8月29日@科学技術館

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夏休み最後の土曜日、暑い中多くの人が科学ライブショーに来てくださいました。
本日は「太陽系の姿」、「銀河宇宙の世界」、「ゲストコーナー」の3本立てです。
「太陽系の姿」では、宇宙に飛び出して惑星の読み上げ、間違い探し、地球の公転周期をクイズにしました。また、冥王星と太陽系外縁天体の紹介もしました。
「銀河宇宙の世界」では太陽系を離れて天の川銀河、アンドロメダ銀河、M51を画像を用いて説明して、最後に宇宙大規模構造について紹介しました。
「ゲストコーナー」では、先週に引き続き、小檜山賢二先生 (慶應義塾大学 名誉教授)をお招きして「Micro Presence – 昆虫 ミクロ・リアリズム」をお送りしました。
このコーナーでは、世界各地の様々なゾウムシの非常に精細な画像や、カミキリムシが空を飛ぶ様子の立体映像等を紹介しました。
カミキリムシに関わらず甲虫類は4枚の羽を持っていますが、2枚は羽が硬い為に、軟らかい2枚の羽を用いて飛んでいます。実物のカミキリムシの動きをコンピュータで計算して、立体映像に動きを付けているそうです。
また、CTスキャンを用いて外側を壊さずに、エゴの実の内部で成長していくエゴヒゲナガゾウムシを観察する手法も紹介しました。
このように科学ライブショー「ユニバース」では、非常に大きな宇宙の話からすごく小さな昆虫のミクロの世界まで幅広く紹介しております。
今まで知らなかった世界に出会うことが出来るのではないでしょうか。
本日の案内役は半田利弘先生(東京大学)でした。

図1.ホウセキゾウムシ(画像提供:Micro Archiving Project)

図2.空を飛ぶカミキリムシ(画像提供:Micro Archiving Project)

図3.エゴの実内部のエゴヒゲナガゾウムシ(画像提供:Micro Archiving Project)