8月4日@科学技術館

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本日の科学ライブショー「ユニバース」は野本知理が案内役を務め、新潟大学から西亮一さんをゲストに迎えお送りしました。

「分子の世界」では、身近な調味料の分子の紹介から入りました。食塩の融解では、温度を上げ下げすると分子の動きが大きく変化することをお話ししていただきました。

「恒星間飛行」では、地球から見る星空とほかの恒星から見る星空は全く異なって見えるそうです。また、時代によって見える星空も異なって見えるそうです。

「重力の不思議」では、太陽を消滅したり増やしたりしたときに、太陽系の惑星の動きがどうなるのかをシミュレーションしました。

そして、最後の「ゲストコーナー」では、西さんに「目指せ!天の川銀河の詳細な立体地図作成」というタイトルでお話ししていただきました。
天の川として見える私たちの銀河系の中で、星までの距離が間違いなく測られているのは、太陽系の近く300光年程度のごく一部の範囲だけなのだそうです。
より広い範囲の星の距離を知るため、新世代位置天文観測機であるGaia(欧州宇宙機関(ESA))やJASMINE(日本)による観測計画が進んでいます。
このうち、欧州宇宙機関(ESA)のGaiaはすでに打ち上げられており、13億個以上の恒星が観測され、結果も順次公開されています。
2022年に予定されている最終結果では、天の川の中心を超える距離(約3万光年)までの詳細な立体地図ができあがることになっています。
一方Gaiaには、およそ6等星より明るい星がよく観測できないという弱点があり、日本のNano-JASMINEが明るい星の位置を補うことになっています。
また、天の川の中心付近は光が吸収されてGaiaではよく見えませんが、JASMINEシリーズの小型JASMINEは赤外線によってその領域を観測することができます。

これらの観測機による精密観測で、天の川の立体構造、そしてブラックホールや暗黒物質など直接見えない部分も含めた天の川の本当の姿を知るというのが目標だそうです。
今後の成果が楽しみですね。

科学ライブショー「ユニバース」では毎週様々なゲストをお呼びして科学の話題をお送りしています。
ぜひ科学技術館4階シンラドームへお越しください。

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