11月3日@科学技術館

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本日の科学ライブショー「ユニバース」は、矢治健太郎(自然科学研究機構 核融合科学研究所)が案内役を務め、お送りしました。

まず最初は「太陽系の姿」
太陽系の8つの惑星と小惑星帯、そして冥王星がふくまれる太陽系外縁天体を宇宙空間から見ていきました。太陽系の惑星、木星には六十数個の衛星がありますが、その中の1つであるエウロパの表面の温度分布をアルマ望遠鏡が電波で観測したと最近発表されました。実は、今週はこの発表以外にも天文ニュースが盛りだくさん。太陽系外惑星を観測してきたケプラー宇宙望遠鏡の運用が終了し、また従来「ハッブルの法則」と呼ばれていた宇宙膨張の法則名を「ハッブル‐ルメートルの法則」と呼ぶことを推奨すると国際天文学連合が発表されました。

そして「本日の星空」についての説明。夏や冬の星座は一般に広く知られていますが、秋の星座はなかなか知られていません。この時期はやぎ座やうお座、みずがめ座、そして秋の星座の中で唯一の1等星であるフォーマルハウトを持つみなみのうお座を見ることができます。またギリシャ神話に出てくるペガスス座やアンドロメダ座なども夜空に広がっています。もし機会があれば秋の空をながめてみてください。

今回の「ゲストコーナー」では、セルフゲストとして矢治健太郎先生に「最近の太陽のごきげんは?」というタイトルでお話ししていただきました。
最近、太陽黒点があまり観測されないそうです。そもそも黒点とは周りの部分よりも温度が低いことによって黒く見える部分のことで、1600年代にガリレオらによって見つけられました。このころは望遠鏡を使って星の観測が始められており、ガリレオ以外にも黒点を見つけた人はいましたが、当時は「太陽=完璧な天体」とされていたため、黒く映っているものは地球上の気象現象が重なったためであり、太陽に黒点があるとは考えられていませんでした。しかしながらガリレオが黒点を追って観測したところ、周期的に動くことや、太陽のふちに近づいていくつれてゆがんで見えることから太陽の表面に黒点が太陽の表面の現象であることがわかったそうです。この黒点の数は太陽活動の11年周期に合わせて増えたり減ったりしますが、ちょうど今の段階は黒点が全く見られなくなる極小期に差し掛かっている時期なのではないか、と考えられています。
また、太陽に関係する内容として昨年アメリカであった皆既日食のお話がありました。日本で皆既日食を観測できるのは2035年9月2日と少し先になってしまいますが、部分日食は来年の1月6日、8時43分~11時36分に観ることができます。直接太陽を見ることは危険なので、日食グラスなどを用いてください。部分日食当日は天気が良いといいですね。

最後は「宇宙の果てへ」です。地球の外に飛び出し、天の川銀河や他の銀河を通り過ぎ、そして遠く遠く宇宙の果てまで飛んでいき宇宙の大規模構造を見てから地球に戻りました。

科学ライブショー「ユニバース」では毎週様々なゲストをお呼びして科学の話題をお送りしています。
ぜひ科学技術館4階シンラドームへお越しください。

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