8月29日@科学技術館

投稿者:

本日の科学ライブショー「ユニバース」は片岡 龍峰(国立極地研究所)が
案内役を務め、ゲストに糸屋 覚さん((公財)日本科学技術振興財団公益施設
開発部 プレアデスグループ)にお越し頂き、「オーロラ特番」と
題して上演いたしました。
まず、2010年から3年間撮影したオーロラをシンラドームならではの全天映像で
ご覧いただきました。
年を重ねていくごとにオーロラがダイナミックになっているのがよくわかりました。
これは、2010年から現在にかけて太陽の活動が活発になっていることで
オーロラも活発になっているのだそうです。
その後、今度は3Dでのオーロラ映像をお楽しみいただきました。
オーロラを立体化することで、どの高度でオーロラが発生しているか
が逆算してわかります。
オーロラの仕組みについてみなさんと学んだところで、宇宙から地球の地磁気を
眺め、そのまま宇宙の果てまで冒険しました。
そして本日の「ゲストコーナー」へ。
ゲストの糸屋覚さんには、
「高解像度撮影による全天周オーロラ映像を見てみよう!」という
タイトルでお話しいただきました。
糸屋さんは昨年5台のカメラで全天を撮影する「ハウル」を製作。
これを使って全天周の映像を撮影し、今年2月に国立極地研究所に
「世界初高解像度(8K)のオーロラ撮影に成功」を発表しました。
この発表の後、さらに改良した「マキビシ」を製作、そして3月には
アラスカまで撮影に行き、とても活発なオーロラを、その場の大自然の
風景もまるごと高解像度で、オーロラの動きがなめらかに観察できるほど
連続的に撮影することに成功しました。
今回、ドームには地平線までの映像が映し出されました。
過去10年で最大の磁気嵐が撮影前日に発生した影響もあり、とても
ダイナミックで、これまでになく美しいオーロラ映像がドームいっぱいに
広がりました。
この全天周のオーロラ映像は以下のURLで検索すると自由に動かして
見回したり、映像ファイルをダウンロードしたりできます。
http://www.kagura-dome.jp/resource.html
迫力のあるオーロラ映像をぜひおうちでもお楽しみください!
科学ライブショー「ユニバース」では毎週土曜日に様々なゲストをお招きし、
サイエンスにまつわる話題をお届けしています。
ぜひ、科学技術館4Fシンラドームにお越し下さい。