本日は矢治健太郎(国立天文台)案内のもと、上演しました。11月後半となり寒い季節に
なりましたが、今、太陽が活発に活動しているのをご存知でしょうか?10月後半に現れた
黒点はとても大きく、地球66個分にもなります。この大きさの黒点が現れるのは約24年
ぶりのことで、11月になってもその黒点を確認することができました。
夜になると太陽にかわり、たくさんの星が輝き始めます。この時期に見える秋の星座は
明るい星は少ないですが、神話の話とともに見てみると楽しめます。そんな神話の話を
まじえながら、本日の星空を紹介しました。
そして、本日はアメリカのシカゴにあるヤーキス天文台のマイクさんとSkypeでつなぎ、
「ライブ天体観測」を行いました。今日はヤーキス天文台もあいにくの天気でしたが、
事前に撮っていただいた、M33やM43、馬頭星雲などを解説していただきました。
図:M33
図:M43
図:馬頭星雲
最後に、「ゲストコーナー」では松本直記さん(慶應義塾高等学校・国立天文台)に
「チリのアルマ望遠鏡に行ってきた」と題してお話していただきました。アルマ望遠鏡は
チリの標高5000mの場所にありますが、なぜでしょう?それは空気が少なく、水蒸気が
少ないからです。つまり、電波観測の邪魔になるものが少ないのですね。また、標高
5000mと高い場所ですが、土地が平らに広がっていて大きな望遠鏡をたくさん置く
のに適していたのも理由の一つだそうです。日本からアルマ望遠鏡にたどり着くのに
約3日もかかったそうですがたどり着くまでを画像や動画、全天周の画像を使って
わかりやすく説明していただきました。最後にはチリとペルーの全天周の動画を
見せていただき、普段は見ることが出来ない南半球の星空にみなさん興味津々
でした。
科学ライブショー「ユニバース」では毎週新しい話を取り入れています。寒さが
厳しくなりますが、ホットな話題を聞きに足を運んでいただけるとうれしいです。