10月21日@科学技術館

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今日の科学ライブショー「ユニバース」は、亀谷和久(国立天文台)が案内役を務め、広島大学宇宙科学センターの内海洋輔さんをゲストにお迎えしてお送りしました。

今回、内海さんにはノーベル賞でも話題になった「重力波」、特に中性子星同士での衝突による重力波について解説していただきました。今までに観測された5つの重力波はブラックホール同士の衝突によるもので、それは光の発するこののない衝突です。しかし2017年8月17日に観測された重力波は、これまでもものとは異なり中性子星同士の衝突による光の発するものでした。これを世界中が手分けをして観測し、そこでは日本のIRSF望遠鏡、MOA-2望遠鏡、B&C望遠鏡、すばる望遠鏡も活躍しました。
今日はこの衝突によって観測された光が時間をかけてゆっくりと色を変えながら消えてゆく様子の写真や映像を見せていただきました。この観測から今まで謎だった金やプラチナなどの重元素がどのようにして生成されるかが明らかになりました。実際の観測データが今までの理論により予測されていた現象と一致していく様は驚きと感動にあふれたものだったそうです。

「ライブ天体観測」のコーナーでは米国シカゴのヤーキス天文台とビデオ通話をつないで、シカゴで撮影された天体の写真を見せていただきました。今日はヤーキス天文台のコリーさんとアダムさんに出演していただきました。コリーさんたちが見せてくれたのはリング状星雲(M57)、球状星団のM92、銀河のNGC7331です。リング状星雲は恒星が死にゆく際に放出したガスがリング状に見えるものです。球状星団は同世代の古い星たちが近い場所に密集しているものです。NGC7331は我々の住む天の川銀河の形によく似ているそうです。

図:リング状星雲

今日はその他にも「太陽系の姿」「宇宙の果てへ」「重力の不思議」をお送りしました。

11月4日からは2週間にわたり「ノーベル賞特別番組」を上映いたします。毎週様々なゲストをお呼びして楽しい科学の話題をお送りしている科学ライブショー「ユニバース」は、科学技術館4階シンラドームで上演しています。ぜひお越しください。

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