2月1日@科学技術館

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本日のユニバースは大朝由美子(埼玉大学)の案内役の下、
ゲストに三村和男さん(東海大学)をお迎えしてお届けしました。
埼玉大学で観測した、最近の元気な太陽の姿から始まりました。
そのまま時間を進めて夜空を眺めました。星座線を引っ張って
みると、星座に入っていない星がいますね。この時期は木星が
明るく輝いています。明け方には、夏の星座や火星、土星、
金星が見えます。にぎやかな冬の星座、明け方の惑星たちは
東京からでも見えるので、ぜひ眺めてみませんか。
火星探査機のオポチュニティは着陸してから10年になります。
10年もの間、地道に探査して、様々な成果がでていて、
すばらしいですね。
「ゲストコーナー」では、三村さんに「半球規模回転水槽実験」
というタイトルでお話していただきました。金星や木星の縞模様、
地球の雲の模様はそれぞれに違った独特な模様をしています。
その模様がなぜできるのかについて、回転する円筒形の水槽を
使って研究されているそうです。円筒形の壁で仕切られた水槽の
内側の底は惑星に見立てた半球形をしています。内側に冷たい
水(極)、外側に暖かい水(赤道)をいれて、水槽自体を毎分
数回転の速さで回転させると、偏西風や風の強いところ、弱い
ところが再現できます。しかも、水槽をまわすだけで風の強弱の
分布が複雑に動きます。この複雑な動きはゆっくり、中ぐらい、
速い動きの組み合わせで表されるそうです。この組み合わせ
次第で、異常気象の原因になることもあるそうです。三村さんは
この組み合わせがどのような条件でできるか調べていらっしゃいます。
簡単な水槽の装置でいろいろなことがわかることに驚きました。
最後に、太陽系を越えて宇宙の果てまで旅行しました。銀河の
すぐそばをすり抜けられるのは、ここユニバースだけです!
毎週いろいろな話題をお送りしています。ぜひ一度お越し下さい。