6月22日@科学技術館

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今日の科学ライブショー「ユニバース」は、矢治健太郎(核融合科学研究所)が案内役を務め、ゲストに笠田竜太さん(東北大学金属材料研究所)をお迎えしてお送りしました。

笠田竜太さんには「太陽をとじこめるイレモノをつくる? 地上の太陽「核融合炉」のおはなし」というタイトルでお話をしていただきました。
太陽は内部で水素同士が核融合反応をすることで膨大なエネルギーを放出しています。
この核融合反応を地上で実現させるのが核融合炉と呼ばれるもので、未来のエネルギー源として期待されています。
そして現在、核融合炉を実現させるためにフランス南部にてITER(イーター)という名前の核融合実験施設が建設中です。
核融合炉で取り出されるエネルギー量はとても大きく、核融合炉内の中心温度はなんと1億℃にもなるそうです。
そんな高エネルギーの核融合炉を閉じ込めるイレモノを作る金属の研究をしているのが笠田さんです。

1億℃にもなるプラズマを閉じ込めるためにはまず超電導磁石を用いた強力な磁場のカゴでプラズマを覆います。
そして磁場のカゴを通り抜けてくるイオンをタングステンの壁ではね返し、さらに通り抜けてくる中性子を鉄の壁で受け止めてエネルギーを取り出します。
これらの壁を作るためには高温の中でも高い強度を発揮できる金属が必要です。
その中でもODS合金と呼ばれるものは600℃という環境の中でも極めて高い強度を発揮することができるそうです。
核融合炉は2050年頃の実用化を目指しているようです。実用化が楽しみですね。

今日はそのほかにも「太陽系の姿」
「本日の星空」「宇宙の果てへ」のコーナーをお送りしました。
科学ライブショー「ユニバース」では毎週様々なゲストをお呼びして科学の話題をお送りしています。
ぜひ科学技術館4階シンラドームへお越しください。

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