4月6日@科学技術館

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本日のライブショーは千葉大学の野本知理が案内役を務め、お送りしました。
はじめに「分子の世界」のコーナーでは、
分子の形からそれが何の分子なのかクイズ形式で出題しました。
水やエチルアルコール(お酒)といった身近な分子から、
酢酸やショ糖など調味料でお馴染みの分子などを
来てくださった方々に活発に答えていただきました。
また、食塩の分子を例に、温度を上げていくと分子が
どのような挙動をとるのかシミュレーションで見ていただきました。
この後は、1回目の上演では「太陽系の姿」のコーナーを、
2回目の上演では「恒星間飛行」のコーナーを上演しました。
太陽系の姿」のコーナーでは、惑星当てクイズを答えていただいた後、
もし地球の公転が速くなると、公転軌道を一周する時間はどうなるか、
また、太陽が無くなったり複数になると、太陽系の惑星はどのように
動くようになるかなどを紹介しました。
恒星間飛行」のコーナーでは、星座の形をテーマに、紀元前、白亜紀と
時の移り変わりとともに、オリオン座やシリウスなど私達の知っている
星座の形が、同じ形のままか、はたまた形が変わってしまうのか
という事を見ていただきました。
ゲストコーナー」では、国立天文台チリ観測所の小麥真也さんに
「アルマをつくる:電波天文学者の実際」というタイトルでお話して
いただきました。
日本の裏側、チリ観測所でALMA望遠鏡のプロジェクトに携わっている
小麥さんの仕事である、コミッショニングサイエンティスト(望遠鏡を
正しく使える状態にする)についてお話していただいた後、1兆分の1秒の
精度で調和する機械や、何十台にも及ぶ電波望遠鏡の連動など、
ALMA望遠鏡ならではの特徴を紹介していただきました。
世界中が協力して運用しているALMA望遠鏡の、これからの発見や成果に
今後も注目していきたいですね。
毎回ゲストや案内役、取り扱うテーマも変わりますので、シンラドームに
是非お越しください。