8月20日@科学技術館

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本日の科学ライブショー「ユニバース」では、日下部 展彦(アストロバイオロジーセンター)が案内役を務めました。

まず、アストロバイオロジーセンター(ABC)の紹介をしました。ABCには、系外惑星探査プロジェクト室、アストロバイオロジー装置開発室、宇宙生命探査プロジェクト室の3つのプロジェクト室があり日々研究、開発に励んでいます。今回はABCの太陽系外惑星の研究について紹介しました。太陽系外惑星とは、太陽系以外の恒星の周りを公転する惑星です。1995年にペガスス座51番星で最初の系外惑星が発見されてから現在までに5000個以上見つかっています。ABCは高精度の赤外線分光装置IRDを用いた観測で低温、低質量の赤色矮星から系外惑星を発見しました。この系外惑星「ロス508b」は中心の「ロス508」を楕円軌道で周回し、その軌道の半分ほどが液体の水が存在しうるハビタブルゾーンと呼ばれる領域の中にあると推定されています。今後、次世代望遠鏡における生命探査観測がますます進むと期待されます。

「本日の星空」のコーナーでは、みなさんと一緒に星座探しをしました。夏の大三角を構成する、こと座のベガ、わし座のアルタイル、そしてはくちょう座のデネブから北極星を見つける方法を紹介しました。秋の四辺形からも北極星を探すことができます。昔から人々は星座を思い浮かべてきましたが、88星座が正式に定義されたのは今から100年前と比較的最近です。そんな星座も地球を飛び出し宇宙に出て100光年もいくと形は崩れてしまいます。宇宙の広さを皆さんと実感することができました。そのまま遠ざかっていき、宇宙の大規模構造を見ました。銀河の多い場所と少ない場所があり、これは宇宙初期のわずかな密度のゆらぎによるもので、この密度のゆらぎは宇宙背景放射として観測されます。

科学ライブショー「ユニバース」では毎回さまざまな科学の話題をお送りしています。ぜひ科学技術館4階シンラドームへお越しください。

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