3月30日@科学技術館

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3月も末になり、もうすっかり春の星が空に浮かぶ季節となりました。
次第に暖かくなってきた夜空の向こうにはたくさんの天体があります。
本日のユニバースでは、そんな天体の紹介をしました。
3月に地球に近づいてきた天体と言ったら何でしょう?それは、彗星。
パンスターズ彗星という彗星を今の時期は観ることができます。
日没後の西の空の低いところや日の出前の東の空に、薄くぼんやりと
した彗星の姿を、双眼鏡などを使えば、よく見えるかもしれません。
もう二度と近付くことのない彗星なので、このパンスターズ彗星を
見るのは一生に一度のチャンスです。ぜひ日没後や日の出前に探して
みてください。
地球を飛び出せば、太陽系の仲間たちが宇宙空間に浮かんでいます。
地球を含む8つの惑星は時々刻々と少しずつ動いています。
この太陽系の中に太陽と同じ質量を持った星を加えてみたらどう
なるのでしょう?この惑星たちはぶつかるのでしょうか?
その答えは・・・皆さん想像してみてくださいね。
太陽系を離れると、夜空の星座たちを構成する恒星が近づいてきます。
一番近いのは、ケンタウルス座のα星。太陽系から4.3光年程しか
離れていない星です。ここまで太陽系から離れてくると、星座の形は
次第に崩れてきます。夜空の中には数えきれないほどの恒星があり、
次第に私たちのいる太陽系を含んだ天の川銀河が見えてきます。
お隣の銀河・アンドロメダ銀河やおとめ座銀河団など、たくさんの
銀河の中を通っていくと、次第に数え切れないほどの銀河が寄り
集まった宇宙の大規模構造を見ることができました。宇宙の大規模
構造はまだ観測出来ていない範囲がたくさんあります。
これからの研究でこの姿が全てわかるといいですね。