7月23日@科学技術館

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今日のユニバースは、学校の夏休みに入ったということでたくさんのお客様がいらっしゃいました。
ライブ天体観測」では、ヤーキス天文台にいるビビアンさんに国際電話越しに出演していただきました。ヤーキス天文台で最近撮影されたM51やテンペル第一彗星の画像を紹介しました。最近撮影されたM51の画像と以前に撮影されたM51の画像を比較するという間違い探しをしたのですが、最近撮影したM51の画像には、近頃出現した明るい超新星がうつっているということでした。テンペル第一彗星は、最近ディープインパクトという衛星が、インパクターを衝突させて内部の物質を探るということで話題になった彗星です。
太陽系の姿」では、太陽がなくなったらどうなってしまうのか、太陽ほどの大きさの星が太陽系の外からやってきたらどうなってしまうのか、といったことを調べてみたり、太陽に近づいてみて、太陽が動いていることをシミュレーション上で見ました。会場の皆様は太陽が動いてるということにとても驚かれているようでした。
ゲストコーナー」では、東京大学の成田憲保さんにお越しいただき、「もうひとつの地球探しをしよう」というタイトルで太陽系外惑星についてのお話をしていただきました。
太陽系以外の恒星に惑星があるかどうかを探すということなのですが、1995年にペガスス座51番星という星にはじめて惑星があることがわかりました。その惑星は、木星のような巨大なガス惑星だと考えられ、恒星のまわりを一周する時間(公転周期、地球の1年に当たる)も、4.2日と私達の地球とは、かなり違うものでした。
今現在までにも160個ほどの太陽系外惑星が見つかっているのですが、木星のようなガス惑星ばかりで、地球のように生命がいそうな惑星はまだ発見されていません。こうした惑星探しは天文学の中でも新しい分野となるそうです。太陽系外の地球型惑星を観測する目的で、10年後くらいから色々な探査衛星が打ち上げられる計画があるとのことなので、会場の子ども達の中からも今日のお話に興味をもって研究者になる人が出てくるといいなと思います。