仲良く並んでいる惑星の名前を会場のみなさまに聞いたところ元気な答えが返ってきました。金星が欠けて見えている理由や火星に対抗しているといわれる星についても紹介しました。また、こと座のベガ、はくちょう座のデネブ、わし座のアルタイルを結んで描かれる夏の大三角についても確認しました。昨日は七夕であったため、天の川について確認しました。絵を見ながら、江戸時代の七夕祭りや、中国やベトナムなどアジア各国でのそれぞれの文化による七夕物語の内容の違いについても紹介しました。

次の「太陽系の姿」のコーナーでは、系外惑星とは何か、どのくらい発見されているのかについて紹介しました。織姫と呼ばれるベガという星にも系外惑星が存在している可能性があることを紹介しました。系外惑星は5000個以上存在しており、その存在は1995年に確認されました。2009年からケプラ宇宙望遠鏡で多くの系外惑星が観測され、ケプラー宇宙望遠鏡が系外惑星の発見に大いに貢献していたことも紹介しました。系外惑星が存在していることが確認されたことにより、アストロバイオロジーという他の学問にも影響を与えています。

最後の「宇宙の果てへ」のコーナーでは、地球や月の大きさや、地球から見えている月や太陽がリアルタイムではないもので、どのくらいのずれがあるのかを紹介しました。太陽系に含まれていた冥王星がなぜ太陽系から仲間外れにされたのかを宇宙の新たな発見とともに紹介しました。会場のみなさまに、地球から見る星座の形と冥王星から見る星座の形に違いはあるのかクイズを出しました。答えは実際にドームに映し出し、星座の形が崩れる距離を皆様の目で確認しました。また、天の川銀河や天の川の正体についても確認しました。宇宙の果てに行き、銀河団、宇宙の大規模構造までを確認したうえで、地球に戻ってきました。

科学ライブショー「ユニバース」では毎回様々な科学の話題をお送りしています。ぜひ科学技術館4階シンラドームへお越しください。

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