8月12日@科学技術館

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今日の科学ライブショー「ユニバース」は、矢治健太郎(国立天文台)が案内役を務め、ゲストに国立天文台の林左絵子さんをお招きしてお送りしました。林さんは「ガラスの話  〜風鈴〜大望遠鏡の鏡〜」という題でお話をしてくださいました。
林さんは、国立天文台のTMT推進室(TMT: Thirty Meter Telescope30メートル望遠鏡)というところで大きな望遠鏡をつくるお仕事をされています。

私たちの身の回りには、窓、風鈴、コップなどいろいろなところにガラスが使われています。望遠鏡が宇宙からやってきた光を集めるための反射鏡にもガラスが使われています。ガラスには様々な性質があります。形が変わらないことや大きいものも作れること、取り扱いには気を付けなければならないことなどがあります。ほかにも、目的に合わせてかたさや丈夫さを変えたり、色を付けたりすることができます。日本がハワイで運用しているすばる望遠鏡の鏡にもガラスが使われています。望遠鏡の鏡には、つるつるに磨く加工がしやすいこと、変形をしないこと、反射する材料となじむことなどの性質が大切です。

温度が少し上がっても、ほとんど変形しないガラスを使って、今TMTという大きな望遠鏡作りが進行中です。TMTは国際プロジェクトで、実は日本のメーカーさんを含めた大勢の人たちが力を合わせて作っています。お客さんの中に大勢混じっている次の世代の人たちが、数年後にこの望遠鏡を使って新たな発見をしてほしいと、林さんは力を込めて述べていました。

今日は「ゲストコーナー」のほかに、「太陽系の姿」「本日の星空」「ライブ天体観測」「宇宙の果てへ」のコーナーをお送りしました。
「ライブ天体観測」では、ヤーキス天文台のエリックさんにM94渦巻銀河、ひまわり銀河と呼ばれることもあるM63、M5球状星団を紹介してもらいました。アメリカでは現地の日付で8月21日に皆既日食が見られます。エリックさんはなんと1600km車を飛ばして、皆既日食を見に行くそうです。うまく見えるといいですね。


図:M94

科学ライブショー「ユニバース」は毎週土曜日に科学技術館4階、シンラドームでお届けしています。毎週変わるいろいろな科学の話をお送りしています。迫力のある星たちをぜひご覧ください。

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