6月15日@科学技術館

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本日の科学ライブショー「ユニバース」は、伊藤哲也(国立天文台)が案内役を務め、ゲストに藤原英明さん(国立天文台ハワイ観測所)をお迎えしてお送りしました。

まず「本日の星空」のコーナーから始め、本日20時に見える星空を見ていきました。しし座やおとめ座、月、木星などを見た後に宇宙へ飛び出し、地球の姿を見ました。その中で太平洋に位置するハワイの島々を確認して、ゲストコーナーへ移りました。

「ゲストコーナー」
では、そのハワイで観測をされている藤原英明さんに、「20周年を迎えたすばる望遠鏡へご案内」と題して現地で撮影した全天周の画像や動画とともにお話しいただきました。すばる望遠鏡はハワイのマウナケアという標高4200mの山の頂上にあります。ドームの高さは14階建てのビルに匹敵するほど大きいですが、実際に観測するときには人の体温・振動などが影響してしまうので立ち入ることはできません。望遠鏡ドームの隣の建物のコントロールルームから、時には東京・三鷹にある国立天文台本部とも連携して観測を行うそうです。
その後、実際に夜のマウナケア山頂で撮影した星空を見せていただきました。日本で見ることができるオリオン座や北斗七星だけでなく、みなみじゅうじ座といったハワイならではの星座も見ることができました。撮影したものを重ねた画像では、北極星を中心に星が動いている様子が分かりました。
今年で20周年を迎えたすばる望遠鏡ですが、まだまだ進化し続けています。「すばる望遠鏡の新たな眼」として、2014年から共同利用観測を開始したHSCというカメラでは、宇宙のより広い範囲を、より鮮明に観測することができるそうです。その成果の一つとして、超新星の観測があげられます。理論上、超新星爆発は一つの銀河あたり30年から40年に1回観測されますが、このHSCではその広視野を活かして多くの銀河を観測し、半年でなんと約1800個の超新星爆発を観測することに成功したそうです。
これからのすばる望遠鏡の活躍も楽しみですね!

ゲストコーナーの後は「太陽系の姿」
のコーナー。ここでは太陽系にある惑星などを紹介しました。
また、小惑星の一つであるリュウグウの紹介をし、小惑星探査機「はやぶさ2」が生成した人工クレーターを画像で確認しました。リュウグウへの2回目のタッチダウンが6月27日に計画されており、これでクレーター部分に表れた小惑星内部の砂粒を採取して地球に持ち帰ることができれば、太陽系の形成史の研究がまた新たに進みそうです。

次に、「銀河宇宙の世界」のコーナーでは太陽系が含まれる天の川銀河の様子を確認した後、周囲にも多くの銀河があることを見ました。その中の銀河の一つ、M87の中心で観測された、はじめてのブラックホールの画像についても紹介しました。その後、宇宙の大規模構造や宇宙背景放射を見て、地球へ戻りました。

そして最後に「国際宇宙ステーション」
のコーナーへ。
地球のすぐ近くに位置する国際宇宙ステーションISSは各国が作った設備で成り立っていますが、その中には日本が作った実験棟「きぼう」もあります。それだけでなく、現在は7人の日本人の宇宙飛行士が現役で活動をしています。今後の予定では、2019年末から野口宇宙飛行士が、2020年5月から星出宇宙飛行士がISSに滞在の予定で、特に星出さんはISSの船長も務めることになっています。

科学ライブショー「ユニバース」では毎週様々なゲストをお呼びして科学の話題をお送りしています。
ぜひ科学技術館4階シンラドームへお越しください。

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