11月26日@科学技術館

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本日のユニバースでは伊藤哲也(国立天文台)を案内役とし
て、ゲストには豊田太郎さん(東京大学大学院総合文化研
究科広域科学専攻)をお迎えしてお送りしました。
「太陽系の姿」では、東京から見える夜空をご覧頂
いた後、地球の外へと飛び出してみました。太陽系の内側
から外側へと惑星を順に巡り、宇宙の果てまで散歩をして
地球まで再び戻ってきました。
ところで、太陽と地球はどの位大きさが違うのでしょうか?
「実感太陽系」ではゴムボールを太陽に見立てると
太陽系がどれぐらいの大きさになるか紹介しています。
予想外の結果に会場にどよめきが起こりました。宇宙の
大きさを実感できます。
本日の「ゲストコーナー」は「細胞のように増える物質、細胞
のように動く物質をつくる」というテーマでお送りしまし
た。生命、細胞とは何なのでしょうか?
一年前アメリカにて、細胞からDNAを抜き取り、替わりに
人工のDNAをいれた細胞が誕生したそうです。そして、その細胞を
増殖させる実験が行われ、成功しました。これだけでも驚き
なのですが、本日お越し頂いた豊田さんの所属している研究チームでは
細菌の中身をそのままに、細胞膜を人工の膜に替えたり、
人工の膜そのものを増殖させたりする実験をし、成功しました。
また別の人工膜では、中身のない膜であるのにアメーバの
ように動いてしまいます。現在、豊田さんはそれの増殖の研究に
取り組んでいます。
生命体ではないのに増殖したり運動したりしてしまうなんて
不思議ですよね。このまま人工多細胞なども作れてしまうの
でしょうか!?今後の人工細胞の研究に期待です。
最後に、宇宙ステーションについて紹介しました。宇宙
ステーションは東京からも見ることができます。見える
日時はこちらから調べることができます。
こうして本日のユニバースは終演となりました。