11月12日@科学技術館

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先週に引き続き今週も混雑することがなく、落ち着いた雰囲気の中でのライブショーとなりました。
太陽系の姿」では惑星当てクイズや、探査機「はやぶさ」を降下させることで話題になっている小惑星「イトカワ」についてのお話などをしました。
ライブ天体観測」ではヤーキス天文台でビビアンさんに撮ってもらった天体写真を紹介する、という内容だったのですが、ヤーキス天文台の屋上にライブカメラを設置して、インターネット越しにライブカメラを操作することができるようになりました。そのため、今現在のヤーキスはどのような星空がみえているのかなどを知ることができ、よりライブ天体観測感が高まったのではないでしょうか。会場の皆様にも好評でした。
ゲストコーナー」では国立天文台の花岡庸一郎さんに「太陽の素顔」というタイトルでお話をしていただきました。
地上を照らしてくれる太陽は、普通に見ると眩しくて詳しく知ることはできませんが、世界最高分解能のスウェーデンの望遠鏡を使うことによって太陽の表面の活動の様子をよく知ることができたり、皆既日食というチャンスを使ってコロナの様子を知ることができるそうです。
黒点にも磁力が働いており、N極とS極が存在していることも説明してくださいました。
天文学者というと、夜に望遠鏡を使って研究をするというのがイメージにありますが、日中にしか観測することができない天体もあるということを知って会場の皆さんも驚いていたのではないでしょうか。
次に日本で皆既日食が見られるのは2009年と2035年だそうです。国内で美しく荘厳なコロナを見るチャンスなので、覚えておくと楽しいかもしれません。