2月10日@科学技術館

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今日の科学ライブショー「ユニバース」は、矢治健太郎(国立天文台)が案内役を務め、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構量子ビーム科学研究部門の加道雅孝さんをゲストに迎えてお送りしました。

加道さんは量子科学研究開発機構で光について研究をされている方です。
本日はX線を用いた顕微鏡の話をしてくださいました。
理科の授業で使われている光学顕微鏡や、研究で使われている蛍光顕微鏡は可視光線を利用しているため細胞などを生きている状態で観察するすることができますが、内部のとても小さなものを観察することができません。
また、同様に研究で使われている電子顕微鏡はとても小さなものを観察することができますが、細胞などを生きている状態で観察することができません。
しかし、今回加道さんが紹介していただいたX線顕微鏡は細胞などを生きている状態のまま、内部のとても小さなものも観察することができます。
今回のお話で加道さんにはまず「光とは何なのか?」「X線とは何なのか?」など基本のことがらから丁寧に解説していただきました。
X線にはものを通り抜けやすい性質や波長が短いなどの性質があります。
現在ではこの技術を利用して天体の観測や医療現場でも利用されています。
また、X線顕微鏡で撮影した画像も見せていただき、同じものを蛍光顕微鏡で撮影した画像と比較しながら分かりやすく説明していただきました。
蛍光顕微鏡で撮影された細胞の写真ではおぼろげにミトコンドリアが写っていたものの、X線で撮影された細胞の写真ではミトコンドリアの構造まではっきりと写っていました。
生きたままの細胞の構造を観察できるようになったことで新たな発見が期待されています。

「ライブ天体観測」のコーナーではアメリカ・シカゴ郊外にあるヤーキス天文台とビデオ通話をつなぎ、ヤーキス天文台で撮影した写真を見せてもらいました。
天文台のドームから出演してくれたのはアダムさんたちです。
今回アダムさんたちには、超新星爆発のあとが見えるかに星雲、星々が生まれる場であるオリオン座星雲、散開星団であるプレアデス星団(すばる)の写真を見せていただきました。

図:オリオン座星雲

今日はこの他にも「太陽系の姿」「本日の星空」「宇宙の果てへ」をお送りしました。

毎週様々なゲストをお呼びして科学の話題をお送りしています。
初めての方も再びの方も、ぜひ科学技術館4階シンラドームにお越しください。

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