5月24日@科学技術館

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本日の科学ライブショー「ユニバース」は、亀谷和久(東京理科大学)を
案内役にお送りしました。
まず「太陽系の姿」と題して、専用メガネをかけていただき、迫力満点の
3Dシミュレーション映像で宇宙の様子をご覧いただきました。科学技術館
からの星空を再現し、北斗七星やうしかい座、おとめ座やさそり座など、
夏の星座も見ることができました。さらに太陽系を飛び出し、宇宙旅行
気分を楽しんでいただきました。
次に「ライブ天体観測」のコーナーでは、アメリカにあるヤーキス天文台の
ビビアンさんに、インターネットを介してリアルタイムでご出演いただき
ました。ライブショーをおこなう日本の14時過ぎは昼間ですが、地球の
反対側にあるアメリカは夜で天体観測ができる環境です。時差を利用し、
本日はきりん座流星群のもとになる彗星や、M51、M13など、撮影したての
最新画像を見ながら、解説していただきました。


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図:きりん座流星群のもとになるリニア彗星
m13.png
図:M13 球状星団
m51.png
図:M51 子持ち銀河

最後に「ゲストコーナー」では、潮田知彦さん(宇宙航空研究開発機構(JAXA)/
beyond) をお迎えし、「宇宙×芸術」をテーマにお話いただきました。
「宇宙」と「芸術」と聞くと意外な組み合わせに思われるかもしれませんが、
その歴史は長く、スプートニク1号が打ち上げられた1957年にも構想されて
いた芸術家の方がいたそうです。「重力が地球の100万分の1」「外が真空
状態」「宇宙放射線があり」「広大な規模を誇る」などの特徴を活かし、様々な
アーティストによって多くの作品が生み出されているとのことでした。本日の
講演では、「お地球見」「Spiral Top」「飛天」などの作品を紹介して
いただきました。より詳しい展示は、6月7日から8月31日の期間に東京都現代
美術館にて開催される「ミッション〔宇宙×芸術〕」にて見られるそうです。
興味のある方は、ぜひ美術館に足を運び見に行っていただければと思います。
科学ライブショー「ユニバース」では毎週さまざまなゲストを迎え、旬の科学
トピックスなどをテーマにお送りしています。ぜひお越しください。